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Go Johnny Go Go Go Go!! ~本物の笑いとイケメンは国境を超える~

開かずの扉状態の英語圏コメディ。しかし、「面白いヤツは人気者=カッコいい」という法則は万国共通。コメディアンにはイケメンが沢山いるのです!ここでは、日本ではほぼ知られていない‘イケメン’コメディアンを紹介します。
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(多分)お待たせしました☆リッキー・ジャーヴェイスの・・・「Derek/Channel4」観ました (長いです)

リッキー・ジャーヴェイスが脚本を書いて演出する、ケアホームで働くオジサンDerekデレクを主人公とした”ビター・スイート”なモキュメンタリー「Derek」。
 このキャラがオフィシャルでデビューしたのは、 2001年のスタンダップツアー時期だと言われていますが、リッキーがThe Officeでカメハメ波級のブレイクを果たす前に、生まれたといわれてる、リッキーの”温存”キャラです。リッキー自身は頑なに否定しておりますが、 メディアでは自閉症の男性だと判断している人が多いです。そう考えてしまうざるを得ない描写がある、ということでは、リッキーがお笑い界ではトム・ハンクスのレベルでデカくなったからこそ、シリーズ化できた題材ではないでしょうか。
 そのため、戦後UKコメディ史上最大の論議を呼んでいる”コメディ”の一つ、といってもよいかもしれません。
(このあたりの経緯は、こんな記事とかあんな記事をどうぞ)そうだ、英語ですが、こんなまとめをしていたことを思い出しました 



リッキー・ジャーヴェイスの立場によりそったこの番組の背景図 (多分、妄想%は低い)

「笑い」をどこまでギリギリの線までもっていくか、その線をどこまでさらに崖っぷちへと動かせるか、とは、すべてのコメディアンにとっての野望であり挑戦であります。リッキー・ジャーヴェイスの場合はとくに、英国そしてアメリカでも地位&名誉&お金を手に入れて随分と立つ今、唯一無二のトップコメディアンとして後世に誇れる歴史を残すためには、という岐路に立たされ続けているわけです。過去に「タブー」とされてきたネタや、笑いのスタイルを才能高きコメディアンたちが次々とやってのけ、笑いの芸術として昇華させるなか、唯一の未開拓地であり、売れる前から考えていた「お勉強ができずよい大学やキャリアを持たずいじめられて生きる、社会の負け組」キャラに、”自分の笑い”を見出す彼の心理は、容易に理解できます。
 
 どんだけ叩かれ、どんだけ目の敵にされ、さらには核の部分で自分が評価してきた芸人たちにダメだしされても(上記リンク参考)、自分の才能に確信をもって突き進む、という状況かと思います。

 ちなみにDerekでは 
 Extras, Cemetery Junction、 Life is too Short, といったThe Office 後のリッキー•ジャーヴェイス&スティーブン・マーチャントと組んできた名プロデューサー、Charlie Hansonが再び縁の下の力持ちをやってくれています。そして今まで相棒という名のメンタル部下としてつねにリッキーとともに脚本を手がけていたスティーブン・マーチャントが完全に離脱しております。完全にリッキーの独壇場となっているという事実は注目すべきでしょう。それだけリッキーが「Derekはオレの産物」だというこだわりをもっている証拠なのか、それともスティーブンがスネオからドラえもんへと変貌をとげるなか、ポスト・スネオ探しをしている最中なのか、、、様々な妄想という名の推測をしているところでございます。

 オレが「Derek」鑑賞を拒み続けていたわけ
(とくにリンクもなく断定記事を書いておりますが、不審に思われる方は、オレの過去ツイッターTLをストーキングしていただければ、断定できるに値する記録はあるはずです。。。)

 ご存知のとおり、本ブログは、海外コメディをかたっぱしから見て、あーでもない、こーでもないと批評するブログではなく、英国を中心とする極上のコメディだけを、大絶賛し、愛をぶちまけるブログでございます。
 その一方、ここ近年、様々な事情から本ブログの掟にはずれ、リッキー・ジャーヴェイスを眉毛をコイル巻にしながら傍観している状況でございます。
 ホニャララとかハニャララとか見て来た自分としては、今回この「Derek」を見てもまたコイル巻になる可能性が高く、コイル巻になったらこのブログに感想をアップすることはないわけです。華やかなハリウッドスターが皆無の海外コメディの紹介やレビューなど、日本の媒体で需要があることはまったくどこにもない。観る必要性がまったくありません。
 で。
 上記の参考リンクで触れているような一連の問題を起こしているものだから、リッキーが何かすると、メディア&口コミともに超特大レベルな反響を巻き起こすんですね。さしてコメディやリッキーに興味がない、関連する仕事もしていない人たちが「好奇心」や「興味本位」で視聴。その結果、空飛ぶロケットのような視聴率をたたき出す。しつこいようですが、リッキー・ジャーヴェイスはずば抜けて頭が良いと、誰もが認識しているせいで、一連の「タブーネタ」ややりすぎ発言などは、リッキーが高視聴率となることを計算尽くで行っているのだろうと考える人も少なくありません。

 というわけで、オレを含め、番組を純粋な気持ちで見たいというわけでもなく、番組を見なければいけない理由(レビューやらなんやらを書く)必要もないコメディ・ファンは、おおむね観ざる聞かざる言わざるという決断を下しておる次第です。ストリーミング配信によるTV視聴もYOUTUBEもすべてカウントされるから、とにかく関わらない……

 だったんですが!!!

 とんでもない事実が偶然発覚し、どうしても観なければいけない状況にさらされてしまいまして。視聴にいたりました。観たのは第4話です。せっかく見たらば、感想も書きたくなるわけで、

以下その感想です。(ご興味のある人はどうぞ続きを読むをクリックしてください)
 
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[ 2013/02/25 07:52 ] 'the office' matter | TB(0) | CM(0)

おそらく必ずや2013年で最も観たい映画の一つになる「 I Give It A Year_

リッキー・ジャーヴェイスのメンタル部下であるにもかかわらず、リッキーなしの活動のほうが現地コメディおたくコミュニティー内では、絶大な人気を誇るスティーブン・マーチャントです。(他意はありません)

そのスティーブン・マーチャントが活躍し、「ブライズメイズ」やなんやらですっかりコメディ色の強くなってしまったローズ・バーンがしこたま登場し、おまけに「ボラット」の共同執筆者であるダン・メイザーが書いたという、とんでもないコメディ映画が本国イギリスで2013年2月に公開するそうです。



他にもちもしー・すぽーるの息子で随分ご立派な役者さんであるレイフ・スポール君(しいていえば、「Shaun of the Dead/ショーン・オブ・ザ・デッド」でショーンが勤務する電化製品屋で一番デブで生意気そうに働いていたあの人ですが、いえ、全然。今は影も形もないくらいスリムです)、売れっ子になりすぎてしまったのか、出世作「Peep Show」の最新シリーズであるシリーズ8の第1話では登場しておらないオリビア・コールマン、サイモン・ベーカー、ジェイソン・フレミング、ミミ・ドライバーと、なんじゃこりゃ?
みたいな共演者リストです。

ここまでくると、別にタイトルも内容も今からがちゃがちゃいう必要すらない映画ですね。なんか簡単なプロットとか説明書きがChortle.co.Ukにあったんですけど、どーでもいいや、と思っちゃいました。

2013年、この映画とWorld's Endは日本にさっさと一目散で上陸してほしいですね。。。
[ 2012/11/26 19:27 ] 'the office' matter | TB(0) | CM(0)

マッケンジー君(The Officeのギャレス)の処女作にしてWaterstones童話大賞ノミネート作読みました☆ The Windvale Sprites



マッケンジー・クルック/MacKenzie Crook君が昨年(2011)に発表した話題の童話です。



Waterstones Children's Book Prizeノミネート作


マッケンジー君が書いた童話、というだけでも興味津々でしたが、
本屋で手にした瞬間
”アレも読まなきゃ、コレも読まなきゃ”という家の”積ん読”状況が頭からすっ飛び、レジへ持っていき、
最優先で読んでしまいました。その理由は、

マッケンジー君ご本人による挿絵がめちゃめちゃかわいい!!!

そうなんです。この本、絵も文もマッケンジー君によるものなんです。
この表紙の可愛さ、そして、2-3ページに一度は入っている挿絵が、ものすごくかわいい!!!(アジのある、まさにマッケンジー君らしい”かわいさ”です。)

この挿絵のためだけでも購入の価値ありです。
ぜひこのハードバック版をご購入してください。こっちが絶対によいです。
ひさびさ、宝物としてとっておきたい級な装丁の本に出会ってしまいました。

童話ではありますが。。。

一流の役者さんが書いておる作品だけあって、言葉のすべりが非常によく、読んでいて心地のよい本です。
しかし、”童話”でありながらも、ボキャブラリー的には、一部難しいところもあり、低年齢の子どもを持つ親の多い私の周囲では、図式として下線文

親がマッケンジー・クルック君のファン
→親がマッケンジー君の本と知り、購入
→のめり込むように読み、笑う
→子どもがその様子を見る。
→本が何やら妖精の物語らしいと気づき、興味を示す
→親に話を聞き、読み終わったら貸してくれと頼む
→子どもが読む

といった流れですね。
うちの娘のケースですと、上の要領で読み始めたところ、クラスで一、二を争う優等生が読んでいるマイナーさ加減だったのですが、学校の先生方から”あら、それ読んでいるの?”と話しかけられ、まわりが”おおおお”となり、本人は”え、ちょっとあたしって、エライ?”といい気分に、、、で、くじけず、諦めず、読んでます。


以下はあらすじと感想です。


あらすじ

大嵐の翌朝、家の周辺を散策していた少年エイサはなぎ倒された木々や瓦礫の間から、とんでもない発見をします。それは、小さな体に羽のついた生き物。”妖精”にそっくりではありますが、妖精って実在するのかどうかわからず、エイサは”妖精”について調べ始めることに。お父さんお母さんにそれとなく尋ねてみたり、図書館に行ったりするうち、エイサは今から200年以上も前に、妖精がいると唱えたベンジャミン・トゥースという人物の文献を発見します。彼によると妖精はWindvale Moorにいるとか。エイサはその場所へ向かいますが、もちろん、予想だにせぬことが待ち構えているわけでして……


感想


かわいいのは絵だけじゃない!
マッケンジー君は素で、かわ面白い人だったというのが、骨の随まで実感できます。

物語の最大ともいえる醍醐味は、マッケンジー君があまりにも巧みにエイサの思考回路で物事を綴って行くところにありまして。
たとえば、妖精がいるかいないかを確認するために、お母さんに聞いてみようというシーンがあるのですが、
その理由がエイサがぼーっとしているといつもお母さんに「You've been away with fairies」と言われるからなんですね。 大人の私らなら、”妖精がいない”ということが大前提なのでこの意味を”心ここにあらずで”とか、”空想に耽っちゃって”と受けとめてしまいます。が、少年はそうは考えない(笑)
”母親がこういうということは、じつは妖精の存在は一般常識なのかも。。。”と考えるんです。
そして、さりげなく母親に妖精ネタを持ち出して、妖精に関する世間の常識を聞き出そうとするんですね。

 舞台はエイサの家や近隣の図書館やパブなど、ありきたりの場所ばかりですし、異次元世界に行くこともない。
しかし、こうした子どもならではの思考回路から産まれるユーモアやドラマ、ミステリーと冒険に溢れていて、ページをめくるてがとまりません。本当に素晴らしい作品でした。

絶対におすすめです!!
[ 2012/05/06 07:37 ] 'the office' matter | TB(1) | CM(4)

お待たせしました(汗)緊急企画です☆R.ジャーヴェイスのゴールデン・グローブ2012オープニングスピーチを考察する

みなさま、大変お待たせしました(汗)

”英国一のコメディアン”と豪語するリッキー・ジャーヴェイスを、(需要もないのに)眉毛をコイル巻きにしながら観察する、”日本唯一のサイト”Go Johnny Go Go Goでございます。

あれだけ昨年騒ぎを起こしたリッキー・ジャーヴェイスが三たびの司会ということで、話題騒然となったゴールデングローブ授賞式が先日1月15日に行われました。
はじめ、なぜにまたもリッキーなのかと思いましたが、
リッキーを懲りずに起用すれば、話題性、視聴率もあがるわけですもんね。
ちなみに、リッキーのツイッターのフォロワーが150万を超えてます。このなかにはアゲアシトリを狙っている人たちが多く存在し…… 好きかどうか、評価されているかどうか、は別にしてこのレベルで注目を浴びる人材は、やはりなかなかいない・・・ですよね。
起用の理由にピッタリですよね。(毒はいてるわけじゃないですよ~~ )


ともかくですね、
去年のアレ、を踏まえて、
リッキー・ジャーヴェイスが芸人として、エンタティナーとして、どうオープニングスピーチをやりとげたのか、
非常に興味深いところだと思い、考察してみました。
あ、固い内容ですので、ご了承ください。(汗)
一応たたんでおきますので、ご興味のある方は、ぜひ 続きを読むをクリックしていただければ、嬉しいです。
(あくまで推測入った、一個人の考察ですのでご了承ください。)

まずは、2012年のオープニングのスピーチ




そして昨年2011年のオープニングのスピーチ



[ 2012/01/17 21:21 ] 'the office' matter | TB(0) | CM(0)

みなまでいいません(汗)。が、セレブとのからみはやっぱ、面白いです。☆ Ricky Gervais/Stephen Merchant/Life's too Short


いやいや~
 英コメディ界では大論争のなか、ついにはじまっちまいましたね。

Life's Too Short.

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俳優Warwick Davisが主演のモキュメンタリーです。
イウォークとウィローでの栄光を引きずったまま今イチ出て来れないでいる彼を追いかける、というドキュメンタリーを装ったフィクション。

ええっと。第1話を観る限りでは、the officeのDavid Brent (特に2nd シリーズでしょうか)のWarwick Davis版にthe Extrasが混ざった感じです。うわわっわ、もうこれ以上書きません!

が!
やっぱりセレブとのからみは面白いですね。
第1話のゲストセレブはリアム・ニーソンだったんですが、むっちゃくちゃ笑えたので、クリップ貼付けます。




いや、ホントに、ウォーリック・デイヴィス使ってチープなネタやるくらいだったら、
リッキーとスティーブのオフィスに、毎回セレブがやってきて、トンデモナイ相談とかオファー/ピッチングする、っていうプロットのほうが、よっぽどリッキー・ジャーヴェイスならではで、大爆笑なことができたんじゃないか、と思わざるを得ません。
だって、来週はジョニデが登場するわけですし、
他にイギリスのコメディアン/コメディライターで、そんなズラズラ並べられる人はいないでしょうに。。。

あああ、もうこれで口チャックします!(汗)
[ 2011/11/11 12:56 ] 'the office' matter | TB(0) | CM(0)

そのとき相棒はなにをおもふ。☆スティーブン・マーチャント、リッキー・ジャーヴェイスについて(も!)語る


ただ今、初のツアー中のスティーブン・マーチャント/Stephen Merchant。ねんのため「the office」「Extras: スターに近づけ」でリッキー・ジャーヴェイスと一緒に書いていた、あの眼鏡君のことです。

220px-StephenMerchantAltNov09.jpg (多分マネージメントの勝手に使っていいよ、写真)


もうすぐBBCにてはじまる「Life is Too Short」のプロモでしょうか? 自身のツアーのDVD発売のプロモでしょうか? それともツアー自体のプロモでしょうか? とにかくRichard BeaconのポッドキャストDaily Beaconにゲスト出演していました!



スティーブン・マーチャントは、ご存知「the office」でいきなりでてきた感があるのですが、「the office」でリッキー・ジャーヴェイスと組むまでは、スタンダップとかやってたんですね。それと、じつはワテクシの母校であるホニャララ大学(ググればでてくるので、隠しても意味がないのはわかっているのですがぁぁぁ 汗)でDJやってたんですよね~。。。同じ大学出身。。。

なので今回のライブ活動は、久しぶりのスタンダップ かつ、初めてのfull-lengthでツアーということで、かなりチャレンジャーだったんですが、ものすごく評価が高くてですね、びっくりするくらい評価が高くて。
ここまでとんとん拍子だと、とんとん拍子であることがすでに才能なんだろうな、と思ってしまいます。

でも、やっぱり相当の努力はしておるみたいです。
Beaconのインタビューによると、このツアーのネタ作りに関しては2-3年かけて積み上げたものだとか。ヒマな時間があっては、少しずつトライアウトでスタンダップをやり、客の反応やライブの感触など試行錯誤を繰り返していた、と語ってます。

一般的に、トップコメディアンは目安的に30秒に1回のオチが最低ライン。(これは大物芸人Frank Skinnerが書いた自伝書「Frank Skinner on the Road: Love, Stand-up Comedy and The Queen Of The Night」に書かれています。芸人さん志望の方には、超超おすすめの本です)
 ローカルのコメディ・クラブなんかでやる場合は1人あたり15~20分のセットなんですが、エディンバラのソロショーは1時間。自分の名前を冠にやるツアーの場合は、もっと大変で、だいたい、90分って長さなんですね。単純計算で90x2なので、最低180のオチをつくらないといけない。
 で、それはホントに基本。ライブですから、そのときによって客の反応も違うし、自分でこれは、と思ったものがまったくウケなくて、ネタを変えなきゃいけない、なんてこともある。
余分に作っておかないと、その場その場の臨機応変な対応ができなくなるので。。。と考えると、最低でも3割増しくらいにネタ作りをしないといけない。

片手間やちょっとした遊び心でできることではないのですね。全身全霊をかけた本気勝負。 スティーブン・マーチャントは、「もともとはスタンダップやってたし、またやりたい」と思って、やり始めたものの、、「もう二度とやらない」(爆)とぼやくほど、大変さにこりごりしてるみたいです。

そのネタのテーマですが、「結婚相手がみつからない」だそうで(笑)
なんか恋愛運がないらしいです。いや、引く手あまたなんですが「それと、自分にあった人に出会うとは別問題」とスティーブン。そんなネタをやっているうちに、だんだん観客に「結婚相手をこのツアーで探す」みたいな状態に広まっていき、ある時点で、ものっすごい勝負服来た女性がずら~~~~~~~~~~~~~っと前列を占めるようになってしまったそうな。なので強く「このツアーで結婚相手を探してるわけじゃないから」と否定してました(爆)

そして、やっぱりスティーブン・マーチャントといえばリッキー・ジャーヴェイスですから、出ますわな。例の事件に関する質問。リッキーのあの言動については。。。? ときかれ
「いや、正直、一緒の仕事以外は、僕は僕、という感じなので。。。」と苦笑しながらかわしてました。
自分でも言ってますが、彼はリッキーのメンタル部下ですから。

「彼から”ちょっと相談ごとが。。。”と声をかけられたら別だけど、そんなこともないので……」だそうです。

さて、このインタビューで、スティーブンが「もう二度とツアーなんてやらない」とぼやいているのをきいて、「やっぱ、見とく?! 最初で最後のツアーなら、見とく?!」 と思った私です。(笑)

ツアー情報はこちら


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なんか。。。シュールだな。。。(涙)最近かなり男前になったと思ったんだけど。。。
[ 2011/11/01 21:32 ] 'the office' matter | TB(0) | CM(0)

コメディと差別とリッキー・ジャーヴェイスについて。


ヘッピリ腰でお気楽主義なので、
普段はこういう話題は避けるタイプなのですが、
今回はリッキー・ジャーヴェイス・Ricky Gervais の(他の芸人に比べての)日本での認知度の高さと
彼がツイッター上でやってる“笑い”(彼曰く)と
ガーディアン紙にまで書かれるほどの大騒ぎにまで発展していることから、
”英国のコメディは差別的笑いが多い”というイメージが助長されかねないと思い、ちょっとだけ書くことにしました。

注:以下はリッキー・ジャーヴェイスをディフェンスするものではなく、イギリスのコメディをディフェンスするものです。そんなわけで、リッキーの大ファンの方には、あまり気持ちのいい記事ではないと思いますので、ご了承願います。(アイドルじゃないんだから、大丈夫かと思いますが 笑。しかし、欧米には盲目的にリッキー・ジャーヴェイスを崇拝するファンが異常に多く、その光景はかつて(今も? 汗)モリッシーのファンベースを思い起こさせます。。。)


前からリッキー・ジャーヴェイスはあまり気持ちのよい笑いを繰り広げる芸人さんではなく、
差別的な発言や、人が触れて欲しくない部分やフィジカルな欠点をネタにするタイプです。(bullying comedyって感じですかね 汗)
しかしながら、それが笑いとして成立していたのは
例えば”笑いの対象”がそんな発言や言動をしてしまうthe officeのキャラクター「デイヴィッド・ブレント」だったり、
360度公衆の面前でゴシップ記事にされている超セレブだったりしたからです。

今回の問題沙汰は、40万以上ものフォロワーのいるリッキーがツイッター上で、”MONG”という言葉をつかって人をおちょくり、フォロワーにもこの言葉を使うように指示したことにあります。
(すみません、ワタクシはリッキーをフォローしていないので、キャプチャーができておりません)

この言葉は、ダウン症の方に対する蔑称です。
使ってはいけない言葉として一般的には認識されています。
ただ、最近の若者の間では、ドラッグやアルコールででろんでろんに酔っぱらった人に対してこの言葉を使うらしく(私は若者ではないし、差別的な使い方以外できいたことがないですが)
リッキーはこの言葉の使用に関して、”ダウン症の方に対する差別的発言ではない、idiotなどと同じ意味合いで使っているだけだ”と主張しています。("ie I never use the word Mong to mean anything to do with Downs Syndrome. Just like I never use the word cunt to female genitalia." とツイートしていたそうな。)


 しかしながら、彼がmongといいながら添付する写真や、フォロワーがmongと呼ぶ対象は明らかにダウン症の方なんですね。
 
"Ricky Gervais... seems to have spent the first couple of weeks mainly posting pictures of himself pulling the kind of faces that school children pull to parody the disabled and calling people "mongs"." (Richard Herringのブログより)
 
で、このリチャードのブログを読んだリッキーのフォロワーが
"Who the hell is Richard Herring? I'd call him a mong, but I don't want to insult mongs!! :-)”とツイートし、リッキーがRT。40万人のフォロワーがこの言葉を使い、読み、笑い、リッキーがRTをするということが繰り返されているのです。
 リチャードに対するツイートで証明されているように
 最初のmongと後のmongは使っている対象が違うことをおわかりいただければ、この事態がどれだけとんでもないことか、おわかりいただけるかと。


差別的使用からはじまり、一般的に別の意味で使われるようになってきた言葉はいくつかあり、
例えば”gay”とか、今は、可愛いとか女の子らしいとかいう意味で使っていたり。
でもやっぱりほとんどが使い方に気をつけないといけない言葉ばかりです。

往々にしてイギリスのコメディ内で、差別的な言葉を発するときは、その言葉が持つ差別的意味や対象に対して笑うのではなく、その言葉を発した人の一般的常識のなさを笑う。
または、(スタンダップなどの狭い空間で)芸人と客の間で”あ・うん”の呼吸が伝わっているという場合だと思います。

リッキーが本人”リッキー・ジャーヴェイス”として発している以上、
ツイッターという”誰も”が読める場所は相応しいものではない。
彼のやっていることに対して、かなりの人が反応し、やめるよう、求めています。
the GuardianChortleでのブログ記事もみな批判的です。

というわけで、イギリスのコメディは攻撃的で差別的なものが多いとか、思わないでもらえるとうれしいです。。。

[ 2011/10/21 13:52 ] 'the office' matter | TB(0) | CM(2)

緊急企画(爆):ゴールデン・グローブ賞のリッキー・ジャーヴェイスについて考える

Are we at war with England? ~The Washington Post

PH2011011700188.jpg(写真はthe washington postより)


名文句になってしまいましたね。リッキーが司会のゴールデン・グローブ賞、注目されていた方も多いと思います。というわけで、今回の一件についての考察がテーマです。


セレブこきおろしは、リッキーの笑いのスタイル。

「The Office」の、特にseries 2を見ればわかるとおり、もともと、この人、気持ちのいい笑いを作るコメディアンではないですよね。ライブは、かなりひどい(笑)です。
はじめっからアメリカをマーケットの視野に入れてた「Extras:スターに近づけ!」のアンディを見たとき、いい人のキャラ設定になっていてびっくりしたくらいです。

(そういえば「Extras」にゲスト出演していたそうそうたるハリウッドの俳優たちは、今回のスピーチと似たり寄ったりな描き方でしたよね。じゃあなんで、「Extras」はアメリカでもばかウケで、ゴールデングローブ賞では非難ゴーゴーだったのかといえば、こき下ろされている当人の認知がとれてるかとれてないか、の差かと思います)
 
そんなスタイルの確立にいたるまで

リッキーの笑いは、実体験をもとに、虚構の世界を構築し、観る側にその境界線をはっきり見せずに展開します。彼の話がどこまで嘘でどこまでホントかわからない。リッキー・ジャーヴェイスというキャラ設定もそうです。屈折した思いやネガティブな性質をピックアップし、そこから誇張して作り込んでいきます。
 このスタイルを培ったのは、ロンドン大学内のvenueのブッキングマネージャーをやっていたときかと。彼は心底から笑いが大好きで、そのテイストはずば抜けて斬新だったと言われてます。特に、ポストオルタナ芸人と称される人々を率先してブッキングしていました。 彼自身「Stewart Lee」に影響を受けたと言っています。(→またかよ、とか思わないでください。事実です 爆)
 こうしてコメディ界で生きるのに必要なノウハウとコネクションを手に入れていったと思われます。オックスブリッジでなく、コメディクラブ周りなしで、ブッキング・マネージャーから英国コメディ界の階段をスキップでかけあがっていった。(わる~~~~~い言い方をすると、彼は「芸人」と同じレベルにたったことないんです(笑)。コメディ・サーキットも回らない、エディンバラでも腕試ししない。「the office」他のコンビ・ライターStephen Merchantが、過去芸人輩出歴ゼロの、ウォーリック大学出身というのも、なんだか理解できるような……? 


なぜ司会のオファーを受けたのか。について
 
 というわけで、リッキーの本来のテイストやスタイルは現地のコアなコメディファンが好むようなゴリッゴリのとんがった系な笑いなんですね。そしてそれは、屈折した自分があってこそ成り立つ種類のもの。

しかし、彼の今のキャラは、劣等感を感じる必要のないセレブになってしまっている。また彼の日常生活は、アメリカの華やかなセレブが共存できる世界。立つ舞台は、前衛的で斬新な笑いが繰り広げられるロンドンの小さなコメディ・クラブではなく、セレブが観客の華やかで猫もしゃくしも注目するゴールデン・グローブ賞授賞式なわけです。観客は”善”であるべきという理念を持つ人々ばかりです。
 気がつくと、リッキーの笑いのスタイル、観客の種類、さらにはリッキーの立ち位置にずれが出てしまっていた、ということになります。

 この状況、リッキー自身が一番よく気づいていると私は信じます。
'I warned them(→them = ゴールデングローブ賞のプロデューサー)’
って、言ってるくらいですから。 忠告が理解できない人が多いから、あえて司会のオファーを受けて、何らかの形で次に進みたかったのではないか(妄想はいってます笑)、今生じているズレを矯正したかったのではないか、と。すくなくとも、ゴールデングローブ他の司会のオファーが来なくなれば、彼のイメージ・キャラは矯正はされるのではないでしょうか。

 
長々と失礼しました(汗)

最後に、ゴールデングローブ賞でリッキーをブッキングした人は、こういうものを期待していたんかな(笑)というクリップで締めたいと思います。合い言葉は「万歳、スティーブン・マーティン」あれ?違う?(爆)
 
 
[ 2011/01/19 13:52 ] 'the office' matter | TB(0) | CM(4)

うおっ! ’the office’のミリタリーおたくGarethが社会派ドラマで兵士役に: the accused 第2話。


みなさま、ご存知、the office。

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(2006/01/27)
リッキー・ジャーヴェイス、マッケンジー・クロック 他

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私も、みなさま同様にハマり、涙を流して笑い、出演者の
Climate Challenge - online gameshow - Mackenzie Crook On Location 3f
マッケンジー君(すみません、もう君などと呼ぶ年ではないのですが、どうにも今だにそういうピュアさが見えるセンシティブボーイなイメージがありまして、どうにも君なしでは語れません)や マーティンに 

きゃーきゃー言ってたクチです。

今回は Gareth君だったMackenzie Crook/マッケンジー・クルック、最新アップデート情報です。
the office卒業後も素晴らしい活躍ぶりを見せておったマッケンジー君ですが、
今回、秋のBBC目玉の1つである1話完結ドラマ「Accused」第2話に出演し、論議・・・もとい(笑)大きな話題を呼んでおります。




このドラマ自体については、そして第1話については、dikokuせんせいのブログをご覧下さい。




というわけで、第2話frankie's story(笑)。

~~~注:元・コメディ俳優が出ているというだけで、まったくコメディではありませんっ!                     しかも、かなりネタバレ・・・~~~ 

英国陸軍の話です。
フランキーと友人がpetty crimeで刑務所に入るか軍隊に入るかの選択をとらされます。彼らは軍隊ヤダけどムショはもっといや、っつ~ことで軍隊入り。早速バリバリ戦地(アフガンやなぁ~)で戦闘させられます。けど、フランキーの友人はブルブル。
Lance Corporal(上等兵)のバックリーが"RETURN FIRE!!!!"と銃を向けて繰り返しどなっても、ビビって何もできない。そこでバックリーは"make-the-bitch" 策を彼に実行します。イジメです。
理不尽な理由で腕立て伏せ●●●回、食事にspitting、身の回りのものズタズタに引き裂き、もう精神的にボロボロにしてくんですね。そしてとうとう、ある事件をきっかけに、彼が限界に達してしまう。

じつは、冒頭で(これ、シリーズ通してのお約束なんですが) フランキーが裁判にかけられる前後のところからはじまるんですね。さて一体どうしてどうなって、フランキーがaccusedされているのか。 

いや~・・・・・(汗)

dikokuせんせい情報によると、なんと英国陸軍から大批判。BBCには”あくまでフィクションだとくれぐれも強調するように”というお達しがあったらしいっす。
けど、これ・・・リアルに違いないって、視聴者みんな思うと思うぞ(汗)

さて、本題です(今から?! 汗)

マッケンジー君は 以前オフィスでもミリタリーおたくで、オタクっぷりなところを肴にさんざんティムにいじめられていました。しかし、今回挑んだ役は 上等兵バックリーのほうなんですね!

446mackenzie_crook.jpg

意外?! と初め思ったのですが、ハマリ役でした! ちょっとイッちゃってるイメージあるし、実際イッてしまっているnerdな役を演じるのがうんまい人じゃないですか。(そして外見含め、それが萌えどころ・・・)
彼だからこそこの、「戦場の狂気が作る秩序」ってものがリアルに視聴者に伝わったと思います。

そして彼のツービートな台詞がすんごい頭にこびりつくんですよ。
完璧な秩序による美の具現化かと思います。
行進とか序列とか、言葉の並べ方とか、(因果関係と切り離して)それだけで見てみると、吸い込まれるような魅力があります。
1つの例としてあまりにグッと来たマッケンジー君、もとい、上等兵バックリーの台詞をご紹介します。

We don't get many intellectuals here.
We get young men with very little imagination.
That's why they're so fucking brave,
cos half the time they can't imagine the consequence of their actions.
and that's how we like it.
Trouble is they can't imagine the consequences of stepping out of line,
either, of letting their mates down, losing their mates' trust, losing their mates' friendship.
So you need a bitch.

み、耳ではなく、目で読む作業なので、伝わらないかもしれません(汗)

しかし、どちらにしても、1つ共通していえることは、

確実にウツに入れる台詞。かと思います。



すっかり気分もどどめ色になってしまったので、Garethがミリタリーおたくっぷりを発揮していたお気に入りシーンで、明るく締めたいと思います。



[ 2010/11/26 00:25 ] 'the office' matter | TB(0) | CM(2)
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Author:komeddy
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