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Go Johnny Go Go Go Go!! ~本物の笑いとイケメンは国境を超える~

開かずの扉状態の英語圏コメディ。しかし、「面白いヤツは人気者=カッコいい」という法則は万国共通。コメディアンにはイケメンが沢山いるのです!ここでは、日本ではほぼ知られていない‘イケメン’コメディアンを紹介します。
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カテゴリー  [ Edinburgh Fringe ]

う~~~~~~~~~~~ん☆エディンバラ・コメディアワード2012結果発表。


発表になりました


今年大賞を獲得したのは、Doctor Brownでした。

doctor-brown-befrdfgth_25151.jpg

いや、すいません、ちょっとYOU TUBEで見てみたのですが。

う~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ん(苦)



そして新人賞は

Daniel Simonsen君。


daniel-simonsen-champions_24963.jpg

へえええええ~~~~~~~~~~~~~~~~~~・・・


あら。。。 この2人、所属事務所が同じだ。。。 


以上です。。。





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[ 2012/08/26 06:22 ] Edinburgh Fringe | TB(0) | CM(0)

わたわたするうちに最終週&フリンジコメディ大賞ノミネート発表!☆the nominees for the Edinburgh Comedy Awards

東京で500万個の毛穴から汗を吹き出し「死ぬ死ぬ」とナメたこと抜かして2週間、夏でもパーカー一枚マストアイテムなエディンバラに戻って来たら、発表になってました。

エディンバラフリンジのコメディ大賞 ノミネートです。

ノミネートされた芸人さんとそのショータイトルは以下のとおり。

ベストコメディ部門:

Claudia O'Doherty: The Telescope 
●どうしても時間の都合がつかず見逃した、イナムラのこの人キタかも!? リストの芸人さんです。
これを感じたのは、かくいう例の、ロンドンで一番イケてるハコだと思っているUnion Chapelでお試し版を見たときで。
バスデンさんの感想でおなか一杯になっちゃって、書くのをすっかりうっちゃってたんです。すいません。

なぜ気に入ってしまったかというと、彼女はある意味ジョニー・スイート君と非常に近い形のコメディスタイルなんです。私の守備範囲だったわけです。

というわけで、彼女が受賞したほうがいいかも、と思っています。すごく受賞の価値があるような気がします。

Doctor Brown: Befrdfgth
 ●見てないです。見てない理由は、14禁のフィジカル・コメディよりのショーだから。たんなる趣味の問題なので、ぜひ機会があったらご覧になってください。2-3年くらい前から、レビューの評価が高かったです。
 フィジカル・コメディはどうしても期待レベル値をすごく上にあげて見ちゃうという悪いクセがあるので、直さなきゃな、と思っています。
じつは、Boy with tape on his faceも見てないんです。
 この傾向を見ていると、そろそろ、再びのフィジカルコメディブームがメジャーな土俵に舞い降りて来るかもしれないですね。

James Acaster: Prompt
●チェックはしてたのですが、食指が働きませんでした。その理由は
ー自分の好みの芸人さんがあまり所属していない事務所所属
ー好きな芸人さんたちが話題にしない
ー今や若手芸人の登竜門?的なラッセル君のGood Newsの注目芸人コーナー出演済み
ーかわいこちゃんじゃない。。。(すいません)

上記のうち3つはないも同然だった昔は、話題になったり、ポスター&キャッチ次第でホイホイ観に行っていたんですが。。。様々な業界の思惑がはびこったり、お笑い関連ビジネスが変貌をとげていくなか、どんどん目利きが難しくなってきました。。。(といって、見てない言い訳をしてみる)


Josie Long: Romance and Adventure

●う~む。もう3回目のノミネートですかね。とらせたいの?!それとも最近の女性芸人にもっと注目しよう!みたいなトレンドを反映させたいだけ? ネタなんだかアホなんだかかわいそうなんだかわからないノミネートですな。 彼女については、過去にStewart Leeがらみで何回か話をしていますので、はい、ご興味のある方は、ハイ。ぜひポストオルタナ芸人のカテゴリーをよろしくお願いします。


Pappy's: Last Show Ever!

●今年このなかの1人マシュー・クロスビーを見た感想を書いてます。はい。
たしか初めてのノミネートだったと思います(ちがったらすいません)。
今年のコレが終ったらもうPappy'sでは活動しないよ~みたいなノリのショーなので、これ受賞しちゃったら、どうするんだろう。。。うーむ。。。

Tony Law: Maximum Nonsense
●でた! ほ~~~らっ! でたでたでた! トニー・ロウです!
コメディ部の孤独な祭りじゃないんですよ! 一応ちゃんと、欧米のライブコメディ界をめっちゃ最新でお届けしているということがおわかりいただけたでしょうか?
過去に(日本ではおそらく)本サイトのみが、延々とボー・バーナム祭りを開催していた
とき以来、久々の大当たりを実感しました。。。
とはいいつつも、トニーにはここでメジャーになって欲しくないです。だってメジャーになっちゃうと、かなり芸風やゲタが台無しになっちゃうもの。どうか取らないでください!





Best Newcomer - shortlist:

Daniel Simonsen: Champions
●すいません。彼はホントにまったくのノーマークでした。おそらくその理由は上記と同じです。まったく同じ理由なのが、コワイくらいです。ちょっとこのクセ、直したほうがいいかしら(汗)

David Trent: Spontaneous Comedian
●彼はマーク・トーマスが褒め讃えていた新鋭さんだったので、興味あったのですが、なにぶんカワイコちゃんじゃない。。。ので、観に行かなかったです。すいません。でもマークが褒めるんだからホントに面白いんだと思います。

Discover Ben Target
●彼はThe Invisible Dotの一派なので、とても気になっていたのですが、こちらは日程がどうしてもあわず、無念にも逃しました。
それにしてもクラウディアちゃんといい、
コメディ部のイチオシ事務所The Invisible Dotは、いたってマイペースかつ弱小にもかかわらず、ちゃくちゃくと才能のある芸人たちを輩出しておりますなぁ。。。


Joe Lycett: Some Lycett Hot

●ええっと、ここで触れたことがあります。(BBC コメディアワードノミネート記事)
http://komeddy.blog130.fc2.com/blog-entry-212.html
街中でポスターをよくみましたが、警戒して(新人さん&かわいこちゃんではないので)、見ませんでした。来年見てみようかな、と思います。ちなみにBBCコメディアワードのノミネート者、クリス・ターナー君も今年ソロショーをやっていたのですが、レイプネタで叩かれるターゲットの1人になっちゃってました。この経緯、ちょっと簡単に説明できないので、今度あらためてしっかり書けたらと思います。


Sam Fletcher: Good on Paper

●無料フリンジコメディでやっていた芸人さんがノミネートです。
無料フリンジについては去年レポートしたEastend Cabaratでも書いたことがあるのですが、無料フリンジが次第に存在価値を高めることで、もともとの「フリンジ」の魅力が少し復活するといいな~とも思います。
そういいつつも、有料コメディチェックだけでいっぱいいっぱいで、今年は一つもチェックできませんでしたが(汗


今週末に結果発表です~~~。
[ 2012/08/23 18:34 ] Edinburgh Fringe | TB(0) | CM(0)

天下のハリウッド俳優ヒュー・グラント(本物です)、エディンバラ・フリンジで昨晩門前払いされたそうです。☆ Hugh Grant Barred from Fringe Venue


しつこいようですが、セレブが、ごちゃまんと来て遊んでるんですよ。エディンバラ・フリンジ・フェスティバル。


さきほど入って来たニュースです。




ヒューさま、お気に入りの米芸人を見るために、総勢11人かなんかで連れ立って会場へ向かったんですって。
そのショーが夜の11時40分だったものだから、ID見せないといけなかったらしいんですけど、
同行者がID持ってなかったんですって。そしたら、全員門前払い。。。というもの。

芸人さんの広報さんまで出て来て、「ちょっとこの人誰だと思ってるの、ヒュー・グラントだから。ちょっと都合きいて入れたっていいだろう?」と抗議するも、「ID見せられない人は入れませんから」の一点張りだったそうです。

ヒュー・グラントに「ダメ、入れません」って、ガンとして受け付けなかった会場係の人、
顔見せてもらえませんか?(苦笑 あなたがた、14歳以下お断りとかいうショーに、到底14歳に見えない子ども連れた家族が入るのを止めないじゃないですか。わたしゃ、そういう人々を何人も目撃してますよ。
 ヒュー・グラントの取り巻きにそんな態度とるなら、14歳以下禁止のショーに出入りする子どもを規制するほうが、よっぽどマトモじゃないっすかね?
 あなたがたのそうしたずさんな対応が、子どもには聞かせたくないネタを抱えた芸人さんにツライ思いをさせたり、芸人さんからセレブが見に来たという宣伝文句の一つにでも使えるというチャンスを奪っていたりするんですけど。



はじめ笑っていたものの、だんだん、笑える話ではなくなってきた自分のオタクっぷりに、ちょっと泣きたくなりました。。。


ちなみに、ヒュー・グラントが観に行こうと思っていた芸人さんは こちら エディ・ペピトーン/Eddie Pepitone

eddie-pepitone-s-bloodbath_26432.jpg

http://www.edfringe.com/whats-on/comedy/eddie-pepitone-s-bloodbath


アメリカの芸人さんなので、認知度はイギリスよりよいのですかね。。。 アメリカでは通ウケ/その道でのカルト的人気を維持しています。



今度彼のキャリアを描くドキュメンタリーができます。


これ、でも結果的に、このニュースのおかげで、エディは世界中にその名が知れ渡っちゃった感じですかね。だったらよいのですが。

[ 2012/08/18 23:24 ] Edinburgh Fringe | TB(0) | CM(3)

今年ハマったフランス人キャラのコメディMarcel Lucont の中の人のスタンダップを観ました☆Alexis Dubus @Edinburgh Fringe Festival

先日強烈なキャラクターコメディ「Marcel Lucont」に超ハマったもんですから、中の人Alexis Dubus君が気にならないわけがありません。彼が「Cars & Girls」という1時間もののスタンダップを別ハコにて同時開催中のため、チェックしに行って参りました。

alexis-dubus-cars-girls_25329.jpg




http://www.edfringe.com/whats-on/comedy/alexis-dubus-cars-girls


簡単に言うと、これは、素のアレクシス君のロマンスとロマン紀行を、率直にまっすぐ語る1時間でした。現在33歳のアレクシス君は、(ホントはどうだか知りませんよ!芸人さんですから)あんまり恋に器用なほうではなく、出会った恋が長続きすることがあまりありません。ここでは、、、と、ビターなロマンスのきっかけとなった旅と、ロマンスの終わりをきっかけに始めた旅という2種類の旅行記を語ってくれました。

旅の途中でおこるハプニングやら、個性際立つローカルの人々とのやりとり、それから目的地で行われていた奇想天外なお祭りなど、滑らかなトークで語ってくれました。ポイントポイントであるビタースイートなロマンスのお話も、はいはい、って感じで、わかりやすかったな。と。

なんですが……

 確かにアレクシス君の体験談って、普通の旅行ではできないようなものなんです。そこに個人旅行として行っちゃうのは、すごい。彼が行かなきゃ、世界のどこかでそんなことが行われているかなんて、想像もつかないわけですから。彼の旅の面白体験談だけで、価値はあると思うんですね。
 でも、それ以上を求めてしまいたくなっておりました。
 なぜかというと「こんな珍しいものが!」とか「こんな面白おじさん/おばさんが!」っていうものを画像、映像でガッツリおさえて、具体的に見せてくれる日本のバラエティ文化に慣れちゃっているせいだと思うんですね。 しかも、そのレポーターさんという名の芸人さんがとくに悪意なくすばらしいリアクション芸をしてくれる。具体的にいうと「世界の果てまでイッテQ!」のことです。はい。アレを観てると、そうとうこの手の「お笑い」の期待設定値が上がってしまいます。
 
 というわけでオドロキの日本のバラエティ文化を褒めてみる記事になってしまいました。。。(汗 
が、もし機会があったら、アレクシス君のような体験談ライブコメディをご覧になってみてください。TVの観すぎで想像力にかけている不安につねにかられているワタシのいうことですから、「そんなことないぞ!彼すっごいよかったぞ!」っていう人沢山いると思います。

ホント、なんて参考にならない感想なんだ。。。すいません。







[ 2012/08/16 01:36 ] Edinburgh Fringe | TB(0) | CM(0)

しつこくてすいません。今やワタシのアイドル(?)TONY LAWの追記です☆Edinburgh Fringe Festival


フリンジレポートの記事はこちら


ああああ、すいません(汗 もう、今や
「ジュード(ロウ)の時代は完全に終わり、トニー(ロウ)の時代が幕を開ける」くらいな勢いで盛上がってます、トニー・ロウ。

YOU TUBEをあさっていたら、今年のGlasgow Fringe Festival のショーケースで
トニーが、今回の「Maximum Nonsense」で一番おいしいネタとしてフィナーレで披露していた象ネタを、work in progress的な状態でやっているのを発見しました。



この「アフリカ象とインド象がバーに入って。。。」それぞれの象に細かなキャラ設定をしやりとりをしているだけでも充分に楽しいのですが、私が先日あまりに気に入って2回観に行ったバージョン(完成形)は、こんなの生易しい、と鼻で笑っちゃうくらいの、レベルです。

なので、これを見つけて観た方がいらっしゃったら「え~、たしかに面白いけど、こんな程度?」ってどうか思わないでください。
つくづく試作段階って、”試作”段階なんだな~、と。また数分のスロットの場合と
1時間というスパンで考えたときとでは”ネタ”の作り方がとても異なるということが、
改めて思い知らされました。

MAXIMUM NONSENSEはぜひともDVDになって欲しいですわ。。。




[ 2012/08/11 02:04 ] Edinburgh Fringe | TB(0) | CM(0)

今年のフリンジで最も注目、芸人がこぞっておすすめする、あの!芸人にワテクシも簡単にオチました☆Tony Law "Maximum Nonsense” 

ラッセル君のGood NewsやStewart Leeの番組「Comedy Vehicle」(→この2つに両方でてるってことは、ある意味オイシイネタです 笑。)にあるスタンダップ芸人紹介コーナーに登場したりしていて、
昨年あたりにすでにかなり話題になっていたんですよね。

私もたしか、去年にFast Fringe Showという芸人13人くらいが2分くらいのネタをノンストップでやりつづけていくショーで、彼を観て、「なんか、声おっきくて、豪快でいいなぁ」と好感触だったんですよね。

Tony Law / トニー・ロウ です。

tony-law-maximum-nonsense_24259.jpg

http://www.edfringe.com/whats-on/comedy/tony-law-maximum-nonsense

トニーはコーンウォール(イギリス南西)で生まれたんですが、2歳から19歳までカナダにいたんですって。んで19からロンドンに戻ってきて、そのまま。。。のせいか、なんかアクセントが面白い人でした。聞きやすいんですけど、「どこの人?」みたいな(笑

でもほら、容姿が気になって、ググって調べちゃうっていう種類ではないので。。。
そのまま、放っておいたのですが。。。


今年、私の好きな芸人さんがこぞって、「Tony Lawおすすめ!」って喋っている記事を読んだので、
へええええ、っと観に行きました。

そしたらば!! 

ワテクシ、笑いの大量破壊兵器を発見してしまいました。
以前の記事で、「ハリー・ヒル」の真似できる人、いるんかいな? ってぼそぼそ書いたんですが、
も、も、もしかして、彼が?! と思ってしまったほど、すごかったです。


内容はタイトルどおりの、MAXIMUM NONSENSE


とにかくパワフルで声がでっかくて豪快。
お昼の12時半というスロットにはおよそふさわしくない、テンションの高さとエネルギー消費量でド肝を抜かされます。
「この時間帯しか空いてなかったんだぜ! だからなんのプレッシャーもない! そうら、みんなでせ~いのっ! BANTERS! (いわゆるおバカジョーク、ってやつですかね)」って、いわゆるベタベタのナンセンスジョークの連打からスタート。科学的に立証されない事実を元にしたネタを使い、誰かに突っ込まれる一瞬の隙もあたえず「BACK OFF SCIENTISTS! IN YOUR PENS!」って叫んだり、
前列に座った観客の名前をきいておいて
彼が名前を言ってる最中に、
「ポール・ポット?! ポル・ポトかよ! この虐殺者!」
と、極めて一方通行っぷりを見せてくれます。

 そんな「名前は?」「どっから来たの?」系でふっておきながら、観客をいじるってことを投げ出して
「どこから来たの?って意外と答えるの難しいよね。自己アイデンティティにもつながると思うけど」って流れで、自分の話へ。「海賊」になりたかった、ラッキーにもおじさんが海賊で。。。って海賊ライフの体験談をガンガン喋りだします。(もちろんネタです)
 ガンガン喋っていてぜいぜいしちゃったところで「もう1人のおじさんは。。。」って今度は別のおじさんの思い出話(ネタです)。これも、ガンガンしゃべって、そのホラ話がだんだんホラすぎて、もうこれ以上限界ってところまできて、「ああ、こういうときに、名作に登場する名前や土地名をひっぱってこれる芸人さんに憧れるよね」
 って、今度は「憧れの芸人さんみたいにアレがやりたい!」ネタに突入。
 ギター持って一発ギャグやる芸人さんに憧れるんだけど、ギター引けないから。。。って 舞台袖から得体の知れない民族楽器(これがめっちゃくちゃデカイ)を取り出してきて演奏をおっぱじめる。
んですが、弾いては中断しくっちゃべり、くっちゃべっては弾いてを繰り返し「喋りながら演奏できない」しかも「一発ギャグが作れない。。。そして気がついたら楽器を片付け、別ネタに移り。。。

 と、一事が万事こんな感じですすみます。そして最後に「これは今回初めて披露する自信のネタ」「これで俺は一気にメジャーになる! アングラ生活とはおさらばだ!」とあまりにも強引な展開でフィナーレへ……

「この1時間をとおして、こんなメッセージが。。。」とか「こんなテーマが。。。」とか「こんなことを言い当ててて面白い」みたいな、そんなものが一切ない正真正銘の「MAXIMUM NONSENSE」です。



「俺の中にはモンスターがいる」を笑いに表現すると、こんな感じ?

トニーの笑いを観て、「コイツ、ゴジラだ」と思いました。
 大きなオチを求めて突き進むだけ突き進むんです。でも、どんなに突き進んでも大きなオチがなく、”あああああ、じゃあ、こっちに行こう!”って方向転換し、また大きなオチを求めてガンガンすすむ、ガンガンすすむんだけど、そのネタの大オチがまた見つからない。”あああああ! じゃああ今度はこっち!”ってまた別ネタでガンガンすすむんだけど、、、ってことの繰り返し。まさに大怪獣が人間界でビルを破壊し、人や車を踏みつぶし、とっちらかすだけ、とっちらかしておいて、収集つかなくなって。。。。えええっと、”ギャオおぉぉぉぉぉぉー。”と叫んどく? みたいな。

 この笑いのスタイルが、トニーが断続的に繰り返す「海賊になりたい」とか「普段は見せないけど、俺の中にはEVILなモンスターがいる」とか「●●なシチュエーションで、俺ついにほんとうの自分を出しちゃったよ。ギャアアアアオオオオオオ!」みたいなトークとオーバーラップ。おまけに最後のとっておきネタは「象」ですから。(→この象ネタは、近年希にみる、「何度も観に行きたくなる」ネタです。私2回も観に行っちゃったんです)
 壮絶にくだらない、何の関連性もないネタをばらまくだけばらまいているだけなんだけど、その彼の作り出す空間がキレイにシックリと収まっている。
 ただのエンタメおばか笑いじゃないです。これは、High Art同等のアート芸術と認めるべきです。
 

 確実に系統はStewart Leeなどがやっている手合いのものなのですが、トニーならではの世界ができてます。超新鮮で最高です。マジでめちゃめちゃホレました。
英国コメディのスタンダップ界にとってTONY LAWは外せないです。

とっちらかすだけとっちらかすトニーが、次に一体どんなネタで「お片づけ」を計るのか。
今から楽しみでしょうがありません。

あまりにおすすめなので、トニーのYOUTUBEリンクを貼付けようかと思ったのですが、
う~ん、クリップだけだど、ただのナンセンスオヤジみたいな感じなので、
ぜひ、ナマを、ナマを観てください!



[ 2012/08/10 10:32 ] Edinburgh Fringe | TB(0) | CM(2)

(しつこく続く)フリンジ鑑賞日記 ピーちゃんことPete Firman 他 2本☆Edinburgh Fringe Festival

ガツガツいきます。


☆Pete Firman

ピート・ファーマンこと(我が家では)ピーちゃんは、こんなところやこんなところでガッツリ紹介しています。
というわけで、ピーちゃんがエディンバラに来るというのに、見逃すわけがありません。
14歳以下はお断りなので、かわいそうに、大人だけのお楽しみですが(爆

pete-firman-hoodwinker_24977.jpg

http://www.edfringe.com/whats-on/comedy/pete-firman-hoodwinker

BBCの人気マジックショーなんかに出るようになったら、なんだかキャパのデカイ大きなハコでゴールデンタイムの9時に毎日満員御礼の芸人さんになっておりました。
相変わらず背が低くてかわいくて、愛嬌があって、腰低くてフレンドリーで、そして肝心の!マジックも文字通りマジック!

今回は新しいマジックとあわせて、TV放送でやっていたトリックもやってくれました。
一つがジュースパックに、オレンジジュースを入れたのち、沢山あるグラスにそそいでいくと、牛乳、栄養ドリンク剤、苺ミルク、コーヒー、ワイン、と入っているんですね。
全部本物(お客さんがテイストずみ)
そして紙パックをあけても、何も仕掛けがない!

もう一つは、お客さんをステージにあがらせ、お客さんを椅子に座らせ、カードゲームをはじめるんです。ピーちゃんは手にもっているカードから1枚ピックアップしてそこに「ピート」って記入、それをカード束に戻してカードを切る。そのあとカードを一枚一枚見るんですが、「ピート」って記入していたカードがないんですね。
そのカードは、なんと、お客さんが下敷きにして座っているんです。もちろん、お客さんが座ったときには、そのカードはないし、お客さんは着席した後立ったり座ったりは一度もしていなんですよ。

もう、マジでわっけわからないマジック! の世界でした。
でもって、一番わからないのは、早口でちゃちゃちゃっと喋っちゃうKnob jokes(下ネタジョーク)をのぞいて、10歳くらいの子どもが来てはいけないような内容のものは何もなかったんです。うちの子だったら、あんなSubtleな感じの下ネタ、気がつかないでスルーしちゃうと思っちゃいました。。。
なんで子ども来ちゃだめなのよ(涙 ピーちゃん、うちの子泣いてるよ。。。(涙 


Matthew Crosby マシュー・クロスビー

フリンジを通してビッグになりつつあるスケッチ(コント)グループPappy's の1人ということで、
旬のものです。
昨年ソロショーデビューだったとき、かなり警戒して観に行かなかったので、
今年は、そろそろいいあんばいなのではないかと期待して、観ました。

250_Matthew Crosby 29x29mm IMAGE CHANGE

http://www.edfringe.com/whats-on/comedy/matthew-crosby-is-matthew-crosby-in-matthew-crosby-the-show?day=08-08-2012&performance=33%3A1415

うん。はい。とても聞きやすいシャベリをする人です。
とてもインテリ系のイギリス英語です。扱うネタも「wiki how」をおちょくるインターネットネタなので、聞きやすいです。
今調べてみたら、彼がしゃべっていたWikiHowで見つけられる答えは、完全に彼が作ったspoofっぽい。ということで、フィクションの世界と現実の世界をあやふやにして、リアリティを高めることで笑いを繰り広げてるみたいですね。パワポとか使って、プレゼン風にしてました。。。


フライングしたかもしれないです(汗 フリンジは、目利き一つで非常に勝敗の分かれ道となる、ギリギリの戦いです。フリンジソロデビューまもないため、と1年寝かせて、ドンと来る芸人さんもいれば、1年またなくても、これは!という芸人さんもいる。または、3年かかっていきなり爆発ドッかーん!な芸人さんも。
こういう目利きの失敗や成功を繰り返し、次の挑戦では必勝をめざす。私もまだまだ修行中です。

精進します。




もう2つ観ましたが、彼らのキャリアの名誉のため、割愛させていただきます。


[ 2012/08/08 09:07 ] Edinburgh Fringe | TB(0) | CM(0)

お客様はMAX8人。最高のおもてなしで、あなたの笑欲をフレンチフルコース風に満たします☆Simon Munnery "La Concepta"


(注:長いです。ホントにすいません)



 英国のアングラ系ポストオルタナコメディでは確実にトップの1人として君臨するサイモン・ムネリー。
彼の世界に対する”笑い萌え”の度合いと、彼の笑いにハマった自分の狂気っぷりがあまりに度を越しすぎていて、
自分のなかで「パンドラの箱」状態だったんですね。
 狂ってた当時の自分がこっぱずかしくて、その記憶ごと封じ込めようと、彼の笑いごと見ない、っていう末期症状です。

http://komeddy.blog130.fc2.com/blog-entry-397.html どんだけ狂ってたかはこの辺あたりで、ちらっとだけかいているのですが。)

 そんな私の「愛余って封印」芸人だったのですが、
 UKコメディウエブマガジン「Chortle」主宰の2012年コメディアワードのINNOVATION部門を受賞していた ”La Concepta”を今年もエディンバラでやるんだ、という情報をゲットし、
 ついに解禁してしまいました。

simon-munnery-s-la-concepta_24635.jpg
http://www.edfringe.com/whats-on/comedy/simon-munnery-s-la-concepta


その内容とは。


MAX8人の観客がお客役を担い、サイモン扮するフレンチ・シェフから優雅なフルコースのおもてなしを受ける40分です。レストランにて8人がけのテーブル席に座らせられ、ワイン、前菜、メイン、そしてデザート、といただきます。
いただくのはお料理ですが、食べるお料理ではなく、コメディのお料理です。デザートまでいただいたあとは、もう、サイモンのコメディでお腹が一杯!というわけです。

。。。 きいただけで、ウズウズ、しませんか?しますよね?するんです。
私は理性がぶっとび、チケットをゲットし、当日まで心待ちに待っていたんです。

ところがですね、
あらためて当日になって考えたらば、
これって
ステージと客席の区別なし
=もしかして、芸人と客の関係って超インタラクティブなんじゃないの?


みなさんは、40分もヒーロー直々におもてなしをされるって、耐えられますか?
硬直してらんないんですよ。フラれたら、返さないと、コメディ進行しないんですから!!
飛んで来たボールを打ち返さないといけないんですよ!
ボール落っことしてごらんなさい。残りの客に大迷惑、つまり、ヒーローに大迷惑なんですよ!
ヒーローを困らせるわけにはいかないでしょう?!

(再び)背中から血の気がサーっと引く音が流出です。しかしながら、後悔しても遅いので、現場に向かいます。



会場前で並んでいる段階から、すでにショーはスタートしていた。


メジャーなハコが沢山あるエリアがイギリスだとしたら、この会場はシベリアみたいな場所。
回りには店の一つもないようなところだったんです。
メジャーなエリアだとフリンジのスタッフのお兄ちゃん&お姉ちゃんが沢山立っているので、「この場所どこ?」ってチケット見せれば、すぐ教えてもらえるんですが、ここ、人自体がいない(号泣)

DSC_0190.jpg

遠くのほうで、黒いコートに黒いズボン、黒い帽子をかぶって、赤色のボクシングのグラブを左手だけにつけた怪しげな人と、2人が建物の前で並んでいるのを発見しました。
この怪しげな人が、ほぼ間違いなくヒーローであり、彼自らチケット切り係のキャラもやるんだ、とすぐに察したのですが、前述のとおり、この3人以外周囲に誰もいない状況なので、他の人に確認することも、観客2人の後にしれっと並ぶことも許されない状況で。

「あのLa Conceptaの場所でしょうか?」
(注:脳内機能してません)
「そうだよ、ここで正解!どこから来たの?」
「と、東京っす」
「え?」
「東京っす」
「東京からきたの? ああ、ちょっと日本の言葉知ってるよ。。。サヨナラとコンニチハどっちがどっちだかわかんないんだよね」
「いやもう、どっちでも変わんないから」
「え? そう? どっちでも、ってイギリス人もよく言うよね。便利いい言葉だ」
 極めてふっつ~の会話してもらいました(涙)。1人で来る日本人なんてもうそれだけで充分ヘンすぎて、いじりにくいったらない、ということもてつだっているのかもしれませんが。
この会話のおかげでちょっとは落ち着きました。

とはいえ、この距離はサイモン病のファンにとっては近すぎました(号泣)
だって、やっぱし、めっちゃめちゃ、かっこいいんだもの。 
(帽子のせいもありますが)スナフキンみたいでめっちゃめちゃかっこいいんだもの
(スナフキンにときめかない女性は世界にいるのでしょうか? いませんよね?いないんです。)

ポール・サイモンが大嫌いな労働者階級のロンドンのオヤジさんみたいなチケット切りの係キャラが意味不明すぎだったのは、私の笑いのスイッチが上手に入ってなかったせいです。悔やまれます。

そうこうするうちに、残りのお客さんもやってきて、開場時間に。レストランのドアが開いて入場です。


リセプションにいた女の人に「アンケート用紙を書いて!」と命令され…… 


名前、身長、年齢、体重(床に体重計あり)、銀行カード詳細、などなど、個人情報という個人情報をもとめられ、「早く書きなさいよ!、何やってるの、書けっていったら書くのよ!」と脅迫的に言われて、「これは、後のショーで使うネタなのかもしれない」とこと細かに記入。書き終わるやいなや、「ホラあっちいって!」という声とともに
「ボンジュ~~~~ッル!」ってフランス人シェフのキャラのサイモンが登場です。
(注:銀行カードはさすがに書いてません)


お楽しみいただけるのは、
高級レストランの芸術気取りなメニューをかたっぱしからおちょくる、究極のナンセンス・コメディ


 コース料理を楽しめる高級レストラン、ありますよね。
たとえば某有名フレンチレストランのメニューを見ていても、
前菜やメインに「道に沿って~一歩ずつ~」「夏の欲求」「海辺の出会い」なんつってコンセプトついてたり。
お料理も「オーセンティックなサーモンのオゼイユ風味」とか「オマール海老 柑橘類のナージュ コンディモンを添えて」とかお料理の名前なんだか説明なんだか、その説明も(小市民には)なんだか。。。具体的なんだけど、ようイメージがわかなくて。
 ワインにいたっては、「神の雫」でしょう? 香りを嗅いだり、口に含んだとたんに、別世界のストーリーやシチュエーションが広がっていくんですよね?
 
 そうした高級レストランのコンセプチュアルなコース料理を、直接的な攻撃ではなく、究極のナンセンスな世界で、おちょくりまくっています。

 あまりにも究極のナンセンスすぎて、あまりに最高で、これぞスタンダップ界のアングラ&オルタナコメディを昇華させたStewart Lee, Kevin Eldon, Simon Munnery一派の世界で輝きまくっていて、
 とても、ネタばれすることなど、恐れ多くてできません。( え? 汗)
 今年もまだチケット残ってる日もあるし、おそらく来年も行われると思うので、
 ぜひぜひぜひぜひ、チケットをゲットして体験してください。

DSC_0188.jpg

どうしても書きたい2、3の備考

1 お店ではメニューを1人1人選ぶのですが、
私は最初緊張のあまり、前菜をすっとばし、先にメインを選んじゃったんです。
そこで、周囲のお客さんは私がどのメインを食べたいかわかってる、という状況だったんですね。
それなのに、メインを選ぶときに、私の隣に座る男の人が、私が食べたいメインを頼んじゃったんです。
外国人が1人で来て、一回投げられたボールをキャッチしそこねてるってのに、
それをサポートしないなんて、なんて空気の読めないド素人だ。
とかなりむむ~~~ん、として、「私さっきからこれが食べたいって言ってたでしょう。これが食べたいんです。コレにさせてください。」ってこの男の人睨みながら抗議。「い、いいよ、交換してもいいよ」と男の人。シェフは「悪いけど、交換はできないから、他のを選んでくださいますか、マダム」
 ってことで、結局残り物の、お料理をいただくことになったんです。。。











ところがこのとなりの男の人、お店を出た後この人だったことが発覚


carl-donnelly-different-gravy_26327.jpg
http://www.edfringe.com/whats-on/comedy/carl-donnelly-different-gravy 

イナムラ、あれだけ、いじられるのがイヤっていっときながら、
一度に芸人2人に野次飛ばしてました(号泣 



2 入店後最初に書いたアンケート用紙のようなもの

「ネタに使うのかもしれないから、しっかり書き込まなきゃ!」とフルネーム、身長、年齢、体重と全部書き込んだ例の用紙、どうもそこで客をビビらせる笑い効果のために使っていただけで、コース料理の間な一切使うことなし。
 
一度に芸人2人に野次飛ばした上に、身元を明らかにして、お店を後にしてしまいました。。。
ホントに恥ずかしくて生きていくのがつらいんですが、どうしたらいいでしょうか?



[ 2012/08/07 11:27 ] Edinburgh Fringe | TB(0) | CM(0)

英国一のガチでの活動家芸人の感動的なモノローグ観ました☆Mark Thomas "Bravo Figaro!"


マーク・トーマスについては、かなり熱く語ったことがあったので、
詳細はこちらをご覧下さい。 

国をおちょくってなんぼの風刺の神様イアヌーチ先生(The Thick of It, Alan Partridge, The day Today, 他)に勲章をあげちゃうくらいの英国ですから、マーク・トーマスが前回の記事でかいていたようなことをする人だと、

HOUSE OF LORDS(上院)に招かれて、トークイベントをやったり、
ロイヤルハウスオペラからプロジェクトの提案を持ちかけられたり、

するんです。

そんなトーマス氏ですが、
最近お亡くなりになったお父さまに向けてのトリビュートとして
モノローグのお芝居をやっています。

BravoFigaroThumbnail.png

http://www.markthomasinfo.co.uk/

現在はエディンバラのフリンジフェスティバルにて公演中ですが、このあと、UK内を回りますので、機会があれば、ぜひぜひ観てください。


どんなお話かというと。。。


マークは南ロンドンの超ド級労働者階級のお家の子。お父さんは建築業の人で、ものすごく封建的で「俺が右といったら右!左といったら天井でも左なんだよ!」っていうタイプの人だったんですって。
そのために、なんども母や兄弟が肉体的に痛い思いをしていた。「Loving Father figure」なんてコレっぽちも思ってなくて、むしろ「My dad is a cxxx.」と言い切ってます(汗
 というわけで、マークは、そのお父さんの人間像を、息子という立場からちょっとだけ引いた目線で見つめて、語ってます。
 そこにあるのは、まず労働者階級の人間としての誇り。お金持ちにはなりたいが、それは中流階級になりたいという意味ではないんですね。あくまで「労働者階級」として金持ちになりたいんです。オレたちってすごいんだぜ、って中流階級をぎゃふんといわせてやりたい、そういう「誇り」なんです。
 同じ経緯で、お父さんは「教育」に非常に熱心だったそう。なかでもどっぷりハマったのが「オペラ」だったんですって。当時(多分70年代後半から80年代前半じゃないかと思うのですが)発刊されていたレコード付きのオペラ情報誌を毎週欠かさずに購入し、舐めるようにはじからはじまで読み、レコードがすり切れるほどきいていた。 
 それだけじゃなくて、カセットも買い、建築場でオペラをガンガン流しながら仕事をしていたんですって。
 そして、ロンドンのオペラハウスに正装して通っていた。「労働者階級の誇り」を背負って、ロッシーニ、モーツアルト、ヴァーグナー、ヴェルディ(マークはもっともっと色々な名前とエピソードを語っていたのですが、そのなかで今ワタシが思い出せるのがこの程度ですいません 汗)を愛でる……。そんな父親を観て、反逆精神の固まり=パンク・ロッカーのマークは「あああああああもう!!」って気持ちだったそうです。

そんなお父さんが、10年前から、PSP(Progressive Supranuclear Palsy)という特異な病気に。脳の伝達障害の一種だと思うのですが、体がバランスを崩し通常通りに動けなくなり、キチンとしゃべれなくなり、記憶力も衰えていってしまったそうなんです。今までの「俺は労働者階級だコノヤロー」なお父さんはどこへやら。
 
ここで、マークは「このお話は、親子愛でもなく、確執があった親子関係を許し合う物語でもない。
これは「おくりもの」についてのお話だ。」と。その後のお話で、彼のいう「おくりもの」の意味があきらかになります。。。
 

 イギリスの階級社会、ってものが肌で感じることができる、素晴らしい作品でした。
 マークらしい皮肉とユーモアにあふれていながらも、じんとさせる、ホロリとなってしまう展開。
 期待どおりのパワフルなストーリーでした。(実話ですが 汗)
 絶対におすすめです。観てください。
 


(ええっと、ここから先は 個人差で、好みの問題です。絶対にどっちがいいとかはないです。)


偶然にも、今年のフリンジでは、もう一つ、ショーン・ヒューズによるお父さんへのトリビュートモノローグがありまして、
この短い期間に両方観てしまったため、どうしても比較をせずにはいられない状況でして(汗 
 私は、マークとショーン、どちらの状況に近いかといったら、確実にショーンなんです。というのも私も
 こうしたかった、ああしたかった、ってことがあっても、それをやる力も余裕もない人間だから。
 (皮肉にもショーンは、その自分がいなければ、現在着実に歩んでいる「誰もが憧れるスタンダップ芸人への道」はできなかった、という矛盾があるのですが。ホント、芸人のキャリアって矛盾だらけです 汗。)
 一方、マーク・トーマスという人は、ものすごく明確に自分の道を見据えていて、一歩一歩間違えなく登り詰め、今の地位を築き、「こうしたい」ということが、できてしまう芸人なんですね。
 絶対に別世界。パワフルなお話に感動する一方、涙が、どうにも湧いてこなかったです。

 マーク自身も「エゴの固まりみたいな話の上に、これをネタにしてお金を稼いでいる」って自分で自分を皮肉ってましたが、ハイ(汗 。。。

 こんなことをかいたら、なんだか、マークをけなしているみたいですけど、そんなことないんです!!
素晴らしい人なんです! 素晴らしい作品なんです! なので観てください!!

[ 2012/08/06 09:50 ] Edinburgh Fringe | TB(0) | CM(0)

需要もないのは重々承知で2本まとめて感想です☆Harry Hill & Sheep at Edinburgh Fringe Festival

フリンジフェスティバルの醍醐味は、普段そうそう簡単には観れないビッグな人や
ツワモノどものコラボレーションが突然ふって湧いたようにでてくることにありますが、
今年の目玉の一つといえば、コレだと思います。

show_9870_26654web.jpg


http://www.edfringe.com/whats-on/comedy/harry-hill-experiments-in-entertainment


はい、土曜の夜のお茶の間にかかせない「TV Burp」や「You've been Framed」でおなじみのHarry Hill/ハリー・ヒルです。
前にもこのブログのどこかで話したと思うのですが、90年代初頭のハリーは、イギリス国内中のコメディクラブを笑いの号泣ローラーコースターにしていた、ものすごい、ものすごい、ものすごい、スタンダップ芸人だったんです。(→過去形 汗)
 私、こんだけすぐ簡単に笑うようで、ハリー・ヒルのときほど、涙を流して笑った芸人さんはそんなにいないです。(もう1人は、エディンバラで大賞をとる前までの豪芸人、ブレンドン・バーンズ/Brendon Burns今はともかくとにかくイケメンだった!めっちゃくちゃイケメンだった!)
 
 というわけで、7月某日、ハリー・ヒルが3日間だけ!大好きなThe Stand Comedyで行う、というニュースが突然舞い込んできたときには、死にものぐるいでチケットをゲット。当時を知るファンもさることながら、TVでの知名度もあるので、瞬時にチケットは完売っす。


そして当日
みんなの期待感が並大抵ではないなか、
超久々、あのハリー・ヒルがコメディクラブに登場。


ステージに、所狭しとおかれたドラムとキーボードの生演奏とともにショーがスタート。
ハリーは、バンドの演奏とともに、ダブルベッド用のマットレスを抱えながら(→意味不明)あっちの観客のところに倒れ、こっちの観客のところに倒れ、ようやくステージへ。
そしてみんなにウエルカムソングをうたいます。

大きなイベントスペースではなくて、ホントにコメディクラブなんですよ。久しぶりの感覚だったんじゃないでしょうか。なのでハリーのテンションが、
この尼さんのダンス全員分を、1人でやるくらいな勢いです。



念のため、再度確認しておきますが、午前11時半です。
ハリー・ヒル 48歳です。
元医者です。

これだけ説明すれば、もう充分、このライブがどれだけ素晴らしいものだったか、推測できるかと思いますが、
ホントに、ハリーはあのコメディクラブ黄金期とまったく変わらない空間を再現していました。

ハリーのジョークの展開はベタなダジャレやベタなOne Liner系のジョークを敷きながらも、あれこれ発する言葉尻をとりあげ、膨らまして膨らまして、どんどん突き進んでいっちゃうんです。
 どれくらい突き進むかというと、例えば観客と絡むなかで(結構失礼な絡み方するんですけど 爆)「君はあれだろう? チェーン店のカフェでコーヒーを飲むタイプだろ? 飲むだろう? 飲むよな。否定するな。俺は見たから」と。そのまま「その(テイクアウト用の)コーヒーをちょっとだけ残してゴミ箱に捨てたりするだろう? そうだろう? するよな? 否定するな、俺は見たから。
ということは、君は海の生物を殺す殺魚人なんだよ!」

 その突拍子もないシュールな展開に、一同爆笑なんですが、これをまだ引っ張るんですね。ハリーはこれを独自の理論でもって展開し、説明します。猛烈に1文1文が端的で弾丸のように喋るんです。この迫力とものすごい話の展開に、一同は爆笑なのです。

こうしたことがぐるぐるぐるぐる。というのも、キャッチーな言葉尻や登場する人物が別のネタで再登場したりするんですね。思いつくままにしゃべっているようで、じつは、緻密に計算されているのか、と思うと、もう神様だと拝まずにはいられないです。

ハリーの真似できる人、いるんかいな?(汗 と 改めて思ってしまいました。
48歳でこのエネルギーと奇想天外なネタ、午前11時30分であのテンションが出せる芸人さん、もし、いたら、あなたが次の英国コメディの天下をとれると思います。。。

ワタシが何言ってるか、チンプンカンプンの可能性が大なため(汗、クリップはりつけときます。
ハリー・ヒル万歳。。。






SHEEPs

sheeps-dancing-with-lisa_24978.jpg

http://www.edfringe.com/whats-on/comedy/sheeps-dancing-with-lisa?day=03-08-2012


みなさんは、絶対に、素晴らしいトップコメディアンのショーのあとに、経験浅い新人芸人を観る、などという危険な真似をしないでください。私、ほんとうはハリーの後に、何か誰かで噛ませてから、注目の新人スケッチグループSHEEPsを観ようと思っていたのですが、どうにも興味のわくものが見つけられず、
基本中の基本であるタブーを犯してしまいました。4時間以上時間はおいていたのですが、
ハリー・ヒルレベルだと、あまり役には立たなかったです。


すみません。もうSHEEPSのみんなには、

がんばれよ!

としかいえません。。。(汗 

猛反省です。。。

以上です。

[ 2012/08/04 23:40 ] Edinburgh Fringe | TB(0) | CM(0)

大当たりでました。万歳マルセル・ルコントに釘付けです☆Marcel Lucont a.k.a Alexis Dubus at Edinburgh Fringe Festival

「フランス人のコメディ」って書いてある時点で、興味のなさがハンパなかったんです。
いや、コメディをイギリスでやるフランス人なんて、信用できます? できないでしょう?

昨年のフリンジフェスティバルで、TOP 25に選ばれてて、っていう記事を読んで、
これは、キャラクターコメディだと察し、
チェックすることに。

MARCELL.jpg

http://www.edfringe.com/whats-on/comedy/marcel-lucont-gallic-symbol

それにしても、心のウキウキしない容姿です。まったくもって食指の働かない容姿!

とはいえ、TOP 25に入る得体の知れないコメディを知らないわけにはいかないので観ました。


開始時間が夜の22時半、場所はメジャーコメディのゴールデントライアングル内にあるCOWGATEエリアの方のUnderbelly。(ちなみにcowgateは、「トレスポ」の冒頭でレントンがバカ笑いしながら、走るシーンの中に登場します。どんな場所か気になる方は「トレスポ」ウォッチング、ゴー!)
去年相当話題になっていたせいか、口コミがすごいのか、場内は満員御礼(多分200くらいのキャパ)。ただ時間が遅いので、客層が悪くて。
 女装したお兄ちゃんが、完全にできあがっちゃってて、勝手に舞台に上がって、ステージセットで遊びはじめちゃった。客もそれみて面白がっちゃったりして、スタッフが引き戻す、なんて一幕が開演前にあるような状況。ちょっと最近珍しいくらい、ショーをナメてる雰囲気がでてまして、個人的には、うわ~~、ハズしちゃったよ~~っと後悔。(オタクなんで、マナーを知らない客が大嫌いなのです。。。すいません)
 そんななかスタートしたのですが。。。

 このマルセル・ルコント、「俺様はお前たちイギリス人よりもナンボも上。フランス人って何やっても最高」ってイギリス人を上から目線で見下すネタの数々を繰り広げるんです。
 今どきそんなフランス人いないだろう?っていうくらいベッタベタのステロタイプで構成されたキャラで(写真を観てもわかるかと思いますが 汗)いまどき タートルネックにヒゲにタバコにワインゆらして、女性=せっくすってアナタ。そんなフランス人。。。いたらびっくりだわ! っていう。

そんなフランス人だもんだから、フランス人を侮辱している、っていうレベル以前の話なんでしょうね。
またそれくらいベタだから、一瞬にして観客にマルセル・ルコントっていう人物を把握させてしまう。
お見事すぎて、口あんぐりでした。

 前述のとおり「俺様はお前たちより上なんだ」って(うたいながら出て来た)言ってるんで、マナーを知らない観客なんか、ノミを潰すみたいに、コロリとやっつけちゃうんですよ。彼らをバカにして「今日は何てアホがきてるんだ。始まって。。。始まると同時に発見するなんて、最短記録だ」っと。そのあともものすごい勢いで攻撃する(=アホ扱い)。でも、すればするほど、キャラクターコメディが生かされ、ショーを邪魔するお客を侮辱することが正当化され、客はショーを荒そうとすればするほど、ドツボにハマることがわかって、だまっちゃう。
 場の空気の征し方が、ハンパないかっこよさ!! 完全にキました。

 フランス人から観たイギリス人のあれこれなんですが、ようは、イギリス人によるイギリス人の自虐なんです。日記風、ポエムにしたためる、歌、ラップ、、、と韻を踏んだリズミカルなネタ披露に、ものすごく深い知識とインテリを感じ取りました。このレベルは、どうしてもオックスブリッジの匂いがしてしょうがない!
もう体がむずむずむずむずし、早くマルセル・ルコントの中の人について知りたくて知りたくてしょうがない状況に。

 家につくなり速攻で調べたら、ルコントの中の人は

Alexis Dubus


写真観てると結構かわいこちゃんなんです。

ちょいちょいとちょい役でTVコメディには登場していたことをのぞいて、相変わらずどうやってこの世界にはいったのかというバックグラウンドが謎に満ちあふれているのですが。。。Falling Down with The Laughterというコメディクラブをオーガナイズし、そうそうたる面々(私的に)をラインアップにかためていたって、いったいどうやってこんな人脈が?(汗ううううん、謎だわ。。。

 2008年からエディンバラでソロをはじめて、去年あたりからマルセルのキャラが大当たり、と。今後どんどんラジオやTVに登場するのではないかと思ってます。 いや、マルセル・ルコントでトークショーやったら、めちゃめちゃウケるから、どうかやってください! と英国のメディアすべてに向かって叫びたいです。

 ちょっと、どうしてもこの素晴らしさをお伝えしたくて、YOUTUBEクリップをあさってみたのですが、
今日のライブのような、キャラクターコメディの才能のかたまりだと理解してもらえるような、クリップが見つかりませんでした。。。(汗 クリップだと、パワー落ちるのかな。。。
 ライブがすごくいいです! とにかくライブがすばらしい!
 可能ならライブを! ライブを観てください!


[ 2012/08/04 10:25 ] Edinburgh Fringe | TB(0) | CM(2)

あの!英国コメディアンヌさんのネタを見て来ました☆Bridget Christie at Edinburgh Fringe Festival

こんにちは、エディンバラです。

街中がフェスティバルなので、TVで観るあの顔この顔が平気でそのヘンを歩き、その辺でご飯をたべ、そのヘンで飲んでる。。。という、英国コメディバージョンのComic-conみたいな場所です。3週間続きます。

そんな状況下、みなさんは、ヒーローに間近であったというのに
心の底から「お願いだから、どっか遠くに行ってください」という経験をしたことがありますか?

 そんな私の体験を鑑賞日記とともにお届けしたいと思います。


観たショーは、美人コメディアンヌの Bridget Christie 

bridget-christie-war-donkey_24423.jpg

http://www.edfringe.com/whats-on/comedy/bridget-christie-war-donkey

というわけで、、、旅日記形式です。
エディンバラの祭りの様子とともに、お楽しみください。



[ 2012/08/04 00:10 ] Edinburgh Fringe | TB(0) | CM(0)

需要もないのは重々承知で2本まとめて感想です☆Thom Tuck & Totally Tom at Edinburgh Fringe Festival

はいもうガツガツ行きます。


Totally Tom

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http://www.edfringe.com/whats-on/comedy/totally-tom


2人組のコントグループ。あら、デビュー戦で去年エディンバラのベスト新人賞にノミネートされてたの(汗)? ふううん。。。そしてChannel 4のComedy Labという、パイロット版をガンガン放送するシリーズものにもネタを出していたんですね。 

というわけで(?)鑑賞しました。

かたっぽのトム君(せいの低い方)がかなりかわいかった。
うんかわいかった。

かわいかった。。。 以上です。





Thom Tuck

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http://www.edfringe.com/whats-on/comedy/thom-tuck-flips-out

しつこいようで、大変恐縮ですが、ここ数年フリンジを騒がせているPenny Dreadfulの1人で、
それぞれ、昨年からピンでやりはじめ、
彼は昨年新人賞にノミネートされております。

今年は 「What is Human?」というか「What is Man (as opposed to Woman)?」という、
なんだかビッグなテーマではいっておりまして、
(トホホな)男だよね、っていう(個人的エピソードを含めた)行為や習性をたらたら思いつくままに話している(手の甲にネタをメモっておりますが)ようにみせかけて、
じつは最後でキレイに一つにまとまっているということがわかる、、、という

はい、そうです。小泉チルドレンならぬ”Stewart Lee チルドレン” でしたわ。
(どういうスタイルかはこちらでかなり詳しく説明しています)

グラストンベリー・フェスティバルでの体験を太い柱にして、(注:音楽ばっかりかと思うでしょうが、コメディテントがあるんです! 芸人さんはそこでやったりするんです!)
アルコールねた、ドラッグネタ、脳みそと口が上手にコミュニケーションとれない結果発するトホホ言葉ネタ、数字とグラフ使うからって経済学者を科学者扱いするなよネタ、あとタバコネタ。
タバコは絶対やるべきなんですって、なんでかっていうと「That's the only way left for us to disobey 」だからってね。
下ネタもありましたね。もちろん、(トホホな)男とは、の話なので、必要不可欠ですよね。

トム・タックの場合は、かなりちゃんとマスターしたチルドレンだと思う。Stewart Lee 内閣ができたら、国土交通副大臣くらいには昇格と思う。

でも今回のこれは、プレビューだったし(本番前っていってもいいのかも)本人も




ってね。まだWork in Progress(制作段階)な感じのツイートをしておりまして。
そういう印象でした。

ケチって早く観すぎた私が悪いと判断します。
ただ、正規値段に変わる明日からは、よい仕事になっていると信じます。
昨年のディズニーのDVDをネタにしたショーは大変よかったのです。
だからこそ、トムさん頑張って! 今年も期待しているよ!



とエールを送っておきます。。。 
[ 2012/08/03 22:36 ] Edinburgh Fringe | TB(0) | CM(0)

やっぱりベテラン芸人のトークは期待を裏切らないですよね☆Richard Herring Edinburgh Fringe



ロンドンでさんざん、超有名芸人/コメディクリエイターをゲストに夢のゴールデンアワーズを繰り広げているリチャード・ヘーリング/Richard HerringのPodcastシリーズは、フェスティバル期間中のため、場所を移動して続行中。

richard_herring_lst_podcast_0109_300.jpg

http://www.comedy.co.uk/podcasts/richard_herring_lst_podcast/

ほらね、クイーンから勲章をもらってる英国コメディの神様とアイリッシュ・コメディと言えばのリネハン氏を同時にゲストにブッキングですから。(汗

「エディンバラではゲストのレベルが落ちるけど。。。」だそうです(爆。どうしてこの人の毒舌は毒舌に聞こえず、許してしまえるんだろう、と不思議でしょうがないのです。

 本日はオーストラリア出身のコメディアンヌであり、かつて同居人(同棲じゃないです。フラット・メイト/同居人です)していたというサラ・ケンダルをむかえてのポッドキャストに言って参りました。

http://www.edfringe.com/whats-on/comedy/richard-herring-s-edinburgh-fringe-podcast

ちなみにサラ・ケンダルはこちら
http://www.edfringe.com/whats-on/comedy/sarah-kendall-get-up-stand-up

sarah-kendall-get-up-stand-up_25349.jpg

とても美しいコメディアンヌさんです。喋り方かなり男っぽいけど(笑い

トーク内容は

今年のエディンバラはどのようなトレンドになるか?
俺ってフェミニストだぜ的な話。
ゲスト・サラ・ケンダルとのあれこれ。

が主。

ちょこちょことカットしてあるものの、ほぼその様子をお楽しみできるポッドキャストはこちらです。

http://www.richardherring.com/fringe_podcast/

感想: 
学生時代からこの人のしゃべりが大好きで、何かって言うとは聞いてる。
リッチーの独特のしゃべりのリズムが、慣れてしまっている。
リッチーだからこそ、Stewart Leeの批判がめちゃめちゃ面白く感じる。(彼だからこそ、Stewart Leeをけなすことがジョークになる、というヘンなトリックはあるのです)
周囲の芸人さんのことも、BBCとの関係も、もちろんネタできいてる本人自身の話もわかってるから、
リッチーが話すことはすべて面白い。。。

というわけで、私には、この地球上で一番面白いトークショーはリッチーのポッドキャストだと思っていますが、自分の独断と偏見っぷりが酷いというのもわかっています、、、(汗)

ぜひポッドキャストをきいて楽しんでください。


[ 2012/08/03 10:02 ] Edinburgh Fringe | TB(0) | CM(0)

やっぱり!今年のフリンジかわいこちゃん芸人は(キッズ入場お断りの)キッズTVのプレゼンターだ!☆Iain Stirling / Edinburgh Fringe Festival


はい、あの CBBC(チルドレンズBBC)で、小汚いイヌのぬいぐるみとしゃべってる あのかわいこちゃんです。

http://www.bbc.co.uk/cbbc/stars/iain-stirling

iain-stirling_304x212.jpg
(BBCさん勝手におかりします)

卵が先か鶏が先かようわからんのですが、
現在24歳のイアン君は、19歳のときにBBCでオーディションに受かってこんなこと(=キッズ相手のTV番組)をはじめたそうです。でも先日もお伝えしたように、英国版吉本興業のAVALONがかなりちゃんと手塩にかけて、大事に育ててる(=様々なクラブにブッキングし、場数を踏ませている)というキャリアバックグラウンド。
そして今回が初のソロショー参戦でございます。

iain-stirling-happy-to-be-the-clown_26443.jpg

http://www.edfringe.com/whats-on/comedy/iain-stirling-happy-to-be-the-clown

マネージメントがしっかりしているので、ハコはメジャーなUNDERBELLY、キャパも70人はいるかはいらないかくらいの小規模サイズ。小さいハコで毎日満員にすれば、TOTAL SELL OUT (3週間すべてチケットはソールドアウト)だった、とうたえるのです。

キャーキャーいうファンガールで埋め尽くされると覚悟していた客層は、意外にも、イナムラくらいのオカーさん層(爆。そうなんです、やっぱりCBBCに出てるってことで、
 1 子どもの視聴を通してイアン君を知った。
 2 ホントは子どもを連れて「ほら!あのCBBCのイアン君よ!」ってやりたかった。
 3 子どもを連れていけないんだけど知りがっかりする一方、オカーさん、じつはイアン君が観たかった
 4 いいや、子どもは誰かに預けて、自分だけ来ちまえ! とオカーさんだけ観に来ちゃう

。。。日本でいうところの、仮面ライダーの中の男の子ファン現象みたいなもんでしょうか?(汗 とにかく、そんなわけで、若い女の子がキャピキャピいなくて、ホント助かりました(汗

 もう1グループ、メジャーな客層がいました。それは、いかにもスコットランドの学生だぜ!みたいな男の子たち。ゾロゾロとビール片手に入ってきたので、「冷やかしで来てる子たちだったら、どうしよう」と 母はかなり不安になってしまったんですが、イアン君が登場し、一言発するなり、不安解消&謎がとけました。
 イアン君、ホントに正真正銘の地元民だったんです。
 君のCBBCで喋っているそのアクセントは、何?(汗 っていうくらい、ベタベタのエディンバラ訛り。
 ゾロゾロ入って来た男の子たちは、イアン君の地元のお友達かなんかなんでしょうね。友人のためにチケット買って、一番後ろの列で(プレッシャーにならないように)そっと見守ってあげてる状態だったんです。
 というわけで、およそ新人のソロショーとは思えないほど、会場内の雰囲気がめちゃめちゃフレンドリーでリラックスしていました。

 肝心の!ネタはどうだったのよ?と。

お父さんが弁護士 お母さんがエディンバラ大学のリサーチャー、妹が法学科を卒業したばかり。。。のエリート家族なんですって。んでイアン君はもちろん、「キッズTVで小汚い犬のぬいぐるみ相手に会話しているClown」と。(一応大学の法学科を平均並みの点数で卒業してはいるらしいです。でも私立校に通った訳でもなくて、ずっと公立学校だったらしい。公立学校のハードボイルドな学生生活をくぐり抜けてるのがわかるアクセントでしたよ 笑)そんなClown(道化)な自分のこの1年を振り返って喋る、、、というもの。こちらの百円均一っみたいなお店で購入したCliff RIchardのカレンダーを使いながら、9月は~。10月は~。と、毎月ごとにネタ披露。(注:このアーティストをご存知の方、このカレンダー自体がすでにネタです。日本円で1680円もしますが、一見の価値ありですわ 爆)

で。
生まれ育った地元だから、コワイもクソもないんですね、この子。
場内の空気は完全にこの子のモノ。何の気負いもなく、評価もらわないとどうしようみたいなプレッシャーもない。「3つ星ってのは「not brilliant, but WORTH seeing」だから、充分満足。」っていうスタンス。別にレビューがどうあろうと、エディンバラは自分を支えてくれるっていう揺るぎない信頼があり、その信頼が、イアン君を非常に強い人間していました。
この”強さ”って、ネタのクオリティと同じかそれ以上に、大事なんですよね。
ソロで尺60分、何百、何千とあるショーのなかからわざわざ自分のショーを観に来てくれた観客を引っぱり続けるって相当な自信と強さが必要ですから。
プレッシャーも気負いもなく、無理せず自然に、この強さがそなわっているというのは、すごいと思います。この点、去年騒いだかわいこちゃんを思い出して再確認。父親が有名スポーツプレゼンター&人気シットコムにレギュラー出演という状況にも関わらず、彼には気負いが見えました。これが小さいころからエディンバラ・フリンジがどういうものかを肌で知っているかどうかの差なのか。。。興味深いところです。

そんなスタンスのせいか、イアン君のネタも、「キッズ番組の良い子ちゃんイメージを打開しなきゃ!」とか「吉本興業AVALONで可愛がられてるだけで注目浴びてるだけのイケメン・カス芸人、って思われないようにしなきゃ!」とかいった「背伸び」がまったくなく、非常に等身大の自分を、思いっきり楽しんでいるネタでした。芸人さんが楽しんでれば、客も楽しい時間を過ごせるんですよね。当たり前のことなんですが、なかなか、それをナチュラルにできる芸人さんは、新人では少ないです。(=だって場数踏んでないもの。)その背伸びしないところ、のびのび自由にやって、お客さんを笑わせるところ、大好きな自分の街で、自分を気に入ってる人たちに囲まれていると信じているまっすぐな精神、そのすべてが、非常によかったです。
文句なしで、笑えます。下ネタ満載ですが、笑えます! 若者らしくて素敵です! ぜひ機会があったら観てください!

そして、CBBCどおり、かわいこちゃんです!! 本物のほうがもうちょっとmanlyだったかもしれない。よく考えたら24歳だものね。でも、かわいこちゃんです!おすすめです!


 
[ 2012/08/03 09:08 ] Edinburgh Fringe | TB(0) | CM(0)

確実に今年のベストおすすめ。ベテラン芸人が亡き父へ捧ぐトリビュート・コメディ☆Sean Hughes "Life Becomes Noises" at Edinburgh Fringe Festival 2012

ショーンへの私のダダ漏れ愛 in 1990sはこちら


どうしたことか、
今年は私の本能が「Sean Hughes行っとけ!ヤバいよ、そろそろSean がクルよ」って叫び続けておりまして
おそらく、本格的にスタンダップへ復帰して数年経ち、昔の感覚が完全に戻り、その先の素晴らしいものへと昇華している時期なのでは、という期待感がフツフツと沸き起こっていたからかもしれません。

今年ショーンは2本ショーをやっています。

SEANHUH.jpg

Life Becomes Noises
http://www.edfringe.com/whats-on/comedy/sean-hughes-life-becomes-noises

SEANHUG.jpg

Stands Up
http://www.edfringe.com/whats-on/comedy/sean-hughes-stands-up

上のショーは、昨年おなくなりになったショーンのお父様へのトリビュートともいえるべきショー。
下が本来のショーンのライブです。

復活した姿の素晴らしさを確認するには
下のタイプのショーだけど、上のトリビュートタイプは今年でなければ絶対に見れない。
というわけで、「Life Become Noises」を観に行きました。


以下はその内容と感想です。

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前述のとおり、ショーンのお父様が昨年おなくなりになった。
大切な人の命が短いとわかったとき、そしてほんとうに二度と帰らない人となってしまったとき、
受け入れ難い現実を受け入れるまでの過程をくぐり抜けることに精一杯で、
「大切な人との残された日々の過ごし方」や「大切な人を見送る行為」に後悔が残りがち。
「こんなことがあったとき、こうすればよかった」
「こんなこと言われたときに、こういえばよかった!」
ショーンのなかで、亡きお父様との日々を回想するたびに、そんな思いがどんどん増幅。
じゃあいっそのこと、ここで「こんなことをやりたかったよ」「こういう切り返しをしてもよかったよね」
そして「”死”というものをそこまでおごそかで、深刻に扱わなくてもいいんじゃないの?」と。
もっと大切な人を見送るんだから、もっとユーモアあふれる、楽しいさようならをしたいよ。

というところからネタができています。

ジョッキーの格好をして、馬のパペットもって登場し「お父さんが競馬大好きだったから、ジョッキーの格好して最期を見送ってあげればよかったと思って。だから、今ここでやってるんだけど、みんなも協力してくれる?」と 観客を参加させながらの冒頭ネタ。
 
 激痛をこらえるために、お父さんはモルヒネでヘベレケになってるわけですが、その意識/潜在意識のさなかで、発するセリフの数々。いきなり 「飼ってた象はどうしたっけ?」と言われて、「お、お父さんまさか、自分がもうすぐ死ぬことを言っているの?(=Elephant in the roomという表現があるので)」と思いきや、ホントに象の話をしていた、とか。

 冒頭の馬もですが、象や鼠など、パペットを登場させて、自分が思い描く世界をシニカルに繰り広げたり、
 先生も、死亡届のサインをお願いするとき、この鉛筆もってきてくれたらよかったのに、って でっかい鉛筆もってきたり。
 
「人の死を伝えるニュースを見て、必ずなくかといったらそうではなく、むしろMaster Chef(勝ち抜き料理対決番組)で、メロウなBGMが流れるなか、脱落者が「俺は土木業なんかにもどりたくない!シェフになりたいんだ!」とさけんでて、号泣しちゃった。ほら、人の死っって、そんなもんだったりする。と、BGMかけて、買いたいパンが2pたりなくて買えなかった話をしたり。

 それは、まさに、一見かわいくみせておいて、めっちゃ言ってることシニカルやん!
の、大大大好きだった「Sean's Show」時代のショーンの世界。
 
 ショーンは90年代(お父様がご健在だったときですね)お父様との確執をよくネタにしていました。
父が家長の厳格なカトリック(アイリッシュなので)教の家庭の生活は、ショーンにとってはいちいち
Rage Against the Machineだったわけです。(→ゆえにネタになる)当時は20代ですから、当たり前です。


 今回は同じシニカルな笑いでも、そこを超えた「父親」への愛に満ちあふれていて、
 ホントに笑いながら、家族愛というものの深さに感動して泣いていました。

観客を適度に参加させてからみながら進行するスタイルは、さすがベテランならではの、和やかにして
「この空気全部征す」力が場内に浸透していました。(そのほうが、観客も安心して見れるんですよね。)

 これは、ナマではなくても、強いメッセージ性があり、番組化されて放送して欲しい傑作です。
 もちろん、ナマが面白いんですが、

 プレビューで半額で見たことが罪悪感になるくらい。
 というわけで、ショーンのもう一つのショーも観に行こうと思ってます。


[ 2012/08/02 19:05 ] Edinburgh Fringe | TB(0) | CM(0)

アンドリュー・マックスウェルは今年も最高!☆Edinburgh Fringe Festival 2012

ついに始まりました!
ヨーロッパ一のお祭り王国・スコットランドのエディンバラが誇るパフォーミング・アート祭り
エディンバラ・フリンジ・フェスティバル。

Edinburgh-Fringe-Festival.jpg

街中お祭り騒ぎです。街歩いてるだけでコーフンします。

これからしばらく需要もないのに、ガンガン見物レポートをアップしていきます。
スコットランドへのご旅行を計画の方、
英語圏コメディにご興味のある方、
ナマの笑いを調査中の方、
ぜひぜひご参考にしてください。


記念すべき今年の見学レポート第1弾は、
かわカッコいいのにドスのきいた声で「ふぁ●く」のスタンガン攻撃をぶっぱなし、バッタバッタと時事ネタを打ちまくるアイリッシュ・コメディアンのアンドリュー・マックスウェルです。(もう、何度もこのブログではベタぼめしております)

andrew-maxwell-that-s-the-spirit_26210.jpg

チケットはこちら。
http://www.edfringe.com/whats-on/comedy/andrew-maxwell-that-s-the-spirit


コメディ部のKen君が ちょいと早い7月にロンドンで鑑賞した感想レポートをここにアップします。
アンドリューがかっちょいいところは、構成は同じですが、同じネタを話さないところ。
事実、本日(8月1日現在)私が見た彼のショーは、要所要所をのぞきKen君が見たものとはガラリとネタが変わっていました。ロンドン/スコットランドという場所の違いや、その日の客層の違い(ゆえにイスラムの話ではなく、ユダヤ人とか、モルモン教とか。オーストラリア人の話ではなく、アメリカ西部のマッチョマンな男の話とか)手元にA4紙にメモったネタのセットリストを、見ながら、「あまりに喋りたいネタがあるのだが喋り忘れてないだろうか、オレ」とばかりに、チロチロ確認しながら「あ、この話しなきゃ!」みたいな。


地域ネタでも彼は、きちんと説明をしてくれるので、大丈夫。
普段新聞やニュースを普通に追っている人へのおすすめ度は☆☆☆☆☆です。


では、以下、アンドリューの感想です。



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スタンドアップ・ショウ「アンドリュー・マクスウェル」篇

 英国コメディの虜となって以来、早3年弱。遂にスタンドアップショウデビューを果たしました。記念すべきデビューの地となったのは、ロンドンのudderbelly festival。そして、ホストは、アイルランド出身のコメディアン、アンドリュー・マクスウェル(英国コメディの虜とか言っておきながら、デビュー戦はアイルランド人となりました。汗)会場は思っていたほど大きくなく、お客さんは300人くらいでしょうか。軽く全体を眺めてみてもアジア人は、自分1人。目立つだろうなぁ…いじられたらどうしようとドキドキしながら座ってました。すると、アナウンスとともに拍手を煽りながらアンドリューさんが登場!

 そんなアンドリュー氏、出てくるや否や、早速、観客のひとりをイジり出しまして。最前列に座っていた眼帯をした中東出身の顔立ちの男性客。「お前、中東の海賊かなんかか?笑」と。そこから、「イスラム教のやつはいるか?」と本題に。誰も手をあげず、イスラム信者はいない、という雰囲気が会場に流れたところで、「Let’s talk about them」。この一言が強烈すぎて、その後、何について話したかあまり覚えていません(汗)。確か、ロンドンにいるイスラム信仰者を揶揄するような話でした。ベンシャーマン着て、ビール飲みながらコックニー・モスクで叫ぶような「お前、本当にイスラム信者なのか?」という(笑)。

 それから、アイルランドとイングランドの関係についても。「過去のことなんて、もう水に流そう。アイルランド人は、もうイングランド人を憎んでいないし、許してやるよ…君たちに頼らないとやっていけないからな(泣)」という自虐的なネタ。この辺は、別の動画も上がっていたので、鉄板ネタなんじゃないでしょうか。



それから、個人的におもしろかったのは、フットボールネタ。チェルシー所属かつイングランド代表でもあるジョン・テリーによる、アントン・ファーディナンドへ向けられた試合中の差別発言に関するお話。ジョン・テリーは試合中、アントン・ファーディナンドに向かって「Anton, you f***ing black c***」と言ったみたいです。そして、その姿がカメラに捉えられたために、当然、多大な非難を浴びることに(本人は口元を手で隠していたらしいですが、あいにく横から撮られてたと)。それに対するテリーの言い訳が、俺は「Anton, you f***ing blind c***」と言っただけだ、というもの。すると、批判の度合いが一気に治まったらしいんです。ここまでの経緯を聞いていて、おかしな話だと思っていたのですが、アンドリュー氏も同感だったようで、そんなんでいいのかと疑問を呈していました。「黒人に対する差別では大騒ぎするのに、盲目の人たちに対するものならいいのか(What about the blind?)。それに、この国にいるC***sはどうなる(What about the c***s?)」と。「ロンドンの80%はC***sだしな」とまで言ってしまう始末(笑)こういう差別のような扱いの難しい問題を笑いに変えて、問題提起というか、考える機会を与えてくれるのは、英国系コメディっぽいなぁと感じました(アイルランドだけど)。



 それからもうひとつフットボールネタ。今度は、宗教がらみの話。スコットランドのグラスゴーには、レンジャーズとセルティック(かつて中村俊輔選手が在籍し、黄金期を築いたチーム)という2つのフットボールチームがあって、そのサポーターのルーツがそれぞれ、プロテスタントとローマン・カトリックに別れているのですが、ローマン・カトリックのルーツがアイルランドということもあり、お互いにいがみ合っているというお話。レンジャーズが下部リーグに降格したため、「実際には1チームしかないみたいなもんだけどな。わかるだろ?笑」とぶっこむあたりはさすがだなと笑いましたが、このトピックについては、笑うというよりは、お勉強感の方が強くなってしまい、そうなんだ~と感心しながら聞いてました。

 

そうこうしている間にタイムアップ。が、アンドリュー氏はナイスガイなので、「もうちょっと話してもいいだろ?」と延長。オーストラリアのパブでの出来事を話し始めました。お店に入ったところ、ソファでとある中年カップルがコトに及んでいたと(この時点で意味不明でした汗)。パブなので、ビールを飲んでいたらしいのですが、やはり彼らが気になってしまうと。しかし、角度やタイミングのせいでやたら男のケツが見えたり、男と頻繁に目が合ったりという展開になってしまい、自分が男を見つめていると思われたくないあまり、とっさにthumb upして終わるという、でっち上げじゃないの?と思うほどのお下品な話で締めくくり、彼は意気揚々とステージから去って行きました。周囲が拍手している一方で、自分はポカーン…。自分が理解している(と思っている)英語が間違っているのか、話自体がトンチンカンなのか意味不明すぎて、頭の中の整理が一瞬つかず、ショック状態に陥ってました。


 というわけで、僕のデビュー戦は、差別、宗教、フットボール、下ネタという割とついていきやすいトピックが多く、アクセントもほとんど苦にならなかったので、周囲のお客さんの笑うタイミングに遅れることも少なく、大健闘したと思います(笑)。ゲラゲラという大笑いではありませんでしたが、小さな笑いの波がコンスタントに続き、大いに楽しんだ1時間でした!

[ 2012/08/02 08:35 ] Edinburgh Fringe | TB(0) | CM(0)

ご参考までに、コメディ部がチェックする今年のフリンジフェスティバル(ほぼファイナル)リストあげときます。


コメディ部、またも勘違いの時間がやって参りました。
うれしいことに、最近とっても! Ediburgh Fringeの検索で当ブログに来ていただく方々が多いのでございます。

もしかしてもしかしたら、今年のおすすめフリンジコメディ情報をさがしていらっしゃるかもしれないと思い、
現状おすすめショーを全部公開します。

ちなみに、第一弾が発表になったときにコレはおすすめよ、とリストアップしたのが以下のリンクです。

http://komeddy.blog130.fc2.com/blog-entry-380.html


で、以下が追加分です。

増えましたね。ガゼン増えました。。。



(8月にすすめてご覧下さい。どうやったらいいかよくわからなくてすいません)


前回の記事できちんとコメントいれてないショーについて、今回はちょっとだけ紹介します。
チケット発売のリンクはカレンダーに張っています


◎Bridget Christie: War Donkey

ご存知(? Stewart Leeの奥さんです。
あの、Stewart Leeの奥さんですよ。
そういって、観たことなかったんで(汗 今回はもう、絶対逃さないぞ! とばかりに観に行きます。
すいません、私結構女性のコメディって気分が乗らないといかないタイプで(汗

◎Totally Tom
なんか、2人組のスケッチユニットなんですが、昨年ロンドンでよく、トムという名のつく芸人だけを呼んだトム・コメディイベントをやっていて、そこに、私の好きなトム君やトムさんが勢揃いしていたんです。(汗 まったく彼らの芸と関係のないところで、異常に注目していたのです。
というわけで、ちょっと未知数ですが、そこを試すのがフリンジのよいところ! 初のソロではないのとピン芸ではないので、1時間モツでしょう! (超テキトー 汗)

◎Iain Stirling: Happy to Be the Clown?

ほっほっほっ。
みなさま、今年のかわいこちゃん一本釣りは彼しかないでしょう! Iain Stirling君です!

続け!ラッセル・ハワード/Russell Howard君 系、英国版吉本興行Avalonがめちゃめちゃ力いれてる、イケメンかわいこちゃん芸人

この1年ほぼリアルタイムでずーっとチェックしっぱなしのCBBCでレギュラー持ってまして、
「かわいいお兄ちゃんだな~」と思ってたら、AVALONの息吹きかかった芸人でしたよ!(爆

すんごい、ファンガール指数が高そうで、コワイんですが、行ってきます。
(いや、ホントは娘連れて行こうかと思ったんですが、なんと、子ども禁止のネタらしいんですよ! 汗)
え?もうネタとかチェックしたこともないんですが(いいのかよ! 汗) AVALONが手塩にかけて育ててる場合、意外とキチンとそういう場数は踏ませているので、そこそこは、大丈夫にならないとソロで60分とかさせないんで、基準点はいってるんじゃないかと。以前、こちらのブログでも紹介したクリス・ラムジー君も成長してますし、実力もつけさせてあげてるのではないかと。(=かわいこちゃんを大量生産&使い捨てにしているわけではない)

◎Sheeps - Dancing with Lisa
さて、先日の記事で(中途半端に終っている)絶賛中の呼び屋&プロモーターThe Invisible Dotが打ち出す新人スケッチグループです Comedy New Waveとかいって他の新人や、実力コメディアンのサポートを受けながら全国ツアー回らせて、すごく押してます。
去年Fast Fringeという10組以上の芸人を3分くらいずつ観るショーで、Sheepsを観たのですが、結構よかったので、ちょっと試してみようかな、という。でもフルでお金は出す気はなくて、プレビューで観ます。

◎Marcel Lucont: Gallic Symbol

この人去年、評判がよかったのですよ。なので、ちょっと気になって、観てみようと思います。。。

◎Simon Munnery's La Concepta

で、で、出ました! コレ、イナムラの今年の大本命です!
コレ観れたら、胸はって帰省できる!
90年代のポストオルタナ/アングラコメディの寵児、Stewart Leeがキャラでも素でも絶賛してやまない天才中の天才、(てか、ホントに天才)、UKライブコメディで彼のライブを体験したら、コメディおたく全員に自慢できる!
くらいなSimon Munneryが放つ、昨年の英コメディ専門ウエブマガジンChortleのコメディ大賞でも受賞した伝説のショーがカムバック!
グルメ評論家キャラに扮したサイモンが、観客を連れてミシュランレストランをゲリラ訪問し、そのレストランを批評します。ああああもおおおお! 早く観たい!


もう、チケットは残ってないかもしれないけど、もし残ってたらラッキーです!ぜひ御体験ください!


◎Matthew Crosby is Matthew Crosby in Matthew Crosby (The Show)

彼は去年もたしかどこかで触れたと思うのですが、スケッチチームPappy'sの1人で、近年大変注目されている芸人さんなんですね。昨年それぞれピンでやりはじめて、う~む、ふむふむ。。。な、感じだったので(詳細はあえて語りません)今年は、どうなったんだろう、と、様子見です。





[ 2012/07/14 10:23 ] Edinburgh Fringe | TB(0) | CM(0)

ああもう(涙)2012 Edinburgh Fringe Festivalのラインアアップ 続々発表!



何げにチェックしたら、がっつんがっつん!ラインアップが発表になってます!
軽くパニクってます!
毎回かいているように、ほぼ何の宣伝もしないのにチケットが速攻でソールドアウトになってしまう、ダニエル・キション/Daniel kitson のライブが、
やっぱり全日ソールドアウトになっています!(号泣)

今年ないしはこの秋以降イギリスでお笑いに挑戦したいと思ってらっしゃる方、
山のようにブックマークをしてしまったこのフリンジの「オタクが観たいものリスト」興味のある方は、@whiteanklesocksまでご連絡ください。
私がブックマークしたショーのリストがシェアできるらしいので、飛ばします。

いや、誰もそんなリスト、欲しがらないでしょうが、念のためですよ! 念のため!(汗)
[ 2012/05/15 07:58 ] Edinburgh Fringe | TB(1) | CM(0)

速報!2012年エディンバラ(コメディ)フリンジのラインアップ第1弾が発表されました☆Edinburgh Fringe Festival 2012

インターネット販売とそれにともなうチケット売りさばき戦争が、加速し続けるエディンバラ・フリンジ・フェスティバル。

毎年、ざっくりと、コメディのハコといったら この3つだよ、とお伝えしておりますが、

今年も3月くらいから、ボチボチUnderbellyで発表になり、
先ほどpleasanceで第1弾が発表されました。
Pleasanceは現時点で120ものショーを発表していて、チェックせずにはいられません。


というわけで、以下、今年の注目第1弾です。
(個人的にためしてみたいものは、とりあえず、含めておりません)

Late Night Gimp Fight

これ、Chortle.co.ukで堂々の大賞をとり、御本家フリンジのコメディ大賞でもノミネートにあがっておったコメディが新しいネタで戻ってきてます。フリンジのコメディ大賞よりもChortleが5つ星、という点で、是が非でも見るべきおすすめコメディかと。基本スケッチコメディ。コントです。コント。私もこれは絶対に見ます。もうチケットとっちゃおうかな。

Peter Firman / Hoodwinker

イナムラ家ではBBC放送の「Magicians」以来、”ピーちゃん”と呼んで盛上がっている笑えてマジックもできて、イケメン(ナマで見るとイケメンです。キッパリ)のピート・ファーマン。エディンバラに14禁のショーをひっさげて今年もやってきます! いえ~~す。
あれだけ子どもに人気の番組に出たというのに、ライブは、半歩もゆずらず徹底して大人向け。

 じつは今年の2月頃、ピーちゃんに「うちの子9歳になったばっかりなんだけど、ピーちゃんのライブに言っちゃダメ?」とつぶやいたところ




と断られたんです。

そこで、「娘よ、泣け」と泣いたショットを送りつけたらば、

ヒ#12442;ーチャン

↑この写真をRTして、



もっかい、あやまってくれたという、親切っぷりだったのです。

そんなにフレンドリーなわりに、かたくなにキッズ向けのショーは やらないんです。そこに芸人根性を感じるわけです。文句なく、すばらしいに決まってます。(偏見すぎ) というわけで、みなさん、ピーちゃんに、ピーちゃんに清き一票をお願いします!


Rhys Darby / This Way to Spaceship

(もういいかげん、この紹介の仕方はご本人もいやかもしれないですが)THE FLIGHT OF THE CONCHORDのマネージャー、だったあの人です。この人の芸は、個人の趣味が非常に左右するかと思いますので、、、一度もご覧になってない方はご覧になることをお勧めします。それと、英語的難易度は低く、事前の知識もあまり必要としないので、さら~~っとコメディを試してみたい人にはおすすめです。

Sean Hughes / Life Becomes Noises

昨年数日間だけ来るのかと思いきや、ひっそりとキャンセルしていた、ショーン。このレベルであり、かつ、日向も日陰も知り尽くし、やっかみも執拗ないじめ(?)も経験済みの芸人さんは、1文字1文字、句読点のすべてが、緻密な計算により作られたものなのだ、と改めて、思い知らされるツイートにいつもぶるぶる感動してます。
 マジです。オタク的に、今こそ、ショーンの復活がキタのではないかと思ってます。
 個人的に必見です。見たら祭りになるかもしれないです(爆)


Thom Tuck / Thom Tuck Flips Out

去年ディズニー映画のDVD(劇場リリースにならないシンデレラ2とかそういう手合いのディズニーもの)をネタにした笑いで、かなりお気に入りになったThom Tuckが今年も新ネタでフリンジに来るというので、チェックしたいです。一応、彼はかなり注目している新鋭です。。。(昨年のエディンバラコメディ大賞の新人部門にノミネートされております)

Tim Vine / Time Vine Chat Show


おなじみ「Not Going Out/ワケあり男女のルームシェア」のティムのトークショーということで、毎回華やかなゲストが(オタク的に華やか、ということです。本物の華やかなゲストではないです)登場して、、、ということだと思われます。日によって当たり外れがあると思うので、直前までチケットをゲットしないでしょうが、注目ですね。


Tim Key Masterslut


もう、このブログではくさるほど、絶賛し続けているので、今更説明は不要と思われますが。。。バスデンさんのカテゴリやCowardsなどに散在しているので、ご興味のある方は、どうぞご覧下さい。
あ、もう当たり前のように、英国コメディならではな、すばらしい笑いの体験ができます。


とりあえず、事前ブッキングをしても後悔しないものは、こんなところです。。。





[ 2012/05/12 02:13 ] Edinburgh Fringe | TB(1) | CM(0)

今年のエディンバラコメディ大賞受賞者は? ☆2011 Edinburgh Fringe Festival

先日お伝えした2011年のEdinburgh Comedy Awardの受賞者が発表になりました。


Adam Riches

ariches.jpg BestComedyShow.jpg


でございました。



え~~~っと。

しつこいようですが、このブログは独断と偏見に満ちあふれた、褒めるものしか書かないブログです。

ので、

おめでとうございます。


<個人的な感想>


昔は、受賞者は誰か? ノミネートは誰か? それを、予想し、当てるのがとてもとても楽しみでした。
ここ数年は、ノミネートされることはないが、注目すべき芸人は誰なのか、を探すことがとても楽しみです。
長い時間のなかで、受賞することの意味も、アワードの意味も、すべて変わってしまったような気がします。

個人的に、ノミネートに入って欲しかったのは、
Richard HerringIsy Suttie です。


Richard Herringは今年フリンジ参加20周年ということで、いつも以上に気合いを入れていました。

richard-herring-what-is-love-anyway_22119.jpg


「What is Love?」と、大抵の芸人なら敬遠するであろう、一筋縄ではいかないテーマを選び
喜劇と悲劇の表裏一体な部分を見事に抽出し、最後は笑いながらも目頭を熱くさせるネタで締めくくる。大物の、経験豊かな芸人だからこそできる勝負ではないでしょうか。他に同じことを同じクオリティでできる人がリチャード以外のどこにいるかと考えたとき、そして、リチャードの「ライブ」に対する真剣さを考えたとき、口コミや批評だけではなく、もっと評価されるべきではないかと思っています。

 それにしても、私Richard HerringがあのJulia Sawaraとつき合っていたことがあったなんて、知らなかった!!! (ネタかと思っていたらホントの話でした。。。)


 もう1人、「Peep Show」のドビーでおなじみのIsy Suttie

isy-suttie-pearl-and-dave_22514.jpg


かわいい!! 可愛かったです! そしてホントに素晴らしかった!
こちらは、さもさも事実のようにかたりながら、架空のロマコメの世界を作り上げていました。しかも、究極にビタースイートなロマコメ。
Isyのペンパルだという2件先に住んでいたお兄さんのロマンスの話でして、
Isyらしい突拍子もなさが魅力で沢山笑ったのですが、せつなくてせつなくて、最後ホロっと泣いてしまいました。なんて素敵なお話なんだろうと。ぜひこれがテレビシリーズなどになってくれたらいいのに、と思います。
うん、誰もが楽しめるテレビシリーズの原型を観たような気分でした。


 イギリスのコメディ界は、ちょっと今、過渡期かもしれません。情報が散乱し、どんな芸人のネタもネットで観れてしまう世の中、客である私たちの「なんか新しいものを見せろよ」的な期待は高く、普通に上手なレベル以上を求めてしまう。若手や新鋭も「普通に上手」以上をやろうと、奇をてらった笑いを繰り広げようとする。Funny Peculiarではあり、涙を流して笑いましたが、大勢の人々を感動させるポテンシャルを持つ笑いとは違いました。
 IsyとRichardは百戦錬磨の芸人で、正直わざわざアワードはいらない人たちです。彼らのレベルは、おそらく比べ物にならないほど高く、コメディ+(プラス)の感動を得ました。ジャッジ側も「この2人は有名なので今更アワードはいらん」、ということかもしれないですが、せっかく、無名の新人を持ち上げるための新人賞を作ったのだから、メインは、中途半端に 有名人を除外することなく、きちんと全部ひっくるめるべきではないのかと。アワードはメジャーの印であり、メジャーとなるに相応しい人たちがとるべきなのですし。。。


 さて、
 来年は、どうなっちゃうんでしょうか、このフリンジ。
 
 以上お粗末さんでした。
 
 
[ 2011/08/28 08:20 ] Edinburgh Fringe | TB(0) | CM(0)

うつつを抜かしている間に(汗)☆今年のFringe Comedy Awardノミネート発表!!



あれもこれも、あれもこれも、と勝手な批評を入れるうちに、気がついたらノミネート者が発表されてました!(汗)

ComedyAwardsDesign_2010_FostersLogo.jpg

Foster's Edinburgh Comedy Awards


なんと、予定より5時間も遅れた難産だったようです。
去年の発表時にも、毒はいてましたが、もうここ10年強、まるで日本の首相のように、コメディ大賞のスポンサーが変わるわ、マネージメント事務所が権力振りかざすわ、すでにメジャーな人を排除しすぎるわ、あまりにマイナーな人にとらせるわ、新人部門作っちゃうわ、と書いても書いても書ききれないほどの「コメディ大賞をとったからってなんなのよ」みたいな要素が増えてしまい、なんだかな~。みたいな状況ではあります。
 
 しかし、それでも、毎年なくては気分が落ち着かなくなってしまう、このイベント。
 ノミネート者は以下のとおりです。



Best Comedy Show - shortlist:

Adam Riches: Bring Me the Head of Adam Riches
すみません、私はボー君病でうなされていたので、レポートしてないのですが、去年絶賛の嵐だった人です。去年は超絶にナンセンスで、ウィット溢れるからはかけ離れたものでした。オーストラリア人だったと思うんですよ。(すいません、確認します!)からっと爽やかさが印象的なコメディだったです。

Andrew Maxwell: The Lights Are On

 まったくもって、驚きのノミネートです。いや、アンドリューにその器がない、ということではなく、むしろ、彼を今さら、再び、ノミネートにするなんて、失礼きわまりない、という意味なのです。この審査員の方々は過去のアンドリューとアワードの経緯を知らない無知な人たちに決まっています。
アンドリューはむっちゃ下積みが長いんです。10年近くもコメディサーキットでやってきたのち、Channel 4 の[king of Comedy」という勝ち抜き戦のような深夜番組を通してようやく実力にともなう注目が集まるようになってきた人なんです。だから「king of comedy」の翌年で、アワードにノミネートされたとき、すんげく欲しかったんです。アワードを受賞すれば、さらに飛躍。。。というか、達成感が得られるはずだった。でも、その年受賞したのは、皮肉にも過去15年連続でフリンジに来ていて、破天荒なライブをやりつづけ、玄人だけが永遠の5つ星王にしていたBrendon Burns/ブレンドン・バーンがはじめて、「エンタメ」に着眼し、完璧なまでに「破天荒」な自分を作り込んでしまったショーでした。
 この時点で、もうアンドリューはこういう賞レースなんか、関係ブーだぜ、となっているはずなんです。実際は人気は着々と上々、定着し、スタンダップ界では、揺るぎない地位を確立してますから。レビューなんか、Fxxx off、賞なんかFxxx offなんですって。
 というわけで、これでもし、彼が受賞したら、そのコメントが楽しみです。

Chris Ramsey: Offermation
 去年、コメディ部でも「かわいこちゃん」としてとりあげていた、ラムジー君。ちゃんと男っぽいセットをやれる子になってしましたので、ちょっとビックリしました。Avalon(事務所)にがっちりサポートされて、メジャーな芸人のサポート芸人として前座をやり続け、沢山力をつけてきたんでしょうね。
というか、ちゃんと打てば響く子だったんですね。
Avalonもそろそろ、次のRussell Howard君になる子が欲しいんだと思います。多分ノミネートくらいがちょうど、ポストRussell君になるんだと思います。

ちなみに、今、「T-shirt comedian」(=イケメンで若くてTシャツジーンズで女性のハートを掴む芸人を指す)の1人みたいです(爆)ラッセル君が筆頭にされてますが。


Josie Long: The Future Is Another Place

昨年ノミネートされて、また今年も? 去年とらせなかったから、今年とらせようとしているのでしょうか?
もう彼女も別にとらなくてもええ芸人さんですよね。今年はちなみに相当にポリティカルだったようです(友人談)


Nick Helm: Dare to Dream


ここ1年でのさまざまな賞レースを洗いざらいいただいている感じの芸人さんです。ラッセル君のGood Newsにも出た事がある。T-shirt comedianではないです(爆)すいません。ナマで未見です。どうしよう、観に行ったほうがいいかな。。。(汗)

Sam Simmons: Meanwhile

え、オーストラリアではすでに地位を確立した方なんですから、客が入るのも評価が高いのもある意味当然というか。。。これはちょっと失礼なのではないでしょうか? 本来なら、フリンジのスペシャルゲスト的立ち位置なんじゃないでしょうか? いや、もちろん未見でこんなことをいうもんじゃないと思いますので、だまります。。。


新人賞:

すみません、アンドリュー・マックスウェルについて力説してたら、辛くなってきたので(汗)独断と偏見で。

Thom Tuck: Thom Tuck Goes Straight to DVD

コントやってたチーム「Penny Dreadful」が今年はそれぞれみんなソロもやっていて、彼はそのなかの1人。全員じゃあないのですが、気になるのだけ観てみましたが、ダントツでThom Tuckが気に入りました。てか、たまたまネタが共感できるものだったから、なのだと思いますが。




やっぱり新人の60分って、そうとうの実力がないと、結構しんどいです。。。途中でday dreamはいっちゃうんですよね、私。。。



[ 2011/08/25 09:07 ] Edinburgh Fringe | TB(0) | CM(0)

私的今年のエディンバラのコメディ大賞、本名馬はこの人?☆tim fitzhigham at Edinburgh Fringe Festival

Fullmoonersでのsir Tim以外では、はじめてソロを観ました。。。


tim-fitzhigham-gambler_22447.jpg

Tim Fitzhigham

ディスカバリーチャンネルとかでも「象とサイ、どっちが強い?」みたいなことを実際にとことんやってみるという「実際にやってみるトリビアの泉」系がちらほらでてきてますが、なんだかコメディの世界でも一部グローバル化されてきたのでしょうか? という内容。

この人、赤ちゃんが2年続けて生まれて、そのたびに出生届けでお父さんの職業を書くときに悩むらしいです。去年はなんとか「作家」で切り抜けた(本を出版)のですが、今年は……ナイト(騎士ですわ)って書いた(爆)こういうところがイチイチ、ギャンブルちっくな人生というところが前フリ。
いつも本なんかあんまり読んだこともないのに、なんの因果かギャンブルの歴史についての本を読んでみたらはまっちゃって。
 とくに18-19世紀の貴族の賭け事が超絶くだらないのだそうです。書いてあるけどホントにやったのかやらなかったのか、確固たる証拠もない。というわけで、ティム、自分で試しちゃいました。

 

 とにかくどれもおそろしくくだらなく、一つ実験するたびに、負傷していく姿を観るのがたまらなくおかしかったです。ここでは、あまりのインパクトの強さに、大泣きして笑ってしまったネタをご紹介します。
 
 それは!!!

 ロンドンからドーバーまでの馬で往復する間に100万個「点」(dot)を打てるかどうか。


 お友達でスタンダップコメディアンでもあるアレックス・ホーン/Alex Horneからの協力を得て試してみることにしたティム。
 馬で往復というのは現代では不可能なので、自転車でやることにしたんですね。でもアレックスが「自転車って馬より早くね?」というクレームをつけ、11歳のときに買った自転車を使うことに(→持ってるのがすげすぎる 爆)
 で、いよいよ勝負という日だったのですが、なぜかアレックスはその日イギリスからオーストラリアへ(巡業でしょうな。。。)いっちまったので、向こうの都合のよいように合わせて、イギリス時間の午前3時からスタート。
 ティムがものすごくガンバって走るなか、ものすごく頑張って点を打ち続けるアレックスがいるわけです。100万個ですから。その点を観てるだけで、爆笑なわけです。
で、あるところにきて、アレックスはとんでもないアイディアを考えついて、まさかの実行にうつります。それは、ペン150本をぐるぐると一つにまとめて、1回で150個点をつけちゃおう、というもの。
ペンをガムテでぐるぐるまきにして、さあ!とハンコを押すように試してみるのですが、ペン先が平坦に並んでないので、もんのすごいムラができる。
 修正するのに、フライパンかなんかでゴンゴンたたきながら、やってくわけです。
 その間、ひたすらティムは自転車をこぐ。ものすごくこぐんです。
 とにかく2人の真面目さがたまらなくツボなネタです。

 

 。。。というわけでこの結果、ティムがロンドン-ドーバーを往復したとき、アレックスは100万個点を描けていたのかっ!?

 このネタが気になるかたは。。。。ティムのウエブサイトにアップされてます
 また他のネタもあがってます。これらの賭けの経緯が最高に面白いので、ライブもおすすめです~!!!
 
 
[ 2011/08/24 23:34 ] Edinburgh Fringe | TB(0) | CM(0)

口コミで大人気の超度級アングラ無料コメディを観て来ました☆




これだから、3週間毎日ソールドアウトにすることができるショーってすごいんです。

だって、このフェスには、無料で観れるコメディがこんなにあるんです。。。

festivallogo.gif

タダだから、売れない芸人ばっかりなんだろう……なんてそんなことはなくて。

もともと、このFree Fringe /無料フリンジがはじまったのは、プロモーター(お笑い事務所)たちの商業的なやり方と、フリンジらしからぬチケットのお値段に、「それじゃ、本来のフリンジの醍醐味がなくなるじゃねーかよ。フリンジはすでに知名度のある人気芸人のためにあるのではなく、予想外の笑いを生み出すオルタナコメディで活気だつためのものだ!」ともの申す芸人さんやプロモーターさんたちがはじめたものなのです。
なので、ちゃんと観ると定評のある人気芸人やおっきなコメディクラブ(注:コメディストアみたいなハコのことです。規模が大きいと、全国中に支店を構え、コメディアンたちをブッキングし巡業させる、という仕組みになってたりします。)

今回も、Laughing Horse ってかなりでっかいコメディクラブがついちゃってます。

そんななか、レディオヘッドとか今ドキのUKロックなんかを昔の東欧ちっくにアレンジして替え歌したりする、という、お客でものすごいごった返しているショーがあることを口コミで知り、便乗してみてきました。


eastend-cabaret-the-revolution-will-be-sexual_22687.jpg

 Eastendcabaret

東欧がコンセプトのキャバレーデュオ。09年くらいから活動を開始した若い女子2人。ロンドンをベースにしているらしいですが、ウィキ情報を信じるとすれば出身はオーストラリア??? (汗) 
 
 お代は観てのおかえり、というせいもあるでしょうか、評判をききつけて来る客でかなり、広いハコ(ゆうに150人は入る。)に、ぎちぎちに座る観客とその周囲を囲む立ち見客。客層の多くは男子と男子に連れられて観に来た女子の様子。すごい熱気なのはそのせいか。

 無料だからこそ、観に行った、というのは、ありますが、いやいや、大変面白かったです。
 最初に「Let's talk about Sex」と歌うように、とことん下ネタなんです。もう、頭の上までどっぷり下ネタなんです。こまごま書いてらんないくらい下ネタ。
下ネタなんですが!!
ところどころ下ネタの使い方が印象的で、興味深かったです。例えば、ソ連の旗にあるカナヅチとカマを喘ぎ声満載のセックスの行為に見立てながら、共産主義の興亡を比喩したり。こういうおちょくり方があったのか!(笑)みたいな。絶対アングラじゃなきゃみられないネタでした。

 このBernadette(写真右)とVictor(写真左)の2人はフラットメイトで、VictorはBernadetteのことが好きなんですね。で、ちょっとS&Mっぽい関係というか。Bernadetteが客(大抵ガタイのよい男性)と絡んでセクシーダンスしたりすると、むっちゃ焼きもちをやいて、客に対して憎まれ口を叩いたり、その客をこてんぱんにけなしたり。客に野次飛ばしているみたいな状況を作ってるのも面白かったですね。

 テーマは「セックス」と一貫していて(爆)奇麗にまとまっていました。
 あ、もちろんすごい歌唱力で、キャバレーとしてのエンタテイメント性も高かったです! 下ネタxキャバレーなので、コメディを敬遠している方にとって、非常に入りやすいかもしれません。。。(あ、下ネタがNGだったら、む、無理ですが……)


場所などの情報はこちら

フリンジ終わってからも、(無料じゃないかもしれないですが)あちこちに出没するコンビだと思うので、ぜひ機会があったら、どうぞ!
 

 
[ 2011/08/22 02:16 ] Edinburgh Fringe | TB(0) | CM(0)

FLIGHT OF THE CONCHORDSのメルちゃんは超かわいい!☆HOT TUB Kurt and Kristen @ Edinburgh Fringe Festival

かわいい!! メルちゃんかわいい!!

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 いや~~~。すいません。イギリス人だけじゃなくて、アメリカやオーストラリア、カナダ等、あらゆる英語圏からの粋のよい芸人さんが集っているというのに、まったく、レポートできていなくて。
 今回は、NYからの知名度の高いお二人のレポートです。

HBOの人気番組となりながらもシーズン2で自ら幕を閉じたシットコム「FLIGHT OF THE CONCHORDS」。キウィー・ランドからやってきたロックミュージックのユニットブレットとジャーメインの2人のとほほなニューヨークライフを描いた傑作中の傑作でした。
そのなかで、2人の熱狂ファンをやってたメルちゃんことクリスティン・シャール/Kristen Schaalは、ここ最近エディンバラの常連さんになっていまして、今年もやってきておりました。
以前彼女のソロショーで、かなりツワモノレベルな不思議ちゃんコメディを見せられて、消化するのに時間がかかったのですが、なんだか思い出すたびに、もっかい観ときたい病が。
NYでコンビを組んで一緒に活動しているというKurtと一緒になんかやるらしい、くらいのアバウトな情報のみでも気にせず行きました。

 内容は、2人のコントで送る60分、ではなく、ちょっとしたキャバレーアワーになっていて。ゲストが2人くらい。あとは、カートとクリスティンと音楽と踊りをやってた3人組がそれぞれソロで10分くらいずつ枠を持ってネタみせしてました。

 ゲストの2人が大目玉で、1人目がなんとTIM KEY (本ブログ、Cowardsカエをご覧下さい)!!! ちょっとやせた?!?! やさグレ感がアップして、むっちゃかっこよかったです! 2年前だったらTIM KEYとTOM BASDEN2人並べてどっち、ったら、TOM BASDENに突進してたのですが、このTIM KEYとTOM BASDENの2人だったら、考えすぎて動けない状態になりそうなくらい。あ、すいません。1人で脱線+爆走しちゃった。。。ええっと、TIM KEYのネタ等については、彼の話題の新作を観に行くので、そのときにみっちりレポートします。


2人目は Angelos Epithemiou。2005年エディンバラのコメディ大賞にノミネートされたDutch Elm Conservatoireのメンバーの1人であるRenton Skinnerがやってるキャラクターコメディです。ええっと、最近観てないのですが、Vic and Bobの「Shooting star」でレギュラー出演してたんですってね。このキャラ、
初めてみたのですが、ちょっといっちゃってるおじさんで、独特のペースで、ボケまくるという、自分の趣味のストライクどまんなかでした。ちょっとマジでこの人のショーに行ってみようかな。。。


正直、メルちゃん、じゃなかった、クリスティン目当てで来たショーなのに(いいメンツをゲストに迎えているとはいえ)肝心のクリスティンの、出が少ないのが、残念でしたです。
ネタかもしれませんが、フェスが始まったばっかりのとき、朝のジョギングでこけて、左足の膝を怪我しちゃって、上手に動けない。2つほどカートとのからみありのコントがあって、最後にネタ見せをやってましたが、最後のネタは面白かったです。ぶーぶークッションを歴史に残る最初のコメディアンにみたて、ぶーぶークッションとして登場。過去の栄光を語るという究極のナンセンスが楽しめました。

 
<感想>
海外のおばか=笑い、というコンセプトは結構日本にも浸透していると思いますが、まさに、あの!おバカ満載コメディでした。超くっだらなくて(褒めてます)、1時間強、世の中の不平不満をきれいさっぱり忘れさせてくれました。いい意味でやっぱりイギリスの笑いと違うな~と、感じました。メルちゃん、じゃなかったクリスティンたちもそこを意識しているかもしれないですが。



 でも、メルちゃんむっちゃくちゃ可愛かった!!!




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こんな人におすすめ ☆☆☆1/2

FOTCファンの人。
かわいい不思議ちゃんの女の子を観たい人。
アメリカ、NYの笑いを観たい人。


チケットはこちら
 
[ 2011/08/20 09:11 ] Edinburgh Fringe | TB(0) | CM(0)

マイク一本勝負の39歳のかわいこちゃんに激萌え☆Ed Byrne "Crowd Pleaser" @ Edinburgh Fringe Festival


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39歳とは、とても見えない、永遠の少年ルックスを持つ、個人的に超超超お気に入りのスタンダップ芸人Ed Byrne。
以前も書きましたが、毎年フリンジにやってこない人なので、来たときは必ず絶対行くのです。
彼のライブが観れるときは、必ず観るというのは、ワタクシの1994年からのライフワークなのです。
 
 今回、彼が選んだハコは、カンファレンスとかに使っちゃうようなでっかい、立派な劇場EICC。

写真

 キャパは1000くらいあって、昨日のDave Gormanよりさらに立派。フェスティバルの中心部からまったくもって離れちゃってるから、お客さんがなかなか流れていきづらいんです。
しかも、友人曰く、Ed Byrneはスタンダップを中心に活動、テレビも「Mock the week」の準レギュラー程度なので、メジャーなレベルの知名度ではないんじゃないか???と。
 ファンの場合、肩入れして彼を観てしまうので、人気芸人のイメージしかないのですが。
 やっぱりいくら1000人級の劇場とわかっていても、埋まり具合が悪いと、ヘコむだろうな、と心配になってしまいました。


 実際は、ギリギリの時間ではありましたが、ほぼ全部埋まっていたので、ホッ。よかった、よかった。


肝心の内容ですが……。

 Edはいわゆるすっかりメジャーになった「Observational comedy」をスタイルとして持っている芸人さんなのですが、現在の英国スタンダップ界は、エドのようなスタイルの笑いがここ数年メジャーになりすぎてきちゃったのと、(コホコホ)それをさもさも妬み批判するようなキャラを作っている芸人さん(コホコホ)を「カッコいい」とみんながもてはやしている状況下にあります。(コホコホ)
 なので、あらためてストレートにObservational Comedyの醍醐味と魅力を披露し、「ほら僕のやってる笑いって、こういうことなんだよ」と観客に語りかけてくれている、そんなショーでした。
 すごくかしこまった劇場なのに、一瞬にして、まるで友人のリビングに招かれているようなあったかい空気を作ってくれました。これはPeter kayが超得意としている空気作りですが、エドがここまでキチキチとした劇場で本来の自分のフレンドリーさを客相手に出していたのは、初めてかもしれないです。
 言いたいことがあるとき、必ず、コチラ側が共感できるように自分の家族や兄弟の話でつなげてくるという、いつものスタイルに加え、
 「実際に会ってマヌケだと思ったセレブは?」など観客に問いかけ、客と楽しくやりとりをしているのがすごく印象的でした。

 一方「Mock the Week」準レギュラーのせい??? それとも、政治社会に不安定な材料が多いせいですかね、ストレートな政治風刺的なネタも多かったように感じました。
 選挙でどうしても3党の中から選ばなきゃいけないってまるで「お母さんと妹、どうしてもファックしなきゃいけなかったらどっち?」って究極の選択させられてるのと同じだ。って言ってみたり。「うんこ食うのとゲロ食うのとどっち?」って、えらべねーよ!って言っても「どーしても選ばないとダメなんだよっ! 選べよ!」って強制されて、「・・・・じゃあ、ゲロ?」って選んだら「うっっわ~~~~コイツ、ゲロ食うんだって!!!」ってさんざんいぢめられるのと同じじゃね? と言ってみたり。


<感想>
Crowd Pleaserと題している意味、そして大きく立派な劇場を選んだのは、自分のコメディスタイルと強調するためなのではないか。そう、自分なりになっとくできた1時間でした。最後に「僕の体験したこと、僕の考えていることって、どこにでもよくある話なんだよね。」とobservational comedyの醍醐味をさらっと言っちゃってたのがなんか、心に残りました。
 ほんと、面白いんだから、笑えるんだから、いいじゃない、と思います。

余談ですが。

 39歳に向かっていってはいけないですが、「かわいかった!!!」 一児の父なんかにいってはいけないですが、「か~~~わ~~~いいかった!!!」です!!!


チケットはこちら
その後のツアー情報は 本人のHPでどうぞ。
 
[ 2011/08/19 22:10 ] Edinburgh Fringe | TB(0) | CM(0)

おそらく一番人気のキッズ・コメディショーへ行って来ました☆Potted Potter @ Edinburgh Fringe Festival

すごい、人気なんです。


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Potted Potter

キッズのBBCことCBBCでもおなじみのDan とJeffが世界の名作ハリポタシリーズ全7巻を70分でやっちゃうショーです。ハリー・ポッターを知る人なら、大人も子どもも必ず笑える70分。

開場はPleance Grandという、かなり大きなハコ。700人はいるんですが、そこ、パンッパンでした。



ダンがいぢられキャラ、ジェフがボケ+ダンをいじるキャラです。
ダンはみんなにキャストも舞台装置も本格的にやろうとジェフにお財布を渡し、役者20人連れてくるとか、特殊効果満載のヘビとかゴーストとかドラゴンとかを仕込むように頼んでおいたのですが、ジェフがきちんと準備をしているわけもなく。またジェフはまったく本を読んでいないという設定なので、とんでもないものがホグワーツ学校としてセッティングされていたり、空飛ぶホウキが掃除機だったり、などなど、キッズにもわかりやすいボケボケっぷりを発揮します。(いや、これが、結構笑えちゃうんです)

 ジェフがお金を別のところに使っちゃった結果、役者はダンとジェフだけ、衣装も舞台装置もちゃっちい状態で、1から順番に再現していくことに。
 パターンがだいたい決まってて(てか、かいつまむと、リアルにそうなんですよね 爆)

ハリーがホグワーツに行く。→ハーマイオニーやロン、ダンブルドア校長先生など、そのときによってフィーチャーされるメインキャラが登場する。→ クイディッチがやりたいジェフが、ことあるごとに「クイディッチやろーぜ!」と叫ぶ。→クイディッチをめぐって、すったもんだやる → ヴォルデモード登場。→ 戦う→ヴォルデモード敗れる→終わり。

 いちいち、ジェフがチンケなものしか用意できてないうえに、ダンがすぐいいように、使われてイヂられる。
 ダンはハリポタになりたくて、このショーを初めているのですが、他の全キャラをやりダンをいいように扱うジェフを観てるうちに、すっかり「ハリポタってなんてつまんないヤツなんだ!!!」と一番おいしいところでハリポタ役を投げ出すんですね。子どもたちは、ゲラゲラ笑いっぱなし。

 
うちの娘は本は7巻だけ読んでるmiss.cheeky monkeyですが、映画は繰り返し観ちゃってる映画版の「ポタマニア」。
 なので、英語の壁なんて乗り越えちゃってましたね。かなり細かいギャグまで把握していて、途中から話が「ロードオブザリング」に変わってるボケツッコミや「トワイライト」になっちゃうボケツッコミまできちんと拾って笑ってたので、へええ。と思いました。


感想
 ハリポタで世界は一つになるんですね。やっぱ。(爆)この作品自体が好きだろうと好かないだろうと、この作品をネタにこれだけ老若男女が一つになって「健康的に」笑えるって、すごいな、と思いました。

ロンドンでもこのPotted Potterの広告を見かけたことがあります。
と思ったら8月後半はロンドンで
ぜひ大人の方もお子様もトライしてみてください~~~。


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こんな人におすすめ ☆☆☆☆

子どもと一緒にゲラゲラ笑いたい人
ハリポタをちょっとでも知っている人
ハリポタを観たり読んだりしたことがあれば、ものすごくよく笑えます。
英語でコメディなんて、って敬遠してしまう方。

[ 2011/08/19 01:33 ] Edinburgh Fringe | TB(0) | CM(0)

抱腹絶倒!やっぱりサイコーだよDave Gorman ☆Dave Gorman's Power Point Presentation @Edinburgh Fringe Festival

いいんです。

昨日Stewart Lee(→深夜のBBC2番組で18万人くらいの視聴者)で感動して、今日Dave Gorman(→ゴールデン枠のBBC番組で100万人単位の視聴者)にときめくワタクシで、いいんです。 矛盾? ないです。いいんです。



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今日のDave Gorman's Power Point Presentation, こんなに涙を流して笑い通せる1時間は、そんじょそこらの芸人さんじゃ、絶対に無理です。
あっという間に終わった1時間でした。文字通り、笑いのローラーコースターです。
15ポンドが安く思えます。

以下は、そのレポートです。

昨日のStewart Leeのハコとはかけはなれた、コメディのゴールデントライアングル地域であるエディンバラ大学周辺。 St. George Squareの立派な劇場St. George Square Theatreでの模様と合わせてお楽しみください。



(ちなみに Dave Gormanについての過去記事は こちら とか。独断と偏見 カテゴリーに結構書いてあります。。。)





[ 2011/08/18 08:35 ] Edinburgh Fringe | TB(0) | CM(0)

これを観なきゃワタシの「祭り」は終われない☆Stewart Lee@The Stand Comedy Club


Stewart Leeです。

Stewart-Lee-bigimage2011.jpg


今年は「育児」で忙しいので、エディンバラには行かないよ、と言っていたStewですが。。。
いつもの場所The Stand Comedy Clubでやるときき、速攻でチケを確保しました。
Stewの場合、盲目的な信者ともいえる「固定客」が相当数いるので、フライヤーの1枚も作らずとも、宣伝せずとも、口コミだけで数ヶ月前からソールドアウトになります。(だから上の写真も、テレビ番組「Comedy Vehicle」の使い回し)
 しかもこれ、立ち見席分も出しているんです。




というわけで、以下、その全レポートです。


個人的には、英国で一番かっちょいいコメディクラブだと思っているThe Stand Comedy Clubの様子もおさめました。ご興味ある方はぜひ 続きもお楽しみいただければ幸いです。



[ 2011/08/17 09:18 ] Edinburgh Fringe | TB(0) | CM(0)

念願のMaxwell Fullmoonersを観ました☆Andrew Maxwell's Maxwell Fullmooners @Edinburgh Fringe Festival

ついに、観ました! 大好きなアイリッシュ芸人アンドリュー・マックスウェル/Andrew Maxwellが満月の夜&気が向いたときに行う深夜イベント「Maxwell Fullmooners」


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毎回マジシャンやミュージシャン、芸人さんなど6-7人をゲストに繰り広げる深夜の雄叫びナイト。
 ナマライブだからこそ観れる過激なネタの数々! 深夜の18禁ならではの18禁なネタの数々が繰り広げられ、過去のfullmoonerは伝説と化している、あのFullmoonerです。
 アンドリューに肩入れしてはや10年が過ぎ(汗)いつかどこかで絶対に観たい観たいと思っていた悲願のイベントに言ってきました。
 
感想は サイコー <3


 細かいレポートはたたみます。

 続きを読んでくださる方はどうぞ 続きを読む をクリックしてください~~。



 ちなみにアンドリューの今年のソロのチケットはこちら


 そして 過去の伝説の数々はこちら。





大好きなオージー芸人Brendon Burnsが重量挙げしながらネタ披露の巻。





Adam Bloomが一瞬にしてルービックキューブを……





大好きなアイリッシュ芸人Ed Bryneが半裸で飛び入りダンス


 
 


[ 2011/08/17 06:59 ] Edinburgh Fringe | TB(0) | CM(0)
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レンタル屋ではゲット不能なアブファブとか観れるみたいです。
Huluで今すぐ視聴!今なら無料視聴実施中!
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