Blackadder Back and Forth(1999)
おっ今日は
Burns Night だと気づき、図らずも”蛍の光(Auld Lang Syne)”を歌うDavid Tennantの映像を見てしまいました。いや、偶然だったんですけど(笑)。(ここに来る方はもう見てらっしゃると思いますが..
これ の5:30あたりです)
Blackadder本編のオマケとして作られ、完全にそれとして扱われているこの作品。ずっと見てみたかったんですが、遂にお目にかかれました。うちの相方さんすら見たことないらしいですが、愛すべき短編でしたよ。ユーチューブにもアップされてます。見てない方は、ネタバレ注意です。
画像は偉大なる
hughlaurie.net 様からお借りしました。笑
1999年の大晦日、ブラックアダー卿のお屋敷に集った友人たち。シリーズ本編での主要な登場人物が集合します:(敬称つけたい気もしますが省略)Stephen Fry、 Hugh Laurie、Tim McInnerny、and Miranda Richardsonですね。全然関係ないですが、この映画の何に驚いたって、メイキング画像に一瞬映ったヒュー様の上腕二頭筋の太さに驚愕しました。何なんですか、あれは・・・?(笑)
現世での彼らは(もちろんブラックアダー以外)何の事件にも巻き込まれないので、同窓会のような感じです。
タイムマシンを作成したと大法螺をこいて、友人たちから金をせしめようとするブラックアダー。しかしレオナルドの製図からBaldrickが作り上げたというこのマシン、ダ・ヴィンチとBaldrickが非文字文化という所で通じ合ってしまったのか(笑)、ほんとに動くタイムマシンになってしまいました...しかも時間を指定するマシンがfruit machineというかスロットの絵文字だったので、帰る方法も不明。というわけで、あらかじめインチキの歴史的証拠を見せる気まんまんだったBlackadderの予想に反し、Baldrickと2人で危険な旅に出ることに。
(C)BBCです!
*このブラックアダーのサイト(http://www.bbc.co.uk/comedy/blackadder/)、イカした壁紙がもらえるんですねぇ。ブラックアダーの
"Fortune vomits on my eiderdown once more." と書いてあるのを頂いてきました)
シーズン2のエリザベス朝時代(上画像)に舞い降り、女王にご先祖様と間違えられてうっかり処刑されそうになるブラックアダー。メルチェットは相変わらず女王にぼろくそに言われてました(笑)。さっさか逃げようという道中、廊下でぶつかったのが若かりし頃のシェイクスピア(コリン・ファース)。今話題のコリン・ファースの使われ方も最高ですし、笑えたのが”この先400年の生徒達の苦しみの分”だと言ってブラックアダーがShakespeareをとりあえず殴っとくところですかね。しかも”これはケネス・ブラナーの4時間長のハムレットの分じゃ!”と言い残してもう一発ボコ殴りしてました・・・うん・・(笑)。
(長いので一度畳みます・・)
その後出てくるのがリック様ことRik Mayall様(過去記事は
こちら )とケイト・モス。衣装がBlackadderIIほどコテコテじゃないのもありますが、コスプレがすんなりと似合いすぎです。。リック様が宮廷風よりこっちの方が合ってるからかもですが(プリンス・リージェント=Hugh様は絶対にロビン・フッドより白タイツの方がキマります・・・適材適所!笑)
その後2人はウォータールーでまさかのウェリントン将軍(Stephen Fry)殺害。ハドリアヌスの壁を越えてくるスコットランド男達(全員髭まで赤毛)に追い回され、ようやく現代に帰って来れました。このローマ軍のシーン、ただ出演者にミニスカを履かせたいために書いたそうですが、なるほど短いシーンの割りに衣装の完成度と壮大なロケーションが素晴らしい(笑)。そして短すぎだろあのスカート(?)は!
帰って来たらば来たでウェリントン将軍の死によりナポレオンに負けたブリテンはフランス領となり、シェイクスピアは自信喪失して劇作家としての活動を止めてしまい、歴史はめちゃめちゃになってました。ガーリック入りプディングがあまりに気色悪かったため(フランス=ニンニクなのか?英国だって近世まではふつーに使ってたのでは...苦笑)、ブラックアダーは歴史を修正することに。とりあえずここで出演者皆が歌うラ・マルセイエーズが聞けて感無量です(笑)。
まぁ、最後はまさかのハッピーエンドで終わりました。最後の歌を歌ってる方は本当の声楽家さんなんですね。いや~、いい歌だなぁ..何せ
The world is now Blackadder's oyster. ですから。
・・本当なのですかね?