東京で500万個の毛穴から汗を吹き出し「死ぬ死ぬ」とナメたこと抜かして2週間、夏でもパーカー一枚マストアイテムなエディンバラに戻って来たら、発表になってました。
エディンバラフリンジのコメディ大賞 ノミネートです。
ノミネートされた芸人さんとそのショータイトルは以下のとおり。
ベストコメディ部門:
Claudia O'Doherty: The Telescope ●どうしても時間の都合がつかず見逃した、イナムラのこの人キタかも!? リストの芸人さんです。
これを感じたのは、かくいう例の、
ロンドンで一番イケてるハコだと思っているUnion Chapelでお試し版を見たときで。
バスデンさんの感想でおなか一杯になっちゃって、書くのをすっかりうっちゃってたんです。すいません。
なぜ気に入ってしまったかというと、彼女はある意味
ジョニー・スイート君と非常に近い形のコメディスタイルなんです。私の守備範囲だったわけです。
というわけで、彼女が受賞したほうがいいかも、と思っています。すごく受賞の価値があるような気がします。
Doctor Brown: Befrdfgth ●見てないです。見てない理由は、14禁のフィジカル・コメディよりのショーだから。たんなる趣味の問題なので、ぜひ機会があったらご覧になってください。2-3年くらい前から、レビューの評価が高かったです。
フィジカル・コメディはどうしても期待レベル値をすごく上にあげて見ちゃうという悪いクセがあるので、直さなきゃな、と思っています。
じつは、
Boy with tape on his faceも見てないんです。
この傾向を見ていると、そろそろ、再びのフィジカルコメディブームがメジャーな土俵に舞い降りて来るかもしれないですね。
James Acaster: Prompt●チェックはしてたのですが、食指が働きませんでした。その理由は
ー自分の好みの芸人さんがあまり所属していない事務所所属
ー好きな芸人さんたちが話題にしない
ー今や若手芸人の登竜門?的なラッセル君のGood Newsの注目芸人コーナー出演済み
ーかわいこちゃんじゃない。。。(すいません)
上記のうち3つはないも同然だった昔は、話題になったり、ポスター&キャッチ次第でホイホイ観に行っていたんですが。。。様々な業界の思惑がはびこったり、お笑い関連ビジネスが変貌をとげていくなか、どんどん目利きが難しくなってきました。。。(といって、見てない言い訳をしてみる)
Josie Long: Romance and Adventure●う~む。もう3回目のノミネートですかね。とらせたいの?!それとも最近の女性芸人にもっと注目しよう!みたいなトレンドを反映させたいだけ? ネタなんだかアホなんだかかわいそうなんだかわからないノミネートですな。 彼女については、過去にStewart Leeがらみで何回か話をしていますので、はい、ご興味のある方は、ハイ。ぜひポストオルタナ芸人のカテゴリーをよろしくお願いします。
Pappy's: Last Show Ever!●今年このなかの1人
マシュー・クロスビーを見た感想を書いてます。はい。
たしか初めてのノミネートだったと思います(ちがったらすいません)。
今年のコレが終ったらもうPappy'sでは活動しないよ~みたいなノリのショーなので、これ受賞しちゃったら、どうするんだろう。。。うーむ。。。
Tony Law: Maximum Nonsense●でた! ほ~~~らっ! でたでたでた!
トニー・ロウです!
コメディ部の孤独な祭りじゃないんですよ! 一応ちゃんと、欧米のライブコメディ界をめっちゃ最新でお届けしているということがおわかりいただけたでしょうか?
過去に(日本ではおそらく)本サイトのみが、延々とボー・バーナム祭りを開催していた
とき以来、久々の大当たりを実感しました。。。
とはいいつつも、トニーにはここでメジャーになって欲しくないです。だってメジャーになっちゃうと、かなり芸風やゲタが台無しになっちゃうもの。どうか取らないでください!
Best Newcomer - shortlist:
Daniel Simonsen: Champions●すいません。彼はホントにまったくのノーマークでした。おそらくその理由は上記と同じです。まったく同じ理由なのが、コワイくらいです。ちょっとこのクセ、直したほうがいいかしら(汗)
David Trent: Spontaneous Comedian●彼は
マーク・トーマスが褒め讃えていた新鋭さんだったので、興味あったのですが、なにぶんカワイコちゃんじゃない。。。ので、観に行かなかったです。すいません。でもマークが褒めるんだからホントに面白いんだと思います。
Discover Ben Target●彼はThe Invisible Dotの一派なので、とても気になっていたのですが、こちらは日程がどうしてもあわず、無念にも逃しました。
それにしてもクラウディアちゃんといい、
コメディ部のイチオシ事務所The Invisible Dotは、いたってマイペースかつ弱小にもかかわらず、ちゃくちゃくと才能のある芸人たちを輩出しておりますなぁ。。。
Joe Lycett: Some Lycett Hot●ええっと、ここで触れたことがあります。(BBC コメディアワードノミネート記事)
http://komeddy.blog130.fc2.com/blog-entry-212.html街中でポスターをよくみましたが、警戒して(新人さん&かわいこちゃんではないので)、見ませんでした。来年見てみようかな、と思います。ちなみにBBCコメディアワードのノミネート者、クリス・ターナー君も今年ソロショーをやっていたのですが、レイプネタで叩かれるターゲットの1人になっちゃってました。この経緯、ちょっと簡単に説明できないので、今度あらためてしっかり書けたらと思います。
Sam Fletcher: Good on Paper●無料フリンジコメディでやっていた芸人さんがノミネートです。
無料フリンジについては去年レポートした
Eastend Cabaratでも書いたことがあるのですが、無料フリンジが次第に存在価値を高めることで、もともとの「フリンジ」の魅力が少し復活するといいな~とも思います。
そういいつつも、有料コメディチェックだけでいっぱいいっぱいで、今年は一つもチェックできませんでしたが(汗
今週末に結果発表です~~~。