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Go Johnny Go Go Go Go!! ~本物の笑いとイケメンは国境を超える~

開かずの扉状態の英語圏コメディ。しかし、「面白いヤツは人気者=カッコいい」という法則は万国共通。コメディアンにはイケメンが沢山いるのです!ここでは、日本ではほぼ知られていない‘イケメン’コメディアンを紹介します。
Go Johnny Go Go Go Go!! ~本物の笑いとイケメンは国境を超える~ TOP  >  simon munnery

お客様はMAX8人。最高のおもてなしで、あなたの笑欲をフレンチフルコース風に満たします☆Simon Munnery "La Concepta"


(注:長いです。ホントにすいません)



 英国のアングラ系ポストオルタナコメディでは確実にトップの1人として君臨するサイモン・ムネリー。
彼の世界に対する”笑い萌え”の度合いと、彼の笑いにハマった自分の狂気っぷりがあまりに度を越しすぎていて、
自分のなかで「パンドラの箱」状態だったんですね。
 狂ってた当時の自分がこっぱずかしくて、その記憶ごと封じ込めようと、彼の笑いごと見ない、っていう末期症状です。

http://komeddy.blog130.fc2.com/blog-entry-397.html どんだけ狂ってたかはこの辺あたりで、ちらっとだけかいているのですが。)

 そんな私の「愛余って封印」芸人だったのですが、
 UKコメディウエブマガジン「Chortle」主宰の2012年コメディアワードのINNOVATION部門を受賞していた ”La Concepta”を今年もエディンバラでやるんだ、という情報をゲットし、
 ついに解禁してしまいました。

simon-munnery-s-la-concepta_24635.jpg
http://www.edfringe.com/whats-on/comedy/simon-munnery-s-la-concepta


その内容とは。


MAX8人の観客がお客役を担い、サイモン扮するフレンチ・シェフから優雅なフルコースのおもてなしを受ける40分です。レストランにて8人がけのテーブル席に座らせられ、ワイン、前菜、メイン、そしてデザート、といただきます。
いただくのはお料理ですが、食べるお料理ではなく、コメディのお料理です。デザートまでいただいたあとは、もう、サイモンのコメディでお腹が一杯!というわけです。

。。。 きいただけで、ウズウズ、しませんか?しますよね?するんです。
私は理性がぶっとび、チケットをゲットし、当日まで心待ちに待っていたんです。

ところがですね、
あらためて当日になって考えたらば、
これって
ステージと客席の区別なし
=もしかして、芸人と客の関係って超インタラクティブなんじゃないの?


みなさんは、40分もヒーロー直々におもてなしをされるって、耐えられますか?
硬直してらんないんですよ。フラれたら、返さないと、コメディ進行しないんですから!!
飛んで来たボールを打ち返さないといけないんですよ!
ボール落っことしてごらんなさい。残りの客に大迷惑、つまり、ヒーローに大迷惑なんですよ!
ヒーローを困らせるわけにはいかないでしょう?!

(再び)背中から血の気がサーっと引く音が流出です。しかしながら、後悔しても遅いので、現場に向かいます。



会場前で並んでいる段階から、すでにショーはスタートしていた。


メジャーなハコが沢山あるエリアがイギリスだとしたら、この会場はシベリアみたいな場所。
回りには店の一つもないようなところだったんです。
メジャーなエリアだとフリンジのスタッフのお兄ちゃん&お姉ちゃんが沢山立っているので、「この場所どこ?」ってチケット見せれば、すぐ教えてもらえるんですが、ここ、人自体がいない(号泣)

DSC_0190.jpg

遠くのほうで、黒いコートに黒いズボン、黒い帽子をかぶって、赤色のボクシングのグラブを左手だけにつけた怪しげな人と、2人が建物の前で並んでいるのを発見しました。
この怪しげな人が、ほぼ間違いなくヒーローであり、彼自らチケット切り係のキャラもやるんだ、とすぐに察したのですが、前述のとおり、この3人以外周囲に誰もいない状況なので、他の人に確認することも、観客2人の後にしれっと並ぶことも許されない状況で。

「あのLa Conceptaの場所でしょうか?」
(注:脳内機能してません)
「そうだよ、ここで正解!どこから来たの?」
「と、東京っす」
「え?」
「東京っす」
「東京からきたの? ああ、ちょっと日本の言葉知ってるよ。。。サヨナラとコンニチハどっちがどっちだかわかんないんだよね」
「いやもう、どっちでも変わんないから」
「え? そう? どっちでも、ってイギリス人もよく言うよね。便利いい言葉だ」
 極めてふっつ~の会話してもらいました(涙)。1人で来る日本人なんてもうそれだけで充分ヘンすぎて、いじりにくいったらない、ということもてつだっているのかもしれませんが。
この会話のおかげでちょっとは落ち着きました。

とはいえ、この距離はサイモン病のファンにとっては近すぎました(号泣)
だって、やっぱし、めっちゃめちゃ、かっこいいんだもの。 
(帽子のせいもありますが)スナフキンみたいでめっちゃめちゃかっこいいんだもの
(スナフキンにときめかない女性は世界にいるのでしょうか? いませんよね?いないんです。)

ポール・サイモンが大嫌いな労働者階級のロンドンのオヤジさんみたいなチケット切りの係キャラが意味不明すぎだったのは、私の笑いのスイッチが上手に入ってなかったせいです。悔やまれます。

そうこうするうちに、残りのお客さんもやってきて、開場時間に。レストランのドアが開いて入場です。


リセプションにいた女の人に「アンケート用紙を書いて!」と命令され…… 


名前、身長、年齢、体重(床に体重計あり)、銀行カード詳細、などなど、個人情報という個人情報をもとめられ、「早く書きなさいよ!、何やってるの、書けっていったら書くのよ!」と脅迫的に言われて、「これは、後のショーで使うネタなのかもしれない」とこと細かに記入。書き終わるやいなや、「ホラあっちいって!」という声とともに
「ボンジュ~~~~ッル!」ってフランス人シェフのキャラのサイモンが登場です。
(注:銀行カードはさすがに書いてません)


お楽しみいただけるのは、
高級レストランの芸術気取りなメニューをかたっぱしからおちょくる、究極のナンセンス・コメディ


 コース料理を楽しめる高級レストラン、ありますよね。
たとえば某有名フレンチレストランのメニューを見ていても、
前菜やメインに「道に沿って~一歩ずつ~」「夏の欲求」「海辺の出会い」なんつってコンセプトついてたり。
お料理も「オーセンティックなサーモンのオゼイユ風味」とか「オマール海老 柑橘類のナージュ コンディモンを添えて」とかお料理の名前なんだか説明なんだか、その説明も(小市民には)なんだか。。。具体的なんだけど、ようイメージがわかなくて。
 ワインにいたっては、「神の雫」でしょう? 香りを嗅いだり、口に含んだとたんに、別世界のストーリーやシチュエーションが広がっていくんですよね?
 
 そうした高級レストランのコンセプチュアルなコース料理を、直接的な攻撃ではなく、究極のナンセンスな世界で、おちょくりまくっています。

 あまりにも究極のナンセンスすぎて、あまりに最高で、これぞスタンダップ界のアングラ&オルタナコメディを昇華させたStewart Lee, Kevin Eldon, Simon Munnery一派の世界で輝きまくっていて、
 とても、ネタばれすることなど、恐れ多くてできません。( え? 汗)
 今年もまだチケット残ってる日もあるし、おそらく来年も行われると思うので、
 ぜひぜひぜひぜひ、チケットをゲットして体験してください。

DSC_0188.jpg

どうしても書きたい2、3の備考

1 お店ではメニューを1人1人選ぶのですが、
私は最初緊張のあまり、前菜をすっとばし、先にメインを選んじゃったんです。
そこで、周囲のお客さんは私がどのメインを食べたいかわかってる、という状況だったんですね。
それなのに、メインを選ぶときに、私の隣に座る男の人が、私が食べたいメインを頼んじゃったんです。
外国人が1人で来て、一回投げられたボールをキャッチしそこねてるってのに、
それをサポートしないなんて、なんて空気の読めないド素人だ。
とかなりむむ~~~ん、として、「私さっきからこれが食べたいって言ってたでしょう。これが食べたいんです。コレにさせてください。」ってこの男の人睨みながら抗議。「い、いいよ、交換してもいいよ」と男の人。シェフは「悪いけど、交換はできないから、他のを選んでくださいますか、マダム」
 ってことで、結局残り物の、お料理をいただくことになったんです。。。











ところがこのとなりの男の人、お店を出た後この人だったことが発覚


carl-donnelly-different-gravy_26327.jpg
http://www.edfringe.com/whats-on/comedy/carl-donnelly-different-gravy 

イナムラ、あれだけ、いじられるのがイヤっていっときながら、
一度に芸人2人に野次飛ばしてました(号泣 



2 入店後最初に書いたアンケート用紙のようなもの

「ネタに使うのかもしれないから、しっかり書き込まなきゃ!」とフルネーム、身長、年齢、体重と全部書き込んだ例の用紙、どうもそこで客をビビらせる笑い効果のために使っていただけで、コース料理の間な一切使うことなし。
 
一度に芸人2人に野次飛ばした上に、身元を明らかにして、お店を後にしてしまいました。。。
ホントに恥ずかしくて生きていくのがつらいんですが、どうしたらいいでしょうか?



[ 2012/08/07 11:27 ] Edinburgh Fringe | TB(0) | CM(0)

ご参考までに、コメディ部がチェックする今年のフリンジフェスティバル(ほぼファイナル)リストあげときます。


コメディ部、またも勘違いの時間がやって参りました。
うれしいことに、最近とっても! Ediburgh Fringeの検索で当ブログに来ていただく方々が多いのでございます。

もしかしてもしかしたら、今年のおすすめフリンジコメディ情報をさがしていらっしゃるかもしれないと思い、
現状おすすめショーを全部公開します。

ちなみに、第一弾が発表になったときにコレはおすすめよ、とリストアップしたのが以下のリンクです。

http://komeddy.blog130.fc2.com/blog-entry-380.html


で、以下が追加分です。

増えましたね。ガゼン増えました。。。



(8月にすすめてご覧下さい。どうやったらいいかよくわからなくてすいません)


前回の記事できちんとコメントいれてないショーについて、今回はちょっとだけ紹介します。
チケット発売のリンクはカレンダーに張っています


◎Bridget Christie: War Donkey

ご存知(? Stewart Leeの奥さんです。
あの、Stewart Leeの奥さんですよ。
そういって、観たことなかったんで(汗 今回はもう、絶対逃さないぞ! とばかりに観に行きます。
すいません、私結構女性のコメディって気分が乗らないといかないタイプで(汗

◎Totally Tom
なんか、2人組のスケッチユニットなんですが、昨年ロンドンでよく、トムという名のつく芸人だけを呼んだトム・コメディイベントをやっていて、そこに、私の好きなトム君やトムさんが勢揃いしていたんです。(汗 まったく彼らの芸と関係のないところで、異常に注目していたのです。
というわけで、ちょっと未知数ですが、そこを試すのがフリンジのよいところ! 初のソロではないのとピン芸ではないので、1時間モツでしょう! (超テキトー 汗)

◎Iain Stirling: Happy to Be the Clown?

ほっほっほっ。
みなさま、今年のかわいこちゃん一本釣りは彼しかないでしょう! Iain Stirling君です!

続け!ラッセル・ハワード/Russell Howard君 系、英国版吉本興行Avalonがめちゃめちゃ力いれてる、イケメンかわいこちゃん芸人

この1年ほぼリアルタイムでずーっとチェックしっぱなしのCBBCでレギュラー持ってまして、
「かわいいお兄ちゃんだな~」と思ってたら、AVALONの息吹きかかった芸人でしたよ!(爆

すんごい、ファンガール指数が高そうで、コワイんですが、行ってきます。
(いや、ホントは娘連れて行こうかと思ったんですが、なんと、子ども禁止のネタらしいんですよ! 汗)
え?もうネタとかチェックしたこともないんですが(いいのかよ! 汗) AVALONが手塩にかけて育ててる場合、意外とキチンとそういう場数は踏ませているので、そこそこは、大丈夫にならないとソロで60分とかさせないんで、基準点はいってるんじゃないかと。以前、こちらのブログでも紹介したクリス・ラムジー君も成長してますし、実力もつけさせてあげてるのではないかと。(=かわいこちゃんを大量生産&使い捨てにしているわけではない)

◎Sheeps - Dancing with Lisa
さて、先日の記事で(中途半端に終っている)絶賛中の呼び屋&プロモーターThe Invisible Dotが打ち出す新人スケッチグループです Comedy New Waveとかいって他の新人や、実力コメディアンのサポートを受けながら全国ツアー回らせて、すごく押してます。
去年Fast Fringeという10組以上の芸人を3分くらいずつ観るショーで、Sheepsを観たのですが、結構よかったので、ちょっと試してみようかな、という。でもフルでお金は出す気はなくて、プレビューで観ます。

◎Marcel Lucont: Gallic Symbol

この人去年、評判がよかったのですよ。なので、ちょっと気になって、観てみようと思います。。。

◎Simon Munnery's La Concepta

で、で、出ました! コレ、イナムラの今年の大本命です!
コレ観れたら、胸はって帰省できる!
90年代のポストオルタナ/アングラコメディの寵児、Stewart Leeがキャラでも素でも絶賛してやまない天才中の天才、(てか、ホントに天才)、UKライブコメディで彼のライブを体験したら、コメディおたく全員に自慢できる!
くらいなSimon Munneryが放つ、昨年の英コメディ専門ウエブマガジンChortleのコメディ大賞でも受賞した伝説のショーがカムバック!
グルメ評論家キャラに扮したサイモンが、観客を連れてミシュランレストランをゲリラ訪問し、そのレストランを批評します。ああああもおおおお! 早く観たい!


もう、チケットは残ってないかもしれないけど、もし残ってたらラッキーです!ぜひ御体験ください!


◎Matthew Crosby is Matthew Crosby in Matthew Crosby (The Show)

彼は去年もたしかどこかで触れたと思うのですが、スケッチチームPappy'sの1人で、近年大変注目されている芸人さんなんですね。昨年それぞれピンでやりはじめて、う~む、ふむふむ。。。な、感じだったので(詳細はあえて語りません)今年は、どうなったんだろう、と、様子見です。





[ 2012/07/14 10:23 ] Edinburgh Fringe | TB(0) | CM(0)

現状オタクが一番行ってみたかったLive at The Union Chapelに行ってきました(長いです!)!

以前から、呼び屋&イベントプロモーターとして、ピカ一と大絶賛しているThe Invisible Dotが毎月頭にロンドンで開催するウキウキナイト、「Live At the Union Chapel」。

church_sonny.jpg
http://www.thelineofbestfit.com/reviews/live/willkommen-collective-union-chapel-london-120609-16990よりおかりしました。

オンボロだった教会を改装して、毎週日曜日ホームレスの方々にご飯やシャワー、衣類などの提供をするチャリティ活動を行ってきたところです。そのうち、平日は音楽やコメディなどエンタメイベントのハコとして使われるように。今年タイムアウト誌の読者が選ぶベストライブ会場賞に選ばれてます。

コメディに関していえばゲストのラインアップが、異常にクオリティが高く、いつも”おお!”という面々ばかりなんですね。多分自分の趣味とめちゃめちゃ合っているというせいもあるのでしょうが。
でもグループでいうと、ここ5-6年に頭角を表してきたマーク・ワトソン/Mark Watson一派と仲間たちがメインですね。たまにどこのデカイ派閥にも属さないスティーブン・マーチャントやダニエル・キションなどが登場することがあり、”おお!”の数が増えます。(注:スティーブン・マーチャントはリッキー・ジャーヴェイスのメンタル部下ではありますが、ピンの”スタンダップ”としては、個人でコツコツ活動しているという立ち位置だと解釈しています)

で、肝心の今回。
・MCが実験系(→ちょっと毛色の変わったことをやる、という意味です)アングラコメディでは重鎮の
    アーサー・スミスArthur Smith氏 (本ブログで未紹介)

・近年の実験系コメディの旗手 マーク・ワトソンMark Watson

・スコティッシュのめちゃめちゃイケメンコメディアン、ダニー・ボーイDanny Bhoy
     (→うっそおおおお。本ブログでなぜか!なぜか!未紹介でした!すいません!とんだ失態です!)
 
・オーストラリアの新鋭コメディアンヌ クラウディア・オダウハティ/ Claudia O'Doherty

・んでもって、バスデンさん(=Tom Basden カテゴリーをご参照ください)

そうなんですよ~~~! バスデンさん、だったんですよ~~~! 
この日ロンドンにいたら、絶対に何があってもはずせないイベントだったわけです!

というわけで、以下は、Live At the Union Chapel の感想です。

不必要に、コメディ愛とくにバスデン愛がダダ漏れててますが、一応北ロンドンへの観光情報としても使えるように努力してみました。
ご興味のある方は、我慢して読んでいただければ、幸いです。


[ 2012/07/10 02:50 ] Tom Basden related | TB(0) | CM(0)

英コメディ専門ウェブ・マガジンChortle.co.ukによる2012年コメディ・アワード受賞者発表


昨年もお伝えしましたChortleのアワード。早いもので、今年の発表になってしまいました!!(驚)
今年の受賞者を見ていると、stewart leeがピークに乗りすぎちゃった感がよくでた受賞結果です。
Stewが受賞しているだけでなく、
元相方のRichard Herring、そして、Stewが一目おき、尊敬する(→滅多にないです)Simon Munneryもそれぞれ受賞しております。
その他、どのノミネート者、受賞者も納得ですね。好みの差はありますが、英国コメディを追いかける上で非常に信頼できる情報ソースだと思います。

それでは、以下、受賞者と、プチ説明と、感想です。



●BEST NEWCOMER: Patrick Cahill
Nominees: Mark Cooper-Jones, Mark Stephenson, Matt Rees

新人アクト部門では、すでに方々の著名新人発掘アワードでファイナルに勝ち残っている若者たちが名を連ね、結果的に2011年のBBC New Comedy Awardのファイナルの人が受賞してます。彼が、たしかに一番イロが出ているような気がします。
 しかし、最近の若手のスタンダップはStewart Leeの影響をモロかぶり……(涙)。Cambridge Footlightsの正統派に憧れ、その道を行く、というのと違って、一過性のトレンドに乗っかっちゃってる感が拭えないのです。Patrick Cahillはその点で、違っていたので、納得だな~と。
それと、Mark Cooper-Jonesは、コントは見たことあるけど、スタンダップ見たことないから、彼もStewの影響受けちゃってるのか、よくわかんないですが、コントはオルタナ・コメディ系でした。

●BREAKTHROUGH ACT: Tony Law
Nominees: Adam Riches, Humphrey Ker, Sam Simmons

今年注目浴びた芸人さん賞。Tony Lawはたしかにやたら注目されてました。ラッセル・ハワード君のGood Newsにも出たりしてたみたいですね。私は5分くらいのセットしか見てないんですが、ゴーカイでした。今のトレンドがボゾボゾ喋るだから(笑)よかったです。
Adam Richesは、2011年のエディンバラで賞をとった芸人さん。
残りも、この2年で一番注目だぞ、ともてはやされていたコメディグループThe Penny Dreadfulsがそれぞれピンになって動いているので、はい。納得のノミネートです。

●CLUB COMIC: Alun Cochrane
Nominees: Adam Bloom, Dana Alexander, Hal Cruttenden, Michael Fabbri
アランがとって、よかったです。そろそろ、彼にスポットライトがあたってもいいんじゃないか。というところまで実力と認知度をあげてきましたよね。よかったです。
その他の人たち、コメディクラブ体験したい、っていうときの参考にしていただければ、と思います。

●COMPERE: Susan Calman
Nominees: Jimmy McGhie, Ray Peacock, Toby Hadoke
MC賞ですね。今年女性芸人のノミネートが2人だけだったんですって。だから、とっても批判されてたみたいなんですけど(汗)その非難の声を小さくするためもあるのでしょうか? Susan Calman見たことないですが、よく名前は聞きます。はい。この4人の中だったら、かわいいのはジミー君ですよね。。。(→ そういう見方でいいのかよ)

●CHARACTER OR SKETCH ACT: Idiots of Ants
Nominees: Adam Riches, Beta Males, Humphrey Ker

う~ん、これは今さら? な受賞な気がします。でも、たしかに、まだ元the Penny Dreadfulsたちにはあげられないかもしれません、Adam richesもあげてもしょーもないかもしれないです。。。


●BEST SHOW: Tim Key: Masterslut
Nominees: Bring Me The Head Of Adam Riches, Doug Stanhope, Sam Simmons: Meanwhile
いやもう、いいんじゃないですかね。Tim Keyは何回受賞しても(爆)だって、面白いもん!

●BEST TOUR: Dylan Moran: Yeah, Yeah
Nominees: Dave Gorman's Powerpoint Presentation, Jerry Seinfeld European tour, Mark Thomas: Walking The Wall, Stephen Merchant: Hello Ladies
いやああああ、まさかのディラン・モランでした! (注:あのショーン・オブ・ザ・デッドで内蔵もみくちゃで食べられる人です。Black Bookの人です)もう、有名人のスタンダップは、お金稼ぎのためくらいに思ってたので(→酷いにもほどがある)いまさらながら、この評価で、スタンダップ芸人としてのディランのかっこよさをかみしめてます。はい、どんなネタか、みたいと思います。

●TV AWARD: Charlie Brooker
Nominees: Fresh Meat, Sorry I've Got No Head, Stewart Lee's Comedy Vehicle
テレビ賞ですね。はい、納得です。

●RADIO AWARD: Infinite Monkey Cage
Nominees: Danny Baker, John Finnemore's Souvenir Programme, Party
ええええっ!(怒)Partyです。絶対Partyがよかったです!!(→詳しくはバスデンのカテゴリーを……)
とはいうものの、この「Infinite Monkey Cage」って久しぶりにでた科学ネタのコメディで、とても人気になったんですよね。しょうがないっちゃ、しょうがないですよね……。

●INTERNET AWARD:Richard Herring
Nominees: Business Mouse, Do The Right Thing podcast, Fast Show (Fosters revival)


今年もとりましたか……。そうですね。ここでくらいは、ぜひ彼を賞賛していただきたいものですね。

●BEST STAND-UP DVD: Stewart Lee's Comedy Vehicle Series 2
Nominees: Dylan Moran: Yeah, Yeah, Greg Davies: Firing Cheeseballs At A Dog, Tim Minchin And The Heritage Orchestra Live At The Albert Hall

もう、持ち上げなくてもいいよ感が……(→彼の面白さを壊しちゃうから。。。汗)


●VENUE AWARDS:
Comedy Store (London, purpose-built); 99 Club Leicester Square (London club); Komedia Brighton (The South); Komedia Bath (Wales and the West); Glee Birmingham (Midlands and the East); XS Malarkey (The North); The Pleasance (Scotland)
私はThe Stand Comedy Club(Edinburgh)が好きです!

●AWARD FOR INNOVATION: Simon Munnery for La Concepta
Nominees: Sanderson Jones for comedysale.com, Set List, The Wrestling
どれもとってもおかしくない、特別イベント企画ばかりが、ならんでしまってます。
フリンジとか期間限定で、1回しかやらないというものもあるので、私どれも観れてないのですが、
サイモンのフランス料理屋をいきなりどこかでやりはじめる、っていうモノと
芸人同士でレスリングやるThe Wrestlingはどうしても見たいです。

●OFFSTAGE CONTRIBUTION: Mick Perrin
彼はJust for Laughを通じ、カナダのモントリオールで開かれるコメディフェスをはじめ様々なイベント、コメディサーキットといった”笑いの世界を作る場所”を提供している人です。

●OUTSTANDING CONTRIBUTION TO COMEDY: John Lloyd
コメディ作家さんですね。QIとかも書いてた人です。

[ 2012/03/21 23:19 ] 未分類 | TB(0) | CM(4)

英ヒットコメディ映画「FOUR LIONS」の監督と一緒に原子力エネルギーについて勉強しよう!(爆)☆Chis Morris at CERN podcast

前から気になってたんですよ。このお写真。。。

Chris Morris at CERN

英国コメディ界の寵児クリス・モリス/Chris Morris先生がヘルメットかぶって、日本のバラエティ番組のスタジオセットみたいなきらきらした派手な場所で立っている。
Chris Morris at CERN ってクレジット。

なんで、クリス・モリス先生が天下の原子力研究所CERNに?(汗)


新しいプロジェクトのためのリサーチ? しかもポスト・オルタナコメディの中心人物格であるsimon munnery とkevin Eldon様を引き連れているご様子。(→単に超仲いいだけという説大 爆)

気になるものの、なにぶんに文系なもので、
数字とか記号とかアナフラキシー・ショック系なもので、
クリックしないでいたんですよね。

でも今回のこの大震災を機に、毎日当たり前のように使っている原子力エネルギーについて、あまりに無知だったことを思い知らされまして、猛反省。ちょっとくらい知っておくべきでしょうと思った矢先に、
そうだあ! と思い出しました……。

クリス・モリスというニンジンがあれば(爆)科学のdumb and dumber な私でも努力できるかもしれない!
というわけで聞いてみました。

そのポッド・キャストは こちら


ええ、ふたたび、
少しでも多くの皆様に、私の(むなしい)努力を分かち合っていただきたく、
下方の 

続きを読む。 

をクリックいただくと、日本語でポッドキャストの概要がだら~~~~~っとでてきます

自分では、ある程度筋道たってるように感じるのですが、間違ってたらごめんなさい!!! (と先にあやまっておく)

ご興味ある方はぜひどうぞ。。。




[ 2011/03/26 06:04 ] Chris Morris / Four Lions | TB(0) | CM(0)

北米の天才ティーンが、オルタナ・コメディ賞受賞

サンダンス映画祭にスラムダンスができたように~。

あるんですね~、できたんです。近年エディンバラのコメディ・フェスティバルで行われる賞レースの裏版的なものが。
アングラ・コメディの大将だったマルコム・ハーディ氏の死を偲んでできた「Malcolm Hardee Award」です。

malcolmhardee.jpg

*(画像は氏のHPより)マルコム・ハーディ氏は生前タイムアウトのコメディ欄で批評を書いており、個人的には大変お世話になりました。マルコム氏のおかげで、正しい英語コメディ脳を育成できたと思っております。ライブは、ち●こまるだし芸とかを、ムチャクチャ小さいハコでやるので、インパクト強過ぎて一回しかみてません・・・(汗)


マルコム氏への敬意を表する人は、まさに、氏の辿る道を辿るかのように、脅威の才能を持つが故に妥協ができず、メジャーをはずれた人ばかり。スタンダプップ界の裏番長Stewart Lee氏、彼の長年の同士Simon Munnery氏も名を連ねております。


で、そのマルコム・ハーディ・アワード2010のTHE MALCOLM HARDEE 'ACT MOST LIKELY TO MAKE A MILLION QUID' AWARDにですね、

じゃああああん!


Bo BurnhamBo Burnham
(2009/03/10)
Bo Burnham

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エディンバラのコメディ賞(メイン)でノミネートされてた、米・天才少年芸人、ボー・バーナム君が受賞したんですよ。

ボー君は受賞の際、

‘I am a very big fan of Malcolm Hardee. In America, I’ve worshipped Andy Kaufman and had found Malcolm in trying to research other anti-comics. For you guys to nominate me for that award, and then take the piss out of me when my someone said that I don't do this, my job, for money, is honestly, an absolute honour Yes. I care about money but I do kind of hate myself for it.’(chortle.co.uk、2010/08/28)
とコメント。

よかったね、ボー君! いや、こっちの賞のほうが、絶対いいって!!
だって、こっちの世界の仲間入りしちゃったら、彼はイギリスでホンモノとして認められたということよ! 

と私は、ウキウキです。 



さて、ボー君のフリンジでのショーの断片がようやく公開されました。
私が感動に打ち震えたきもちをぜひワンクリックでシェアしてください!



(whiteanklesocks)

知る人ぞ知る、あの英国芸人に萌える。The Mighty Boosh (前編)

mightyboosh3

左:Noel Fielding 73年、ウェストミンスター出身
右:Julian Barratt 68年、リーズ出身

はい、タイトルの通りです。あの二人でございます。ザ・マイティ・ブーシュでございますよ。
TVシリーズが日本にも上陸し、この国でも知名度を高めつつあると思われるこの二人:
ノエルジュリアン・・・を見て楽しむ会発足です。(なんだそりゃ)
ではまずはジュリアンから~。

こ、これは95年のエディンバラ・フェスティバルのComedy Zone!そしてジュリアンの2つ左の
写真は・・・若き頃のDave Gormanですと!なんつー豪華な・・・
julianbarratt95
*画像はクリックで大きくなります。

そしてこの年のOpen Mic Awardsの動画・・・


か、かわいい~~☆ "A little bit of Peruvian comedy there~"のとこの笑顔なんか
たまりませんね・・。早すぎて意識の世界を通り抜ける(笑)"Super sonic comedy"とか
"I didn't, you know, I didn't plan it, it just happened."といきなり浮気の弁解を始めたりと、
全体に漂う挙動不審な感じが良いですな~。

**たった2-3分のなかにsuper sonic comedyのネタを繰り返し入れて、running gag(お約束ネタ)を作れるのは、はっきりいって、天才ではないかと思いますね。笑いを超えてその才能に感動です** 


そして97年・・・


"shoo-shah"の手の動きとか良いですねぇ。
"I'm not some kind of crazy axe-wielding maniac."の後の笑い方がヤバすぎだし、
「ま~いいうい~♪(そう聞こえる)」に至っては爆笑。。。後半の「ロンドン・ライフを楽しむ方法」とか100%犯罪ですから(笑)。

**ちなみに司会の方はwowow視聴者ならおなじみのLee Mackでございます。最近の放送では「Yes?No?ワケあり男女のルームシェア」という邦題のシッコム、やってました・・・。そう、みんな芸歴ながいんです。いや~月日のたつのは早いな・・・***

そしてノエル。お~、これは97年のComedy Zoneですか。ノエルのフェスのお薦めが載ってます。
白黒でも眼力がすごいんですね・・・
noelfielding97

これも97年くらいかな?


めっちゃ若いしまともな髪型もかっこいいですね~。"Seed distribution I think it’s called."と普通に
流しながら、次の瞬間Cheese plantが靴下に種を詰めまくってるとか、さすがのネタに笑いました。
電話番号を紙に書こうとしたら"He writes on skin!!"と絶叫しだすweeping willowが相当変な奴です。オリガミ・ハットが出てくるタイミングがナイス。

**ノエルは人間じゃないものを擬人法的に表現して、おとぎ話みたいな世界を繰り広げてくのがホントに卓越してて、たまらんです*** ちなみにノエルの後にチラっと見えるのは、個人的に過去むちゃくちゃハマってプチ追っかけしていたsimon munnery...も、もうこのころから頭の髪の毛やばくなってたんだ・・・愛があるときはまったく気がつきませんでした(汗)***


で、これが98年のエディンバラ・・・今やこれも貴重な史料ですね~。
mightyboosh1_convert_20100710161550.jpg

mightyboosh2

この動画は2006年の。


ヴィンス(Noel)の衣装が眩しい・・・!そしてハワード(Julian)作のロシア世紀末の前衛風?の劇"Pies"には爆笑・・・もうヴィンスの表情&ハワードの声から、悲痛な"Why you bring me pie?"の叫びまで
全部がおかしすぎます。途中のファイトでの" Because I taught you everything you know, little man."
" You might have taught me everything I know, but you didn't teach me everything YOU know."

というやり合いは英語のトリッキーなとこですね(笑)。
結果的にヴィンスが最初に提案した"game"で終わってめでたしめでたし(?)。

★日本語でマイティ・ブーシュの二人のことを詳しく知りたい方はこちらの素敵なファンサイト、「The World of The Mighty Boosh  ザ・マイティ・ブーシュの世界」へどうぞ♪ ブーシュ鑑賞がますます楽しくなる情報が満載です。ライブ版の訳も載っているし、特に管理人のNI ぶちさん入魂のBoosh百科事典はめちゃ面白いのでお薦め★

前編ということは後編もある・・かも。
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[ 2010/07/14 21:47 ] the mighty boosh | TB(0) | CM(0)
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FC2「東北地方太平洋沖地震」義援金募集につきまして
レンタル屋ではゲット不能なアブファブとか観れるみたいです。
Huluで今すぐ視聴!今なら無料視聴実施中!
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komeddy

Author:komeddy
コメディを愛するコメディ部。常に部員を募集中です
プロフィールはカテゴリー内に埋もれてしまいました(汗)
PR会社&配給会社、ケーブルTV放送、DVDメーカーのみなさま、この海外コメディを押して欲しい!というご希望がありましたら遠慮なくcontactアットaweebitofscotland.netまでご連絡ください!全力で!宣伝・布教します! コメディ大恐慌の日本、盛り上げ協力には労力を惜しみません!

**このブログで使用している画像は全てその所有者、著作権者に帰属します。問題があるようでしたら、削除のメールをいただければすぐに対応します。

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