前から気になってたんですよ。このお写真。。。

英国コメディ界の寵児クリス・モリス/Chris Morris先生がヘルメットかぶって、日本のバラエティ番組のスタジオセットみたいなきらきらした派手な場所で立っている。
Chris Morris at CERN ってクレジット。
なんで、クリス・モリス先生が天下の原子力研究所CERNに?(汗)
新しいプロジェクトのためのリサーチ? しかもポスト・オルタナコメディの中心人物格であるsimon munnery とkevin Eldon様を引き連れているご様子。(→単に超仲いいだけという説大 爆)
気になるものの、なにぶんに文系なもので、
数字とか記号とかアナフラキシー・ショック系なもので、
クリックしないでいたんですよね。
でも今回のこの大震災を機に、毎日当たり前のように使っている原子力エネルギーについて、あまりに無知だったことを思い知らされまして、猛反省。ちょっとくらい知っておくべきでしょうと思った矢先に、
そうだあ! と思い出しました……。
クリス・モリスというニンジンがあれば(爆)科学のdumb and dumber な私でも努力できるかもしれない!
というわけで聞いてみました。
そのポッド・キャストは こちらええ、ふたたび、
少しでも多くの皆様に、私の(むなしい)努力を分かち合っていただきたく、
下方の
続きを読む。
をクリックいただくと、日本語でポッドキャストの概要がだら~~~~~っとでてきます
。
自分では、ある程度筋道たってるように感じるのですが、間違ってたらごめんなさい!!! (と先にあやまっておく)
ご興味ある方はぜひどうぞ。。。
その1: クリス・モリスが連呼する「布団」?(汗)いや、「photon」だった! でもphotonって何? クリス先生が「particles/粒子って何種類あるの?」の質問にブライアンさん「10~20 え、もっとあるかも。」と超アバウトな回答(笑)。
次にクリス先生「fundamental particles/基本粒子って何?」と質問。ブライアンさん「これ以上分裂しようのないもの」。これが12種類あって、
んで、現状の研究結果だと、
1グループ目:6種類のQuarks
2グループ目:electronsとmuons とtaus、
3グループ目:3種類のneutrinoわかれている「らしい」。
ブライアンさん、説明しておいて「違うかも~」と、ここで
ウィキさん開きながら必死に理解しようとしている人間に「この努力は無駄なのか」と不安を煽るようなコメント残します(笑)。
wikipediaよりここで、モリス先生がいきなり「is there a substructure for フートン?」と質問。
何っ?!フートンって何?!、布団にはもう一つの意味があるのか? などとマジで思ってしまったんですが、(ドン引きしないでください) photonsなんですね。ウィキさん表に書いてある!(感涙)
ブライアンさん曰く、
photonってのはparticle/粒子 だけど、fundamental particle/基本粒子ではない=いくつかの素子が組み合わさってできてると。でphotonは、
上記3つと別の、4つ目のグループに入る。。。
というわけで
4グループ目:がphoton、gluton、WとZ の4種類。クリス先生、「じゃあhiggsはどのグループになるの?」とまた新用語を!(慌)
するとブライアンさんが、待ってましたとばかりに
「それが原子力エネルギーの謎をとくカギなんだよ~」どうもhiggsは粒子が質量になるメカニズムを指すらしい。
でもって、これからそれを解明していくらしい。。。
気になるのは、この後ブライアンさん「もしhiggsが存在したら・・・」って言ってる一方、「質量があればhiggsは存在する」とも言い、その後「セオリーだけで、実際にはhiggsなんてないかもしれないけど、推測はできる。」と、シロウトがきくと、Uターン政策を繰り返している。科学はミステリーなんですね・・・。
でもどんなタマが返ってきても、絶対拾ってレシーブ打つのが、天才コメディアンです。クリス先生は
「てことは、一部では質量と変化するかもしれないけど、他じゃあてはまらない、というか質量なんかないかもしれない、ってこと?」 と質問。
ブライアンさん「そのとおり!。。。フートンは、質量とか関係ブーだから・・・もともと宇宙に何も質量なんてなかったんだ。そこへhiggsのメカニズムってものが現れて・・・」
「素敵な考えだよね。質量が存在しなかったところに、何か出てきて、質量のあるモノが存在しはじめる。。。ところでこの質量のあるものってみんないわゆる「質量」なの?」
「そうだよ。質量があるものは光の速度で動かないからね」
ブライアンさんいわく、「フートン」は互いに吸収したり認知しあったりしないそうなんですね。それって「例外」らしい。(→しかし何が通常なんだ。。。?汗)で、フートンは質量がなく、光の速度で移動できるんだそうです。もし質量があれば、停止してじっとしてられる。
クリス先生「フートンを止めるものは何もないってことだ」
ブライアン「フートンは光の速度で移動してる」
クリス先生「え、じゃあ、光の速度で移動しているときに懐中電灯つけたらどうなるの?」
。。。ブライアンさん、天下のクリス・モリスに目の前でボケられて、うれしそう(爆)「光の速度で移動するのは質量がないときだけだから懐中電灯をつける事自体が無理 ははは~」
するとクリス先生、かぶせます「じゃあ光の速度に達するホントにちょっとだけ前に懐中電灯つけたらは?」
ブライアンさん「無理。99.999%光の速度だったらそれはもう光の速度なんで、ライトは消えちゃう」
クリス先生、さらにかぶせて(爆)「じゃあ懐中電灯の光は、光の速度のなかでは、より早く移動するの?」
ブライアンさん、いたって真面目に回答「光の速度のなかなので、そういう法則はあてはまらないんだよ。光の速度が宇宙一の速さ。それ以上スピードの速いものはないんだ・・・でも色は変わる。懐中電灯の光が青に見えるとかね」
その2: 原子力解明のための分析データ。。。99%以上、分析前に捨ててます(爆) クリス先生がやってきたのは、でっかいマグネットがついていて、この素子たちがくっついたり吸収したり分裂したりしながらエネルギーを発生する瞬間を取り込む機械があるところ。
ブライアンさんによると、ここで起きることは本当にバラッバラで、いままでみたことのない組み合わせや分裂が生じている様子。
面白いのが、1秒で400万^600万通りもの動きがあるそうで、そんなもの、イチイチ全部キャプチャして調べてらんないよ、と
科学者たちの「目利き」で(爆)データを間引きし、200くらいまで落とし込むんだそうです。まるで築地市場で魚を買いに行く小料理屋の親父さんじゃあないか。
「大抵のものはおおっと思うような現象は起きてない。そういうデータは全部捨てちゃう」職人の話を聞いてるみたいです。
これにはクリス先生もびっくり。
「今はいらない、と思って捨てちゃったデータが50年後にじつは重要だと思われるものである可能性ってあるの?」「ある」 (→自信を持って)
捨てるデータ、99.999%。。。
さきほどの、曖昧感たっぷりなブライアンさんの話の理由がここにきて、なんとなくわかった気がします。。。
その3: CERNは環境に優しい! 分析データをとるためのマグネットは、リサイクル使用で日本へ!なんですってね~! その名もT2K。なんか「えすて・ら・びさ・べいべー」見たい(爆)
なんかSFっぽい~~。
もちろん使用する電気は、ある意味自家発電なので、それもエコだそうです。
ここで、クリス先生。ブラックホールの話へ。「ブラックホールは宇宙を破壊するって言ってたけど、ブラックホールができたらこの世はいっかんの終わり?」(→ブラフと突っ込まれます。)
ここでブライアンさん再び。「というか
現状で小さいブラックホールならあるし作れるんだ。すでに自然界でもブラックホールは作られているんだよ。でもプルトンよりもちっちゃいの。むっちゃくちゃちっちゃいの。
科学オバカには、衝撃の事実発覚。ブラックホールって作れちゃうんだっ! ちなみに私のとっさに思い浮かぶブラックホールのイメージはいまだに「さよなら銀河鉄道999」のクライマックスです(爆)。→ 衝撃な感じな理由がわかっていただけるかと思います。
この語、クリス先生はブライアンさんの専門外のCMS(Compact Muons Solonoide)があるところへ。
でもCMSってなんじゃいっ?!と思ったら、大きなエネルギーの放出について研究するところみたいですね。
タマネギ上に層ができてて、すんごいデータ分析機能を持つマグネット製の機械??? なんと今度はロシアの軍艦からいただいた鉄を再利用しているとかで、CERNさん、リサイクルを謳ってます(笑)。
そして、ここでもデータの間引き問題が浮上。。。
というわけでクリス先生の感想は? 「不明」(爆)で幕を閉じたポットキャストでした!!!
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最後に: 私の感想 う~~~~ん。わかった? かも?(汗)
ようは、こうやってエネルギーが作られるときに、熱とよけいなモノ(ヨウ素とかセシウムとか)も一緒に出ちゃうよ、ってことで、沢山の科学者たちが日々、それをいかにコントロールするかを研究し、よりみんなにとって良いものだけを抽出できるように、がんばっていらっしゃる、ということなんですよね。
がんばってください!!