映画「タンタンの冒険」のタンタン役ジェイミー・ベルの取材に行って参りました。番外編です。
「タンタンの冒険」まつわる、
スピルバーグとのあれこれ、
ピーター・ジャクソンとのあれこれ、
サイモン・ペッグと
ニック・フロストの
あれこれ、
撮影の
あれこれ 作品の
あれこれについては、未来発売号の「AERA ENGLISH」等で、ぜひともお楽しみください。
**ヘタレなので、私はこの記事用に写真撮影はしてないです**
ジェイミーのビジュアルをお求めの方も、ぜひ未来発売号をお求めください。。。
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光源氏に 「藤壷」と「紫の上」がいるように、
誰しもマイ「藤壷」とマイ「紫の上」がいると思うのですが、
私のマイ「紫の上」は芸人ではなく、ジェイミー・ベルでして。(注:ヒーローと紫の上は違うのです)
そんなことを長年ギャーギャー騒ぎ続けていたのがご縁でいただいたミッションだったのではありますが、
本番勝負の度胸がミトコンドリア並み小さい結果、マグマ級に緊張しておったわけです。
もう一つ、モアモアしておって。
それは、取材なんで、皆さんが気になっていることを質問しなきゃいけない。
っつうと、どうしても他の媒体さんが質問するのと同じような質問をしなきゃいけない。
でも答える側からしたら、仕事とわりきっているとはいえ、疲れることじゃないですか。
せめて オレのときには、マイ「紫の君」にそんな思いをさせたくねえ。と思うわけです。
そんなわけで、思いついたのが
「そうだ、COMPENSATION として何かプレゼントを渡そう」でした。
同時に頭に思い浮かんだのが
ジェイミーのモーションキャプチャースーツ姿=GANTZ/ガンツを思い出す=「GANTZ ガンツ」のマンガあげちゃうってのはどうよ?! 同じ質問が繰り返されてつらい取材の合間や、ちょっとした休憩に、パラパラっと読めるじゃないですか。
しかも、
マンガって超ニッポンかつ
クオリティは世界最高レベル。( どっかの前首相さんみたいなこと言ってるとか言わないでください )
というわけで、エディンバラにあるギーク・ショップ「FORBIDDEN PLANET」にかけこみます。

Forbidden Planet Edinburgh40-41 Southbridge Street
Edinburgh
EH1 1LL
Phone: 0131 558 8226
世界の「GANTZ / ガンツ」ですから。ないわけがないんです。


1巻ゲット。1巻だけです。
全巻あげたら迷惑です。
相手は金持ちです。
気に入れば、大人買いにきまってます。
というわけで、左手にヴォイスレコーダー 右手に 見本誌、メモ帳、「GANTZ」持ってロンドンへ。
15分くらい使って緊張せんでもいい呪文をかけて



待ち合い室へ行き、
パラパラっと「GANTZガンツ」めくってたらですね。
あれ?(汗)あれ?????
ガンツ1巻ってヌードシーンがバッコシでてる一方、
スーツ着てるシーンってこんなに少なかったっけ?!?!しかも、奥浩哉せんせいのって、神レベルというか、エロカワの桃源郷みたいなのばっかりじゃないですか。
ツカミをスーツの話にしようと思ってるのに、渡したマンガをジェイミーが開いたときに、これ、これ、でてきちゃったら、
エロエロオヤジだって思われちゃったらどうしようっ?!血の気が
さーーーーーーーーーーーーーーーっと引いたところで、
お約束の
ファイルもったパラマウントUKのお姉さんが登場です。
「お待たせ<3 じゃあこちらにきてくださ~い」 取材の部屋の前に案内されると、ドアの向こう側で
日本の媒体よ、と説明を受けて、大きく、ぴゅーぅ、っと声をあげながら気合いらしいものを入れている声が。
呪文まで、さーーーーーーーーっっととけます。
音声録音によると「Hi, Nice to meet you」って言われてるのですが、
ナマのマイ紫の上がいる上に、見本誌と一緒に抱えている「GANTZ」をどうするかで頭が真っ白に。
頭が真っ白になるときって、ホントにライトあてた白になっちゃうんですね。
「どうしよう」と思うこともできなくなってしまいまして。
でも、ジェイミーの魅力ポイントの一つである
こぉぉんな友達いるよね、 みたいな雰囲気を作ってくれちゃう男の子だったおかげで、
救われました。(違) 相手は25歳なんですから、いいじゃないですか、いきなり開いたページがエロカワの桃源郷でも。
と精神を立て直す余裕ができまして(でも態度はキャバクラでひざをさすりながらもにょもにょしゃべるおじさんみたいだったと思います。)、当初の計画通り「GANTZ」を差し出してですね。。。
「これ、日本のマンガで。。。」
「へええ~。。。」さっそく、パラパラみはじめます。
「いや、これ、「タンタンの冒険」シリーズと何の関係もないんだけど。。。」
「あ、そう?」
「いや、なんか、モーションキャプチャーのスーツ姿見てたら。。。なんか、このマンガを思い出しちゃて。スーツが似てるってだけなんだけど・・・でも映画化もされて、たしかヨーロッパの映画祭にも行ってたと。。。」
「へえええ、面白そう。へえええ。。。」もう読んでます。
「これから、他の媒体さんが聞くのとおんなじような質問ばっかりして、それに答えてもらうから、その代償って感じで。。。空いた時間とかに、」
「取材の合間ね。 ありがとう。もちろん、読む読む」って、
読んでます。 「いや、「タンタンの冒険」と違うくて、かなりコンテンツがバイオレンス・アクションなんだけど。。。」
「ホント? そういうの大好き。読む読む」
思ったとおりだ。マンガが嫌いな
少年25歳男子がいるわけがない!
「GANTZ/ガンツ」に興味を示さない25歳男子がいるわけがないのです!!!
それからは、かなり心も平静に落ち着きましたが、
やっぱり話してるときは、例の

(
flixterからお借りしてます)。
↑
こういった顔を見せるし、
非常に知的で見識あり、かつ端的な応答をしてくれるので、
油断すると、すぐこちらも再び、キャバクラで ひざをさすりながら、もにょもにょしゃべるおじさんみたいになり、そのたびに喝を入れました。
<今回のまとめ>
奥浩哉せんせい!!
「GANTZガンツ」ファンです!(違)
もしジェイミー・ベルが今後「日本のマンガが好き」とか「GANTZ/ガンツにハマってる」とか、そんなことがもしどこかのメディアで掲載されていたら、ワタシ、ワタシの仕業です!(違)
ガンツ英語版の全巻がほしいです。。。(もっと違)