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Go Johnny Go Go Go Go!! ~本物の笑いとイケメンは国境を超える~

開かずの扉状態の英語圏コメディ。しかし、「面白いヤツは人気者=カッコいい」という法則は万国共通。コメディアンにはイケメンが沢山いるのです!ここでは、日本ではほぼ知られていない‘イケメン’コメディアンを紹介します。
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日本人のステージママキャラをなぜオージーが完璧に作れるのか☆Chris Lilley 「 Angry Boys」

以前もChris Lilleyの「Angry Boys」について、「あまりにもきめ細やかなキャラの作り込みなので、笑えるかどうかなんてどーでもよくなるほど、引き込まれる」と書きましたが、
天才的なスケボーの才能を持つ息子を売り込み、日本にスケボーブームを巻き起こしたという設定の日本人女性Jen Okazakiを見て、あまりの神懸かり的なキャラクターの作り込みように、うまく説明するだけの言葉を見つけられないでいます。


シ#12441;ェン

http://www.bbc.co.uk/blogs/bbcthree/2011/05/meet-more-of-the-angry-boys.shtmlよりお借りしました。クリスはこのまんなかの黒髪の女性っすからね。(汗)いるでしょ? 特定しないですけど。。。いるでしょ? こーゆーおかあさん……

以下、気づいたところを、箇条書きしてみました。。


○コンサバの度合いが絶妙な容姿としゃべりっぷり。黒髪のストレート、日本人のアクセントが残りながらも、聞きやすい奇麗な英語。成城や白金にいそうな、エレガントなお洋服を着こなすファッションを、空気のように自然体で身にまとっている。オージー男なのにっ! そもそも、こうした鬼リアルなキャラを作り込むほどの情報ってどこから仕入れたんだろう。並大抵のリサーチでは、絶対に無理です。(できるとしたら、愛人を囲っているか、愛人を囲っているか、愛人を……。)


○日本人が持つ偏見とコンプレックスの描写が完璧すぎ。
たとえば英語。ジェンはアメリカに行き、アメリカで息子を育て、英語でしか会話しない。ジェンは英語ができることが日本では何かと有利になることを知っているからです。でも! 同時にネイティブ発音だと、純ジャパは彼らを外国人とみなし、一歩距離感をおくということも知っている。だからわざわざアメリカへ連れて行き、アメリカ人として仕込んでいった息子に、わざと日本語アクセントを教え、日本のスケボー界へ息子を売り出していくんですね。
同様に「ゲイ」についての偏見を持つ日本人と、ビジネス至上主義な日本人の描写がハンパなく完璧です。
ジェンは、あるささいなきっかけから息子がゲイかも、と過剰反応。そして「息子がゲイのほうが売れる」と息子をゲイに仕立て上げ、戦略を立てるわけです。
グッズ販売、キャッチフレーズをつけて「skateboarding, gay style」ガッツリ売る。→このあたりは、日本というよりは、マーケティング業界の現実、って感じだと思いますが。でも、人気のあるものに、国民が一丸となってむさぼりつく、みたいなところとか、ホントに、誇張もないし、偏見もなく、ひたすらリアル。

○日本の教育ママの我が子に対する教え方。「こんなこともわからないの」とできて当たり前に勉強を教えるあたり、そして、平然とあの子を愛しているからこそ、あの子の幸せが私の幸せ、と優しく微笑むあたりは、皮肉ユーモアを通り越して、震撼です。だって、いるもん、こういうおかーさん!!!(涙)
 いるもん!! 


○シーンごとに画面いっぱいに細やかなこだわりが逐一見えるんです。ジェンのインタビューの脇に見切れて写るテレビ番組にマツコデラックスのアップとか、日本らしさを出す音付けにAKB48を使うとか。最初にドーンと、場所が変わってこれから日本、というとき、いきなりAKBの曲がかかったんですよ。これは、「日本人」が日本の今をイメージできるのにぴったり曲だと思うんですけど。日本に住んでない「外国人」がそーゆー選択をできるってすごいと思うんですよ。

なんでこのオージー男は、こんなにも日本人のことを知っているでしょうかっ! 
そしてなんで、jen okazakiのような、キャラクターを日本在住経験もない彼が作れちゃうんでしょうかっ! 
日本人が、やるべき仕事を外国人にやられたような気がするのは私だけでしょうか?!(汗)


結論:頑張れ、ニッポン。(あれ? 違う…… 汗)

ではYOU TUBEで見れるジェンのクリップをはりつけときます。




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やっぱりお笑いって難しい!(涙)☆オーストラリア発モキュメンタリー「Angry Boys」見ました




オーストラリア&ニュージーランドでは、今やKing Of Comedy的(らしい)人気を誇るChris Liley クリス・ライリー。
完璧なまでにドキュメンタリーを模倣します。見てる人が、それが”モキュメンタリー”だと気づくのは、主要登場人物をクリス・ライリーがみんなやってるから、という(汗)
ニュージーランドのフォークデュオ Flight of the Choncordsに続き、オーストラリアの学園生活を綴った”Summer Heights High”が英米にも輸出され、一時期「オセアニア・インベージョン」みたいにはやし立てらてましたが……。


そんなオーストラリアの笑いの刺客が、新しいモキュメンタリー「ANGRY BOYS」を作りまして、先日BBC3でも放送開始になりました。

これは、アメリカのティーンネイジャーの男の子たちにスポットをあて、彼らの”反逆精神”を映し出すドキュメンタリーです(いや、てっきりオーストラリアだとおもいつつも、なんかアクセントが・・・と思っていたら、舞台はアメリカだったらしいです。なぜアメリカ……? 汗)。かなりエッジぃで、勝負にでてます。というのも、身体障害者の方たちをターゲットにしてるんです、これ。それと人種差別の価値観も。
あまりにリアルを追求し、いわゆる「おとしどころ」をまったく作ってないので、結構「ぜんぜん面白くないっ! 差別や軽蔑が笑いに昇華されてない!」と感想を持つコメディオタクが多かったです。
 たしかに、私も最初「こ、これはコメディなの?汗』と。でも、人物描写が非常に丹念かつきめ細やかなので、引き込まれちゃって。
 第1話でははっきり見えずらかったのですが、第2話観賞後、これは究極にハードコアな風刺だ、と理解しました。皮肉っているターゲットは障害者や弱い者ではなく、そんな者たちを深い気持ちもなく、おもしろ半分にもてあそぶ青少年たち。こどもたちのいぢめの元凶ともいえそうです。クリス・ライリーはそんな青少年たちを観たまま聞いたまま、自分が扮するキャラクターにしたのだな、と。

コメディと銘打っといてマジで笑えません。でも、登場人物のコンプレックスな心情の表し方がものすごく興味深くてぐいぐい引き込まれちゃいます。
 もう友人がなんといおうと、決定。これ、全話みようと思います。

 
さて、
いまのところ、主なキャラは

双子のダニエルとネイサン。
ネイサンが聴覚障害者なんです。そして、母親と母親のボーイフレンドを受け入れられないダニエルの鬱憤が耳の聴こえないネイサンを小馬鹿にしてからかうという形となって現れています。口の動きで解読するネイサンに口を隠して彼の悪口をいうダニエルが、陰湿で好感度底辺スレスレ。ネイサンの沈黙がせつないです。(しかし本日観た第2話では、ネイサンを聴覚障害者専門の学校へ入れてしまおうとする母親とボーイフレンドに対し、”ネイサン、それでいいのかよっ”みたいな怒りを抱くんですね。無意識に表れる障害者への差別を赤裸裸に描写、かつ双子のめくるめく愛憎劇って感じになってきたような……?)

ルース
ダニエル&ネイサン双子のおばあちゃんで、少年院で指導員をやってます。少年たちから絶大な信頼を得ているようでおば(あ)ちゃん(gran)と呼ばれてる。第1話ではすんごい差別用語バッシバシでした。第2話は、そんな感じじゃないので、トーンが変わって来てる気がします。

Sマウス
ギャングスター・ラッパー。昔貧困でラフな生活してたけど、今やラップで一攫千金、豪邸たてて、ティーンの反逆の声を代表してお見舞いするぜ~~~を装っておいて、ふたをあけると、超豪邸に住む金持ちの息子だった、っ~。。。結構よくあるネタで、(こちらのブログでも「GEt Him To the Greek」やボー・バーナム君のヒップホッパーネタなどを通して感想を書いちゃってましたが)、新鮮さにかけますが、はい、一番笑いやすいかもしれないです。

こんなPVがあるのであげときます。





今後、アメリカに移住してきた日本人女性親子とか、自分は波に乗らないサーファーとかさらに出てくるみたいです。。 マジ、続きが気になります。


きゃ~~♥FIGWIT(爆)がついに"THE HOBBIT"に出演決定ですって!!☆ブレット・マッケンジー

ある事情から、あまりにもストレスたまりすぎて、すべてをほったらかしにしていました。
でも、このニュースは号外です!! 
ピーター・ジャクソン監督のロード・オブ・ザ・リング関連作「THE HOBBIT」にFIGWITが出演を決めました!

*映画「THE HOBBIT」 については 緻密に情報をアップしてらっしゃるだいこくせんせいのブログへどうぞ* (このあたりでしょうか。。。)


FIGWITって何?
ですよね。(→どっかで前に説明したような気が。。。汗 重複してたらすいません)

話せばながく(?)なるのですが、
さかのぼること映画「ロード・オブ・ザ・リング」パート1。
エルロンドの4つの国が集まる会議という超重要な場面です。
指輪の処置をどうするかで、ざわざわしているとき、フロドが「I will take it!」と言い、みんなが一斉に彼を見る。
観客もそのとき「Frodo is great!!!! 」と思った瞬間、見えたんですね。
一番右っかわ、黒髪のむっちゃイケメンのエルフの姿が。。。観客はそのまま「...Who is that?!」
その「Frodo is great.... Who is that?」の頭文字をとったのが
FIGWITで演じていたのが、ブレイク前のニュージーランド発コメディ・デュオ「THE FLIGHT OF THE CHONCORDS」の片割れブレッド・マッケンジー/Bret Mckenzieだったです。

FIGWITのカルト的人気(汗)はすさまじくまさにインターネットセンセーション!
ピータージャクソンの耳にまで入り、なんとパート3で再び起用され台詞をもらうんです!(一言ですが)

というわけで、今回の配役決定は、非常にファンにとってはうれしいものなのです!

なんかvariety誌によると、Lindirと名前は与えられているそうで(爆)
でもマーティン・フリーマンの詩の朗読かなんかをきいてるエルフの1人っぽい・・・ああ、また大したことないな、これは。。。(汗)いや、この大した事ないチンケな役だから、映えるんですよ、ブレットはっ!

では皆様、以下はその「FIGWIT」についてレポートされたニュース(映画のクリップが見つからない!! 封印ですかね? 汗)



そしてこれが、パート3の台詞付き



で、これがHBOの「FOTC」のLoRのPVです。。。








若手でもピリリと辛い草食系男子、Josh Thomas

joshthomas
今回はオーストラリア期待の若手、ジョッシュ・トマス君です。87年、ブリズベン生まれ。

以前「ジョッシュはキミが高校でいじめていたようなタイプの一人」だ、という批評をどっかで読んだときにまさにそうだろうなぁと思いましたね。ひょろっとしていて子どもみたいな外見、それでいて口だけは達者で最高に生意気(笑)。そんなジョッシュ君、名実ともに豪州スタンダップ・コメディ界の注目度ナンバーワンの新鋭でございます。 (彼の高校時代についてのネタはこちらの動画をどうぞ。)

2005年、17歳にしてメルボルン国際コメディフェスティバルの登竜門的大会、Raw Comedy Awardの史上最年少優勝者となったジョッシュ。同年にエディンバラのSo You Think You’re Funny?のファイナリストとなるなど、早々にスタンダップとしての才能を認められていきます。女性誌コスモポリタンを愛読し、Kitchenaidのミキサーを所有している(?)と言う彼のネタは、男臭さがないというかまさに草食系。
どう見てもいじめられっこな自分の外見や日常生活の出来事を自虐的にしゃべるのですが、その
語り口が既に老成しちゃってる感じなんですよ。しゃべり方も、間の取り方も非のつけどころがありません。そのジョッシュ特有の小生意気な感じがたまりませんね~。あとこのベビーフェイスで時々えげつない下ネタをさらっというとこも好きです(笑)。

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*右は番組"Talkin' Bout Your Generation"より。The Killers世代代表?のジョッシュ。

2007年には初のソロ・ショー"Please Like Me"でメルボルン・フェスティバルの最優秀新人賞を受賞。そして次の年の公演、"The Adventures of Josh Thomas & The World's Greatest Love Machine"(凄いタイトルだな・・・)がまたもや大人気を博し、テレビ番組"Good News Week"へも準レギュラー的に出演するように。
 
 そして2009年、人気バラエティー番組"Talkin' Bout Your Generation"にレギュラー出演。
すっかり女子に「かわいい~!」と叫ばれるほどの国民的モテ男君に!……と思ったら、ゲイであることをカミングアウトなさいました。しかし、スッキリさわやかな国民性を持つオージー・ガールズは、それをあっさり受けとめちゃった。本人は「ググっても全然スキャンダルになってないし、つまんないな~」とボヤいていました。。。

 2010年はオーストラリアのテレビ業界の賞Logie Awardで"最も人気のある新人男性タレント"としてノミネート。さらに自分のカミングアウトまでの話をネタにしたショー、"Surprise!"がメルボルンフェスの最大の賞Barry Awardにノミネート……飛ぶ鳥も落す勢いとはこのこと。
 いや~、頑張ってください(笑)。
ジョッシュのいじめられっこならではの強気なとこが出たネタは最高に面白くてかわいいので、これからの活躍も楽しみにしてま~す。

ジョッシュ君のPodcastのシーズン2が配信中です。しょうもない話(ほぼ下ネタ?)がてんこ盛りなんで、シーズン2も1と同様にそのうち削除されるかも(笑)。今のうちに聞いちゃいましょう!

08年の動画。

Noと言えないオーストラリア人がここに・・・!なんで流れで80ドルも払ってんですか(笑)。
"I convinced myself that they were more scared of me than I am of them, like a spider."って絶対このストリッパーの場合には当てはまらないですから・・。

そして09年。

ママのオンライン・デートを手伝う息子(笑)。"But it's bad ‘cause I've been like a little bit too heavily involved, 'cause she doesn't know how to use the Internet."って……このネタ大好きです。
"Please, date her."のとこの間の取り方がたまりません~。"It's like a good investment."には爆笑です。。。

単語:
alluring  誘惑する、魅力的な
superannuation   高齢退職、年金
crochet     鉤針編み
That's me done.   これで僕の話は終わり。

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レンタル屋ではゲット不能なアブファブとか観れるみたいです。
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プロフィール

komeddy

Author:komeddy
コメディを愛するコメディ部。常に部員を募集中です
プロフィールはカテゴリー内に埋もれてしまいました(汗)
PR会社&配給会社、ケーブルTV放送、DVDメーカーのみなさま、この海外コメディを押して欲しい!というご希望がありましたら遠慮なくcontactアットaweebitofscotland.netまでご連絡ください!全力で!宣伝・布教します! コメディ大恐慌の日本、盛り上げ協力には労力を惜しみません!

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