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Go Johnny Go Go Go Go!! ~本物の笑いとイケメンは国境を超える~

開かずの扉状態の英語圏コメディ。しかし、「面白いヤツは人気者=カッコいい」という法則は万国共通。コメディアンにはイケメンが沢山いるのです!ここでは、日本ではほぼ知られていない‘イケメン’コメディアンを紹介します。
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やはり(85%)信頼できるのは、このサイト!毎年恒例!英国ベストコメディを讃えるChortle Awards 2013発表!


もはや、ウエブコンテンツの時代ではないでしょうか。余計なしがらみや大きな力が一番影響低い場所、という意味でのことです。
先日、UKコメディを取り扱うメディアとしてめきめき成長しているChortle.co.uk主催のChortle Awards 2013が行われました。
個人の趣味はおいておいて(汗)、比較的世相を反映した正しいアワードだと思います! これです。みなさん、他のUKコメディアワードに惑わされず、こちらをご参考にしてください。

受賞結果は以下のとおり。

Best newcomer with ALCATEL ONE TOUCH
Lucy Beaumont 
AVALON所属の新鋭女性芸人さんです。ちょこちょこ見てますが、概ね賛成です。

Breakthrough act with Impressive PR
Dr Brown
エディンバラフリンジでも賞をとってました。
Channel 4でのネタをチロっと見て以来、ワテクシが食わず嫌いをしたのですが、2冠するとは、きっとチェックするのが良いんだと思います。

Club comic
Tony Law
あくまで個人的には、当たり前の受賞です。
エディンバラでの私の盲目的な絶賛ぶりは こちら
プレゼンターだったGoodiesのBill Oddieに”なぜコイツが受賞なのかまったくわからねえ”的態度をとられた受賞の様子はこちら。(爆)



Best compere

Susan Calman
うむ。いいんじゃないでしょうか。Compare (MC)ですし。

Character or sketch act
Pappy’s

どちらかというと必然的に本ブログに顔を出さるをえない感じで何度も顔を出している3人組です。
メンバーの1人マシュークロスビーの紹介はしたことがあります。


Music or variety act
The Boy With Tape On His Face

この2−3年ほど、ずっとフリンジをわかせています。
フリンジでも賞をとっています。何の文句もありません。


Best show
Tony Law: Maximum Nonsense

トニーちゃん、2冠です!

Best tour
Stewart Lee: Carpet Remnant World

こちらを訪れてくださる方はいやというほどきかされているあの方です。
過去記事は全部ポストオルタナ芸人のカテゴリーをご連絡ください。
ちなみにこのショーのべた褒めした私の感想はこちらです

Best DVD
Fist Of Fun Series 2

180%青春時代なので、激しく同意です。
Kevin Eldonのキャラで、私が一番気に入っている(というか、これで永遠の愛に落ちた)Simon Quinlankがたっぷり堪能できます。もったいなさすぎて、人には教えたくないくらいなので、はっきりいって、リンクははりません。


TV Award
The Thick Of It

The Thick of IT カテゴリーをご覧下さい。

Radio Award
John Finnemore’s Souvenir Programme

あ〜(汗)すみません、聞いてないです(汗)まったくの盲点でした。が、この方、日本ではいつのまにかめっちゃ馴染みがあるのでは?はい、そうです。Cabin Pressureの作家さんです。(おバッチさんが出てるアレです。)

Internet Award
Richard Herring’s Leicester Square Theatre Podcast
私がこれに激しく同意するのは、当たり前です。
しかし、やはり正直色々UKコメディの情報が頭にインプットされているのが前提で楽しめるのではないか、、、という気もしなくはない、昨今です。。。

Award for innovation
Louis CK for cutting out the middle man

あ、この方はアメリカンの方なんですね。すいません(汗)追いきれてないです。。。すみません。

Offstage contribution
Tommy Sheppard from The Stand and Glasgow International Comedy Festival
この方、もう今やUKで一番かっちょいいコメディクラブといって過言ではないかと思われるThe Standのオーナーさんです。Glasgow International Comedy Festivalも動かしているのは、知りませんでした(汗)
エディンバラとグラスゴーはある意味はりあっており、The Stand Comedy ClubはGlasgowが本拠地だったと思うので、エディンバラにハコを持ちながらGlasgow のコメディシーンを盛り上げようというのは、ちょっと意図が見えるきがします。。。

Lifetime achievement
Ray Galton & Alan Simpson

身悶えする渋さです。Tony Hancock やStepsoe and Sonの作家さんたちにスポットをあて、讃えています。
なんとハリー・エンフィールドがプレゼンターとして、身悶えしながらぶるぶるしながら、お迎えしています。


Venue awards
London: Purpose-built venue - The Comedy Store
London club - 99 Club Leicester Square
The South - Brighton Komedia
Midlands and The East - Birmingham Glee
West and Wales - Bath Komedia
The North - XS Malarkey
Scotland – The Pleasance

注目のハコですね。
どれもいいんじゃないでしょうか。いや、The Northだけようわからんけど!(汗)

以上でございます!
[ 2013/03/27 08:53 ] 未分類 | TB(0) | CM(0)

やっぱりベテラン芸人のトークは期待を裏切らないですよね☆Richard Herring Edinburgh Fringe



ロンドンでさんざん、超有名芸人/コメディクリエイターをゲストに夢のゴールデンアワーズを繰り広げているリチャード・ヘーリング/Richard HerringのPodcastシリーズは、フェスティバル期間中のため、場所を移動して続行中。

richard_herring_lst_podcast_0109_300.jpg

http://www.comedy.co.uk/podcasts/richard_herring_lst_podcast/

ほらね、クイーンから勲章をもらってる英国コメディの神様とアイリッシュ・コメディと言えばのリネハン氏を同時にゲストにブッキングですから。(汗

「エディンバラではゲストのレベルが落ちるけど。。。」だそうです(爆。どうしてこの人の毒舌は毒舌に聞こえず、許してしまえるんだろう、と不思議でしょうがないのです。

 本日はオーストラリア出身のコメディアンヌであり、かつて同居人(同棲じゃないです。フラット・メイト/同居人です)していたというサラ・ケンダルをむかえてのポッドキャストに言って参りました。

http://www.edfringe.com/whats-on/comedy/richard-herring-s-edinburgh-fringe-podcast

ちなみにサラ・ケンダルはこちら
http://www.edfringe.com/whats-on/comedy/sarah-kendall-get-up-stand-up

sarah-kendall-get-up-stand-up_25349.jpg

とても美しいコメディアンヌさんです。喋り方かなり男っぽいけど(笑い

トーク内容は

今年のエディンバラはどのようなトレンドになるか?
俺ってフェミニストだぜ的な話。
ゲスト・サラ・ケンダルとのあれこれ。

が主。

ちょこちょことカットしてあるものの、ほぼその様子をお楽しみできるポッドキャストはこちらです。

http://www.richardherring.com/fringe_podcast/

感想: 
学生時代からこの人のしゃべりが大好きで、何かって言うとは聞いてる。
リッチーの独特のしゃべりのリズムが、慣れてしまっている。
リッチーだからこそ、Stewart Leeの批判がめちゃめちゃ面白く感じる。(彼だからこそ、Stewart Leeをけなすことがジョークになる、というヘンなトリックはあるのです)
周囲の芸人さんのことも、BBCとの関係も、もちろんネタできいてる本人自身の話もわかってるから、
リッチーが話すことはすべて面白い。。。

というわけで、私には、この地球上で一番面白いトークショーはリッチーのポッドキャストだと思っていますが、自分の独断と偏見っぷりが酷いというのもわかっています、、、(汗)

ぜひポッドキャストをきいて楽しんでください。


[ 2012/08/03 10:02 ] Edinburgh Fringe | TB(0) | CM(0)

お待たせしました(多分)みなさま気になってる「ディクテーター」鑑賞日記です。☆ Sasha Baron Cohen "The Dictator"

みなさまこんにちは。

英国発のお笑いなら、オレのもの! とばかりに(需要もないのに →ココ、ポイント)我がモノ顔でツバつけまくるコメディ部です。(*そういえば男性部員入部(祝)につき、女子の枕詞が消えました)


みなさまが、興味津々の。。。例の。。。映画観ました。。。 

ディクテーター 身元不明でニューヨーク



9月7日より、TOHOシネマズ 六本木ヒルズほか全国順次公開

ご存知「ボラット」のサーシャ・バロン・コーエンが、「ボラット」「Curb your Enthusiasm /ラリーのミッドライフ☆クライシス」の監督ラリー・チャールズと組んで、本腰入れて作りました映画。配給会社も財布全開でプロモーションにお金をかけている今年一番プロモにお金のかかったコメディ映画ではないかとも思います。

映画「ボラット」「ラリーの。。。」は大変大変高く評価すべきシロモノなため、今回の「ディクテイター」も大変高い期待をよせてしまいがちです。


以下、あらすじと感想です。日本公式サイトはこちらですが、えええっっっと。。。
日本の宣伝会社の方、ご、ご苦労様です(大汗)・・・

この公式サイトをご覧になってウキウキしているみなさまをスポイルしないために、しっかりすべてタタミマス。。。

英コメディ専門ウェブ・マガジンChortle.co.ukによる2012年コメディ・アワード受賞者発表


昨年もお伝えしましたChortleのアワード。早いもので、今年の発表になってしまいました!!(驚)
今年の受賞者を見ていると、stewart leeがピークに乗りすぎちゃった感がよくでた受賞結果です。
Stewが受賞しているだけでなく、
元相方のRichard Herring、そして、Stewが一目おき、尊敬する(→滅多にないです)Simon Munneryもそれぞれ受賞しております。
その他、どのノミネート者、受賞者も納得ですね。好みの差はありますが、英国コメディを追いかける上で非常に信頼できる情報ソースだと思います。

それでは、以下、受賞者と、プチ説明と、感想です。



●BEST NEWCOMER: Patrick Cahill
Nominees: Mark Cooper-Jones, Mark Stephenson, Matt Rees

新人アクト部門では、すでに方々の著名新人発掘アワードでファイナルに勝ち残っている若者たちが名を連ね、結果的に2011年のBBC New Comedy Awardのファイナルの人が受賞してます。彼が、たしかに一番イロが出ているような気がします。
 しかし、最近の若手のスタンダップはStewart Leeの影響をモロかぶり……(涙)。Cambridge Footlightsの正統派に憧れ、その道を行く、というのと違って、一過性のトレンドに乗っかっちゃってる感が拭えないのです。Patrick Cahillはその点で、違っていたので、納得だな~と。
それと、Mark Cooper-Jonesは、コントは見たことあるけど、スタンダップ見たことないから、彼もStewの影響受けちゃってるのか、よくわかんないですが、コントはオルタナ・コメディ系でした。

●BREAKTHROUGH ACT: Tony Law
Nominees: Adam Riches, Humphrey Ker, Sam Simmons

今年注目浴びた芸人さん賞。Tony Lawはたしかにやたら注目されてました。ラッセル・ハワード君のGood Newsにも出たりしてたみたいですね。私は5分くらいのセットしか見てないんですが、ゴーカイでした。今のトレンドがボゾボゾ喋るだから(笑)よかったです。
Adam Richesは、2011年のエディンバラで賞をとった芸人さん。
残りも、この2年で一番注目だぞ、ともてはやされていたコメディグループThe Penny Dreadfulsがそれぞれピンになって動いているので、はい。納得のノミネートです。

●CLUB COMIC: Alun Cochrane
Nominees: Adam Bloom, Dana Alexander, Hal Cruttenden, Michael Fabbri
アランがとって、よかったです。そろそろ、彼にスポットライトがあたってもいいんじゃないか。というところまで実力と認知度をあげてきましたよね。よかったです。
その他の人たち、コメディクラブ体験したい、っていうときの参考にしていただければ、と思います。

●COMPERE: Susan Calman
Nominees: Jimmy McGhie, Ray Peacock, Toby Hadoke
MC賞ですね。今年女性芸人のノミネートが2人だけだったんですって。だから、とっても批判されてたみたいなんですけど(汗)その非難の声を小さくするためもあるのでしょうか? Susan Calman見たことないですが、よく名前は聞きます。はい。この4人の中だったら、かわいいのはジミー君ですよね。。。(→ そういう見方でいいのかよ)

●CHARACTER OR SKETCH ACT: Idiots of Ants
Nominees: Adam Riches, Beta Males, Humphrey Ker

う~ん、これは今さら? な受賞な気がします。でも、たしかに、まだ元the Penny Dreadfulsたちにはあげられないかもしれません、Adam richesもあげてもしょーもないかもしれないです。。。


●BEST SHOW: Tim Key: Masterslut
Nominees: Bring Me The Head Of Adam Riches, Doug Stanhope, Sam Simmons: Meanwhile
いやもう、いいんじゃないですかね。Tim Keyは何回受賞しても(爆)だって、面白いもん!

●BEST TOUR: Dylan Moran: Yeah, Yeah
Nominees: Dave Gorman's Powerpoint Presentation, Jerry Seinfeld European tour, Mark Thomas: Walking The Wall, Stephen Merchant: Hello Ladies
いやああああ、まさかのディラン・モランでした! (注:あのショーン・オブ・ザ・デッドで内蔵もみくちゃで食べられる人です。Black Bookの人です)もう、有名人のスタンダップは、お金稼ぎのためくらいに思ってたので(→酷いにもほどがある)いまさらながら、この評価で、スタンダップ芸人としてのディランのかっこよさをかみしめてます。はい、どんなネタか、みたいと思います。

●TV AWARD: Charlie Brooker
Nominees: Fresh Meat, Sorry I've Got No Head, Stewart Lee's Comedy Vehicle
テレビ賞ですね。はい、納得です。

●RADIO AWARD: Infinite Monkey Cage
Nominees: Danny Baker, John Finnemore's Souvenir Programme, Party
ええええっ!(怒)Partyです。絶対Partyがよかったです!!(→詳しくはバスデンのカテゴリーを……)
とはいうものの、この「Infinite Monkey Cage」って久しぶりにでた科学ネタのコメディで、とても人気になったんですよね。しょうがないっちゃ、しょうがないですよね……。

●INTERNET AWARD:Richard Herring
Nominees: Business Mouse, Do The Right Thing podcast, Fast Show (Fosters revival)


今年もとりましたか……。そうですね。ここでくらいは、ぜひ彼を賞賛していただきたいものですね。

●BEST STAND-UP DVD: Stewart Lee's Comedy Vehicle Series 2
Nominees: Dylan Moran: Yeah, Yeah, Greg Davies: Firing Cheeseballs At A Dog, Tim Minchin And The Heritage Orchestra Live At The Albert Hall

もう、持ち上げなくてもいいよ感が……(→彼の面白さを壊しちゃうから。。。汗)


●VENUE AWARDS:
Comedy Store (London, purpose-built); 99 Club Leicester Square (London club); Komedia Brighton (The South); Komedia Bath (Wales and the West); Glee Birmingham (Midlands and the East); XS Malarkey (The North); The Pleasance (Scotland)
私はThe Stand Comedy Club(Edinburgh)が好きです!

●AWARD FOR INNOVATION: Simon Munnery for La Concepta
Nominees: Sanderson Jones for comedysale.com, Set List, The Wrestling
どれもとってもおかしくない、特別イベント企画ばかりが、ならんでしまってます。
フリンジとか期間限定で、1回しかやらないというものもあるので、私どれも観れてないのですが、
サイモンのフランス料理屋をいきなりどこかでやりはじめる、っていうモノと
芸人同士でレスリングやるThe Wrestlingはどうしても見たいです。

●OFFSTAGE CONTRIBUTION: Mick Perrin
彼はJust for Laughを通じ、カナダのモントリオールで開かれるコメディフェスをはじめ様々なイベント、コメディサーキットといった”笑いの世界を作る場所”を提供している人です。

●OUTSTANDING CONTRIBUTION TO COMEDY: John Lloyd
コメディ作家さんですね。QIとかも書いてた人です。

[ 2012/03/21 23:19 ] 未分類 | TB(0) | CM(4)

過激と言われる英国の笑いがいかに思慮深く、細やかな分析と冷静な判断によって作られているかについて☆Richard Herring's Objective


Tom Basden (BBC Radio 4)

う~~~~~~~~ん、かっこよすぎる
(注:本ブログでのバスデンさんフィーバーは、最低年末いっぱい続きます。ご了承ください)

さて、Mark Watson's Live Address to the Nationにて公開されたバスデンさんの写真を充分な時間愛でたところで、今日ご紹介するのは 現在BBC4radio Extraにて大フィーバー放送中の

Richard Herring's Objective のシリーズ2 です。
(あれ? 汗)
Richard Herring in the BBC Radio Theatre

(richard herringについては、ポストオルタナ芸人カテゴリーにかなり沢山あります。今年のエディンバラ・フリンジフェスティバルでも、わたくし個人的にイチオシのショーでした。)

これはリッチーが、毎回世間が眉にしわを寄せるようなネタについて、徹底研究するというもので、第1シリーズは(ヒトラーを連想させる)ちょびヒゲ、フーディ(パーカーのフードかぶってる若者)、イングランドの旗(あのスコットランドとかと合体してないやつです)といったネタだったんですが、

先日始まった第2シリーズでは、第1話=Golliwog(あの黒人のお人形ちゃんです)、第2話=車椅子、第3話=三面記事。。。

完全に、「差別」を意識したネタのセレクションでございます!(爆)
以前リッキー・ジャーヴェイス(&ファン)との間で一悶着あったとき、リッチーは、こういうネタを取り扱うならば、非常に客観的かつ冷静な判断が必要と言っておりましたが、それがどういうことかをデモンストレーションしてあげてるかのような番組になっております。

第2話の車椅子に関しては、自らリッキー・ジャーヴェイス(&ファン)に随分叩かれた、という話を持ち出してますから、完全に意識してますわな。エッジなんだとかいいながら、実際やってるのはretardやmong、gayという言葉を使ったオチづくりに走る笑いを、”チープだ”と言い切ってくれてます。

 オチも、おちょくる対象を「軽卒に言動する人」からずらさないので、不快な笑いにもならない。特にリッチーが車椅子の女性芸人さんにさんざん突っ込まれているあたり。笑いやすいし、ききやすいです。

別に中傷英語を使ってもいいのですが、使っている人を笑うのか、中傷英語自体を笑うのか。後者の場合、私は笑えないですね、やっぱり。

そんなわけで、ぜひ、一度リッチーのラジオ番組をきいてください。


ちなみに番組の構成は、昔からのLee & Herringファンにとっては非常に懐かしい(かつての自分のパクリをやったりしているので 汗)ものになっていましたね。。。

 ちなみにリッチーの笑いの世界は彼のウエブサイトにこれでもか、とアップされていますので、ぜひハマってみてください。

コメディと差別とリッキー・ジャーヴェイスについて。


ヘッピリ腰でお気楽主義なので、
普段はこういう話題は避けるタイプなのですが、
今回はリッキー・ジャーヴェイス・Ricky Gervais の(他の芸人に比べての)日本での認知度の高さと
彼がツイッター上でやってる“笑い”(彼曰く)と
ガーディアン紙にまで書かれるほどの大騒ぎにまで発展していることから、
”英国のコメディは差別的笑いが多い”というイメージが助長されかねないと思い、ちょっとだけ書くことにしました。

注:以下はリッキー・ジャーヴェイスをディフェンスするものではなく、イギリスのコメディをディフェンスするものです。そんなわけで、リッキーの大ファンの方には、あまり気持ちのいい記事ではないと思いますので、ご了承願います。(アイドルじゃないんだから、大丈夫かと思いますが 笑。しかし、欧米には盲目的にリッキー・ジャーヴェイスを崇拝するファンが異常に多く、その光景はかつて(今も? 汗)モリッシーのファンベースを思い起こさせます。。。)


前からリッキー・ジャーヴェイスはあまり気持ちのよい笑いを繰り広げる芸人さんではなく、
差別的な発言や、人が触れて欲しくない部分やフィジカルな欠点をネタにするタイプです。(bullying comedyって感じですかね 汗)
しかしながら、それが笑いとして成立していたのは
例えば”笑いの対象”がそんな発言や言動をしてしまうthe officeのキャラクター「デイヴィッド・ブレント」だったり、
360度公衆の面前でゴシップ記事にされている超セレブだったりしたからです。

今回の問題沙汰は、40万以上ものフォロワーのいるリッキーがツイッター上で、”MONG”という言葉をつかって人をおちょくり、フォロワーにもこの言葉を使うように指示したことにあります。
(すみません、ワタクシはリッキーをフォローしていないので、キャプチャーができておりません)

この言葉は、ダウン症の方に対する蔑称です。
使ってはいけない言葉として一般的には認識されています。
ただ、最近の若者の間では、ドラッグやアルコールででろんでろんに酔っぱらった人に対してこの言葉を使うらしく(私は若者ではないし、差別的な使い方以外できいたことがないですが)
リッキーはこの言葉の使用に関して、”ダウン症の方に対する差別的発言ではない、idiotなどと同じ意味合いで使っているだけだ”と主張しています。("ie I never use the word Mong to mean anything to do with Downs Syndrome. Just like I never use the word cunt to female genitalia." とツイートしていたそうな。)


 しかしながら、彼がmongといいながら添付する写真や、フォロワーがmongと呼ぶ対象は明らかにダウン症の方なんですね。
 
"Ricky Gervais... seems to have spent the first couple of weeks mainly posting pictures of himself pulling the kind of faces that school children pull to parody the disabled and calling people "mongs"." (Richard Herringのブログより)
 
で、このリチャードのブログを読んだリッキーのフォロワーが
"Who the hell is Richard Herring? I'd call him a mong, but I don't want to insult mongs!! :-)”とツイートし、リッキーがRT。40万人のフォロワーがこの言葉を使い、読み、笑い、リッキーがRTをするということが繰り返されているのです。
 リチャードに対するツイートで証明されているように
 最初のmongと後のmongは使っている対象が違うことをおわかりいただければ、この事態がどれだけとんでもないことか、おわかりいただけるかと。


差別的使用からはじまり、一般的に別の意味で使われるようになってきた言葉はいくつかあり、
例えば”gay”とか、今は、可愛いとか女の子らしいとかいう意味で使っていたり。
でもやっぱりほとんどが使い方に気をつけないといけない言葉ばかりです。

往々にしてイギリスのコメディ内で、差別的な言葉を発するときは、その言葉が持つ差別的意味や対象に対して笑うのではなく、その言葉を発した人の一般的常識のなさを笑う。
または、(スタンダップなどの狭い空間で)芸人と客の間で”あ・うん”の呼吸が伝わっているという場合だと思います。

リッキーが本人”リッキー・ジャーヴェイス”として発している以上、
ツイッターという”誰も”が読める場所は相応しいものではない。
彼のやっていることに対して、かなりの人が反応し、やめるよう、求めています。
the GuardianChortleでのブログ記事もみな批判的です。

というわけで、イギリスのコメディは攻撃的で差別的なものが多いとか、思わないでもらえるとうれしいです。。。

[ 2011/10/21 13:52 ] 'the office' matter | TB(0) | CM(2)

今年のエディンバラコメディ大賞受賞者は? ☆2011 Edinburgh Fringe Festival

先日お伝えした2011年のEdinburgh Comedy Awardの受賞者が発表になりました。


Adam Riches

ariches.jpg BestComedyShow.jpg


でございました。



え~~~っと。

しつこいようですが、このブログは独断と偏見に満ちあふれた、褒めるものしか書かないブログです。

ので、

おめでとうございます。


<個人的な感想>


昔は、受賞者は誰か? ノミネートは誰か? それを、予想し、当てるのがとてもとても楽しみでした。
ここ数年は、ノミネートされることはないが、注目すべき芸人は誰なのか、を探すことがとても楽しみです。
長い時間のなかで、受賞することの意味も、アワードの意味も、すべて変わってしまったような気がします。

個人的に、ノミネートに入って欲しかったのは、
Richard HerringIsy Suttie です。


Richard Herringは今年フリンジ参加20周年ということで、いつも以上に気合いを入れていました。

richard-herring-what-is-love-anyway_22119.jpg


「What is Love?」と、大抵の芸人なら敬遠するであろう、一筋縄ではいかないテーマを選び
喜劇と悲劇の表裏一体な部分を見事に抽出し、最後は笑いながらも目頭を熱くさせるネタで締めくくる。大物の、経験豊かな芸人だからこそできる勝負ではないでしょうか。他に同じことを同じクオリティでできる人がリチャード以外のどこにいるかと考えたとき、そして、リチャードの「ライブ」に対する真剣さを考えたとき、口コミや批評だけではなく、もっと評価されるべきではないかと思っています。

 それにしても、私Richard HerringがあのJulia Sawaraとつき合っていたことがあったなんて、知らなかった!!! (ネタかと思っていたらホントの話でした。。。)


 もう1人、「Peep Show」のドビーでおなじみのIsy Suttie

isy-suttie-pearl-and-dave_22514.jpg


かわいい!! 可愛かったです! そしてホントに素晴らしかった!
こちらは、さもさも事実のようにかたりながら、架空のロマコメの世界を作り上げていました。しかも、究極にビタースイートなロマコメ。
Isyのペンパルだという2件先に住んでいたお兄さんのロマンスの話でして、
Isyらしい突拍子もなさが魅力で沢山笑ったのですが、せつなくてせつなくて、最後ホロっと泣いてしまいました。なんて素敵なお話なんだろうと。ぜひこれがテレビシリーズなどになってくれたらいいのに、と思います。
うん、誰もが楽しめるテレビシリーズの原型を観たような気分でした。


 イギリスのコメディ界は、ちょっと今、過渡期かもしれません。情報が散乱し、どんな芸人のネタもネットで観れてしまう世の中、客である私たちの「なんか新しいものを見せろよ」的な期待は高く、普通に上手なレベル以上を求めてしまう。若手や新鋭も「普通に上手」以上をやろうと、奇をてらった笑いを繰り広げようとする。Funny Peculiarではあり、涙を流して笑いましたが、大勢の人々を感動させるポテンシャルを持つ笑いとは違いました。
 IsyとRichardは百戦錬磨の芸人で、正直わざわざアワードはいらない人たちです。彼らのレベルは、おそらく比べ物にならないほど高く、コメディ+(プラス)の感動を得ました。ジャッジ側も「この2人は有名なので今更アワードはいらん」、ということかもしれないですが、せっかく、無名の新人を持ち上げるための新人賞を作ったのだから、メインは、中途半端に 有名人を除外することなく、きちんと全部ひっくるめるべきではないのかと。アワードはメジャーの印であり、メジャーとなるに相応しい人たちがとるべきなのですし。。。


 さて、
 来年は、どうなっちゃうんでしょうか、このフリンジ。
 
 以上お粗末さんでした。
 
 
[ 2011/08/28 08:20 ] Edinburgh Fringe | TB(0) | CM(0)

芸人志望さんは必見?☆Stewart Lee's Comedy Vehicleで今英国で一番カッコいい笑いのテクニックが見れます

ついに、ついに、ついに 第2シリーズがスタートしました! もはやこの人を語らずに英国スタンダップ界を語ることはできない、スチュワート・リー/Stewart Leeの冠番組 Stewart Lee's Comedy Vehicle.


第1シリーズは DVDになってます。

slee.jpg アマゾンへGO!


今までに何度もポロポロとStewについて語ってきましたが、今やもう扱われ方は、一時期の日本でいうところの松本人志氏状態になっている人です。ツワモノのコメディおたくたちがこぞって崇拝する芸人さんであり、
またリッ◎ー・ジャー◎◎スが、英在住のコアなコメディファンたちから、むっちゃ反感を買っているのは、彼がStewart Leeを踏み台(笑)にして、大物芸人となっていった、という経緯があるからだったりします。
 
 この番組の放送は、紆余曲折を経て
(詳しくはポスト・オルタナ芸人枠のRichard Herringあたりなんかをどうぞ)
再びBBC2枠へ冠番組を持つという復活劇の証でもあるため、古くからを知るファンの間では、盛り上がりは相当なものでした。第2シリーズも無事放送決定となったことで、ファンにとっては「ついに、世間はStewを無視できなくなった」みたいな。

ここ近年でStewはめきめきとコメディ界の人気と権威を確立してっちゃったので、その勢いで、(今となっては幻の)BBC番組「FIST OF FUN」を、新しいネタとともにDVDに収めることも、決定しちゃいました。オタクたちの噂ではその新ネタを撮るのは、映画「FourLions」の監督で一気に国際的に知名度をあげた「IT Crowd」シーズン1の社長さん=Chris Morrisだとか??? きいてるだけで、わたしゃ、身悶えして死んでしまいそうです。
 

 というわけで、以下は ネタばれ必至。そして、彼の独特の芸風も紹介しています。

 

英国コメディオタクが選ぶ今年のベスト・芸人は?☆The Chortle Comedy Awards発表!

いまや、一番影響力があると思われる英国コメディ・サイトChortle.co.uk

chortle.jpg


とにかくコメディが大好き!というSteve Benett氏(氏自身は芸人でもなんでもないです)が、才能ある芸人たちに愛あるレビューを書くことで
コメディ好き男子、そしてツワモノ芸人たちの間で、非常に高い信頼と評価を得てきたサイトです。
評判が定着してからは、ChortleブランドでStudent Comedy Award をもうけたり、Video Uploadingもおこなったりと、活動の幅をどんどん広げていき、ここ近年ではThe Chortle Comedy Awardを開催。
エディンバラのコメディ大賞をはじめ、今まで成功の登竜門だとされていた数々の賞たちが、
予算カットや業界の政治的、社会的事情により次第に重要な意味をなさなくなってきてしまっている一方、
こちらはコメディ好きが集まるポータルサイトでの投票制度なため、年々高い注目を集めています。

先日、そんなChortleでComedy Award受賞者が発表になりました。
受賞者は以下のとおり。

☆Best newcomer: Diane Spencer
キウイーランド出身のきゃわいい29歳です。Lucy Porterの登場あたりから、美人&キュートなスタンダップ・コメディアンヌが増えていますが、きゃわいいです。こちらのクリップでもエディンバラ遠征話のつかみで、内蔵ネタを持ち出すところなど、きめこまやかなシャレがうかがえて好感度グーです。


☆Breakthough act: The Boy With Tape On His Face
昨年大変注目されたアクトです。メジャー賞では日の目を見ていないというのに、Chortleではバッチリ反映されてます。→エディンバラでのライブクリップはこちら


☆Best headliner: Milton Jones
この方、スタンダップでは一発ギャグ(=One Liner)をスタイルにしております、はい。いきのながいベテランさんです。

☆Best compere: Stephen Grant
離婚と元妻とのバトル騒動をネタに芸人としての魅力をバッチリ出していたのは、さすが芸人魂のなせる技でしょうか。その関連クリップがどうしても見つからないので、昔のクリップをリンクしときます。。。

☆Character or sketch act: Late Night Gimp Fight
こういうのも、イギリス発であるんですよね(汗)。。。普通にやってりゃイケメンの部類に入ると思うんですけどね。。。そこをあえて、さけるところに芸の道への真剣さを感じますね。

☆Music Or Variety Act: Tim Minchin
☆Best tour: Tim Minchin and his orchestra

ピアノをかなでながらネタ披露の実力派です。クイズ番組などのパネルショーでもお見かけすることが多いはず。オージーですわ。ライブDVDも出てますし、ある意味受賞は当然・・・かも?

☆Best show: Kevin Eldon Is Titting About
本ブログでも何回かお話しましたが、私はKevin教徒です。今年のエディンバラは主に、このショーが目的でした。
というのも、あれだけ、ライブでもテレビでもさんざん(知る人ぞ知るで 汗)活躍しまくりなのに、初のソロ・ショー!だったんですよ。。。 ハッキシいってPRなんかまともにしなくたって全ソールドアウトでした。数あるKevinの傑作キャラでも、今回のライブでKevin Eldonの”前座”として登場したキャラPaul Hamiltonには、なつかしさとおかしさで涙がでました。。。


☆TV and radio award: Michael McIntyre’s Comedy Roadshow
スタンダップ界に非常に影響力を持っておりますね。マネージメント会社は、売り出し中の芸人をどうにかこのショーにねじ込もうとする、そしてその後の注目ぶりは必至。マイケル・マッキンタイヤ、こないだ9歳の子ども泣かして記事になっちゃってましたけど(笑)この人のフレンドリーかつ、万人ウケするようなネタみせに見せかけといた痛烈シニカルジョーク・テクは、非常に評価が高いです。

☆Best DVD: Stewart Lee: If You Want A Milder Comedian, Please Ask For One
このブログに足を運んでくださる方は、もう耳にタコができかかっているのではないかと思いますが、
信者にとってはある意味トーゼンの、受賞です(キッパリ)
受賞理由の一つは、今人種差別ジョークでSteve Cooganに非難され、渦中にあるTOP GEARのお三方を、めった切りした殿堂入りの名作ネタが入っているからではないかと思っているのですが・・・(笑)

☆Internet Award: Richard Herring: As It Occurs To Me
先日本ブログで紹介したポストオルタナコメディのツワモノ芸人リチャード・ヘーリングのポッドキャストがなんと、強豪アラン・パートリッジを破って見事受賞です。ホントに、彼は、世間の冷たい風に吹きさらされすぎて少々やばいことになっていたので、これをきっかけに、才能と、メジャー度がもうちょっと釣り合ってくれたらうれしいです。

☆Award for innovation: Invisible Dot (a production company)
こちら、コメディ部でもネット・ストーカー中の、ファジーなプロダクションです。まもなくきっちりご紹介予定のマーク・ワトソン、The Cowardsの面々、コメディ部超ご推薦のジョニー・スイート君、リッキー・ジャーヴェイスとくれば、のスティーブン・マーチャントなどなどが、ファジーに所属し、活動しております。プロジェクトが非常にユニークで今年のエディンバラでは、3way footballやbeachsideでのライブなどやってました。

☆Offstage contribution: Karen Koren of the Gilded Balloon, Edinburgh
このハコは非常にかっこいいです。

☆Judges’ Award: Chris Sievey for Frank Sidebottom
お亡くなりになりましたのでね。。。(涙)ここにトリビュートさせていただきます。

☆Outstanding contribution to comedy: Victoria Wood
奨励賞みたいなもんですかね~。活躍してましたもので、先日BBCでやってたドラマMorecambe and Wise(注:念のため、実在のコンビ芸人です)の脚本書いて出演してましたですね。非常にじんわりくるドラマでした。いや笑えるというのではなくて、夫役が90年代に一世を風靡したVic Reevesてのも、ツボでした。。。

[ 2011/02/10 16:23 ] 未分類 | TB(0) | CM(0)

英スタンダップ・コメディ界の武勇伝をご紹介します

たまには、本ブログの本線に戻ろうと思います・・・。(汗)

ご存知と思いますが、イギリスのコメディクラブでは、heckling/野次飛ばし はかなり当たり前です。客は酔っぱらっている人が多いし、
客の’種類’も、自分に好意的な人ばっかりがくるとは限らない。
とくに90年代のMary Whitehouse Experience(ちろっとご紹介した記事はこちら)そしてその中心人物であるDavid BaddielとRob Newmanを筆頭としたトップ芸人らによる、ポップカルチャー(=インディーズ・ロック)やスポーツ(=サッカー)をネタにしたジョークを通して、今までおよそBBCコメディをたしなみそうになかったlad系のイギリス人をコメディファンの中に取り込んでしまったもんだから(爆)。芸人の笑いとは合わないタイプの人たちが客席にくるようになった(しかも酒入ってる 汗)・・・。。(→詳しくは、Stewの自伝
How I Escaped My Certain FateHow I Escaped My Certain Fate
(2010/08/05)
Stewart Lee

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をぜひお読みください。涙と感動と目から鱗の情報満載、そして芸人&批評家が大絶賛のスタイルをこと細かく解説してくれてます。)

芸人にとって、やっかいなのは、酔っぱらいや冷やかしで来た客による悪質な野次飛ばしです。トークのリズムを壊すどころか、しゃべらせてくれないわけです。芸人は、ステージ上の限られた時間で、その状況を笑いに昇華させながら、相手をやり込め、負かせる、という技を使う。その言葉のバトル、実力ある芸人がやるものは、むっちゃくちゃかっこよく、勇ましく、華麗で、そして面白い! 
今回は、数年前に起きた、YOUTUBE上で148万回くらいヒットされてる、伝説の名バトルのクリップをご紹介します。(。)



芸人の名は、リチャード・ヘリング/Richard Herring。このブログではすでに、あちこちで紹介しているStewart Lee(=ブログ内検索かけていただければ幸いです。。。)の元片割れで、90年代のポスト・オルタナコメディ界の中心人物の一人です。BBCで名作コメディ「FIst of Fun」「Good Morning with Richard but not Judy」などを作り、人気を博したと思いきや、パタっとテレビ界から姿を消し(=華やかな世界をドブに捨てた・・・と私は思っています 爆)、ライブや執筆活動に専念し、今にいたる。
この人もStewart Lee同様、天才が自らの芸風を貫くために生き抜くということはどういうことかを実践で見せてくれてると思います。ほんと、生き様自体がかっこよく面白い。アート系男子のあこがれ状態になっていると思います。。

それと、才能高きRichard Herringのつぶやきは群を抜いて面白いです。
ちょっとやそっとのレベルの芸人では太刀打ちできない力の差を感じます・・・

そんな彼のライブはまだまだ、イギリス行けば、キャッチできますので、ぜひお試しになってください!!!(Leicester Square Theatre で定期的にやってま~す!)
ナマですよ!やっぱりナマがいいですよ~~~!


(追記あり) ご興味ある方は、下方にある続きをクリックください・・・

読書の秋! サイモン・ペッグほか豪華な顔ぶれがあなたの書棚を熱くします。

嵐です。

芸人さんたちが文字の世界で才能を発揮することはそんなにめずらしくないのですが、この秋の怒濤のリリース状況に、さすがの私も追いついていけません。つい先日念願の
frankiebook.jpg

「my shit life so far」を読み終えた後、(ペーパーバックになるのを待っていたら、こんなに遅くなってしまいました)

ついつい

風間亭やんわりの漫画落語傑作選風間亭やんわりの漫画落語傑作選
(2009/08/26)
風間 やんわり

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浮気をしたばっかりに、

まだ8月のエディンバラでホクホクしながら購入した、英国スタンダップ界の裏ドンになりつつあるStewart Leeの

How I Escaped My Certain Fatestewbook.jpg

その元相方で、髪の毛さえ切れば今だにチャーミング&可愛い♥でとおるはずのRichard Herringの
How Not to Grow Up: A Coming of Age Memoir. Sort of.
richard.jpg

を1頁もめくっていないうちから

ご存知「ホット・ファズ」他、日本に新たな英国コメディブームを巻き起してくれたサイモン・ペッグが 

simon.jpg

自伝Nerd Do Wellをだすなんて、ひどいじゃないですかっ!!!!(号泣)

そうじゃなくても、好きじゃないけどその才能を認めずにいられない、好色一代(?)芸人Russell Brand の自伝続編Booky Wook 2: This time it's personal
rbrand.jpg

だって読まなきゃいけないし、

究極のリアリズムと風刺で号泣しながら笑ってしまうシッコム「Thick of It」クリエイターたちがしっかり執筆してるThe Thick of It: The Missing DoSAC Files
thickofit_20101015022057.jpg

だって発売寸前!!

1日50時間くらい欲しいです。


ちなみに、日本時間午前2:30(10月15日)現在、ロンドンのピカデリーのwaterstonesにいれば、もれなくサイモン・ペッグを目撃できるようですよ!!

そして、これは本当なのでしょうか(汗)

reecetweet.jpg

リーグ・オブ・ジェントルメンのリース様のつぶやきのほうが無性に気になって来ました(笑)。
ホントに現場に見かけたらぜひ教えてください。。。。




[ 2010/10/15 02:34 ] 独断と偏見 | TB(0) | CM(4)

あの!ジョニー・デップを英国コメディ的角度から覗いてみる その2

その1同様、ジョニー・デップが10年以上も前に、たった一言もらした「イギリスのお笑いが好き」を乱用するこの企画。
その2で餌食になるのは、ジョニー・デップのこの作品です。


チャーリーとチョコレート工場 [DVD]チャーリーとチョコレート工場 [DVD]
(2006/02/03)
ジョニー・デップフレディー・ハイモア

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物語自体も名作。
監督も名監督。
ガラスばりの壁(ドア?でしたっけ)に重いっきりぶつかる演技を披露し、ジョニー・デップってベタなボケ笑いができるんだ! と、世界中が感動した、あの「チャーリーとチョコレート工場」です。

ここに、
カルト的人気を誇るコメディアン/コメディ俳優kevin Eldonケビン・エルドン氏と(きゃ~~~~かっこいい)

Doing The Move

ご存知「Spaced俺たちルームシェアリング」でおなじみのMark Heap氏がカメオ出演しているのです!markheap1.jpg
(http://geeksyndicate.files.wordpress.com/2008/09/)

どこかというと、本編 27分50秒あたり、雪の振る寒空の下、犬の散歩してた2人の男性が歩いているところです。
・・・ええもう、たった数秒です。ああ、YOU TUBE で探してますが、ナイですね。ナイ。。。あああ(涙)
すいません。キャプチャーするとかいう技量を持ち合わせていません。。すいません。

でも、公開当時、相当話題になってたんですよ~。
とくにKevin Eldon信者にとっては、あそこが、一番お気に入りのシーンですね。

で。
Kevin Eldon って誰?って話です。。。
彼は 今までちょこちょこ名前だけは出て来たStewart Lee (スタンダップ界の裏番長)の一派で、90年代はゴレンジャーでいうと青と緑の間くらいの位置っすかね。・・・なんでむっちゃくちゃ、ツウでコアで忠誠心の高いファンが沢山ついてました。

それが、「IT Crowd/ハイっ!こちらIT課」のクリエイターによるスケッチコメディ「BIG TRAIN」
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で、一時、赤レンジャー的な人気になりましてね。。。
(ちなみにこの「Big Train 」は先述のMark HeapはじめSimon Pegg、Catherine Tateらがおります、今考えると超豪華なスケッチコメディです)
 その後もイギリスの人気TVコメディにはほとんど顔を出しています。(じつは「IT Crowd」にも出てるんですよ!)
 スタンダップが極上品なのに、なぜかコメディ俳優としてのキャリアに興味があったみたいで、BIg Train 以降はあんまりライブやってなかったですね。でも1~2年前くらいから、ポツポツ昔のキャラを復活させつつライブをやりだし、今年はエディンバラにも登場! ちょっと「いちげんさんおことわり」、みたいなフンイキのなか、ファンの心をくすぐる人気キャラを抱き合わせ、むっちゃ笑いを産み出していました。
あ~~~~~~~~~~~~~~~~。かっこよかった!

そんなわけで 今回のシメは、ケビン様の出世キャラとなったSimon Quinlank で。
これはStewart Leeと当時の相方Richard Herringの番組「Fist of Fun」のコーナーだったです。94~5年ころかな・・・。

私これ、むっちゃハマりました。。。これで生涯の真実の愛を注ごうと思いました。。。




(whiteanklesocks)


 

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