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Go Johnny Go Go Go Go!! ~本物の笑いとイケメンは国境を超える~

開かずの扉状態の英語圏コメディ。しかし、「面白いヤツは人気者=カッコいい」という法則は万国共通。コメディアンにはイケメンが沢山いるのです!ここでは、日本ではほぼ知られていない‘イケメン’コメディアンを紹介します。
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サイモン・ペッグの自伝”やっと”読み終えました☆「Nerd Do Well」

 
 ふい~、今年1月すぎにアマゾンより到着したサイモンペッグの自伝「Nerd Do Well」。


Nerd Do WellNerd Do Well
(2010/11/01)
Simon Pegg

商品詳細を見る


待ってましたとばかりに本を開いて、読み始めました。
通常、芸人さんのお話だとどんなに他の本に浮気したり、仕事が忙しくても、だいたい1カ月程度で読み終わるのですが、この本。。。。気がついたら4カ月近くもかかって読んでました!(恐)

なぜ、こんなに時間がかかったのか。その理由をご説明したいと思います。




<200ページをすぎるまで、コメディ的角度からみたサイモン・ペッグが登場しない。>

 。。。いや、サイモンの自伝なんですよ。生い立ちや家族のこと、学校で何があったか、何に興味を持ち、どのようにパフォーミングアートに興味を占めしていたか、小さいときからのことが書かれてある。でも、それ、ちっっっっっっっとも!!! 英国コメディに関係がないまま、ず~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~・・・・・・・・っと続くんです。コメディおたくが、好きなコメディアンの成功ヒストリーを読むっていったら、何を期待するって、”一体どんなお笑いに影響を受けて、どんなことを感じとり、どうやって成功の道を歩んできたんだろう”じゃないですか。、「自分の世代は正直モンティパイソンではなく、オルタナコメディ=YOUNG ONESだ」とか「まだビデオなどない頃、唯一売られていたのは、音を収録したレコードだった。メル・ブルックスが好きでレコード買って何度もきいた」とか、ちゃらっと、触れているのですが、そんなもので。
 本格的に見えだすのが、なんと200ページすぎたあたりからなんですよ。。。
 この本はその意味で、なくてはならない存在の主人公が100ページすぎてからようやく登場するブッカー賞受賞作「Midnight Children」(サルマン・ラシュディ著)を超えました。。。


<この本は、コメディと異なるベクトルのオタクが、涙を流して喜ぶもの>

 。この本は、タイトル&イメージどおり、サイモンがいかに「DOCTOR.WHO」や「スタートレック」「スターウォーズ」などなどなどのSFやコミック・オタクであるかを、明るく楽しく、さわやかに書いたものだったわけです。しかも愛があるから、長い長い!(爆)
 この人、中流階級のすんごい育ちの良い人だったんですね。お父さんとお母さん離婚しちゃったけど温かな愛に包まれて育っていったから、屈折もクソもなく(爆)、きっとあるに違いない挫折も苦労も悩みも紙とペンにさらけ出すほど切羽詰まったレベルに達していない。だって、カレッジ(A level受験のための)どこいったって、ストラットフォードですよ、だんな! 街全体がシェイクスピア・ランドみたいな、テーマパークみたいなところっ! 英国イチのどかエリアの一つですよ。。。いわゆる”ふっつ~~~~~~” だったわけです。
 あ、でも、アマチュアですが、お母さん女優さんで、お父さんも音楽業界の人で、おじいちゃんも。。。っていう、いわゆる芸術一家であったんですって。その点では、ふっつ~とはいっても、普段の生活で、表現の培われ方のレベルが違っていたのかも、とも思います。


<肝心の200ページ以降なにが書かれていたのか>

本格的にスタンダップをやりだす話が出てくる、ブリストル大学時代あたりから、ようやく(あくまで私的に!)ページをめくる手が機能する、という状態に。でも、どんなネタやったとか、コメディクラブの楽屋でこんなことがあった、とか、ネタ作りでこうした、ああした、みたいなことがほっとんど書かれてないんですよ。。。

 人を褒めるのがうまいな~(爆)エドガー・ライトとニック・フロスト、ジェシカ・ハインズは”同士”であり仲間で、彼らについての大絶賛は。。。もう周知の事実です。
 ここがちょっとうれしかったのですが、サイモンがthis is the oneくらいに衝撃を受けたのは、少年時代のYOUNG ONESとかもなんですが、大学入ってみた、Vic and Bob、そしてThe Day Today(イアヌーチ先生とか、クリス・モリス、それからスティーブ・クーガン)と、ハマったものが一緒だったことです。そしてこの、空前のアラン・パートリッジ ブームの数年後にサイモンがメキメキと頭角を現してくる。
 でも、この数年の間、本のなかでもほんとにトントン拍子で(笑)出会う人で会う人、みんないい人でヒーローで。これも、周知の事実ばっかり。。。(いいきっちゃった・・・焦!)

<人気スター芸人だからある特ダネは、おそらく……スピちゃん、ルーカスちゃんとのエクスクルーシブな対話>

でした(爆)芸人さんならではの話ではないっすよね。おお、って思ったのが「スピルバーグが僕の娘の写真を観て2001年宇宙の旅に出てくる赤ちゃんに似てるといった」とか「ルーカスが僕に映画制作の教訓といって、、同じ映画を2度作るな (註→「スターウォーズ1~3」のことについて言ってます)と教えてくれた」とか。
ほんとこの自伝を読むと、「スターウォーズ」とか「スピルバーグ映画の歴史がそのまんまサイモン・ペッグの人生と同化しちゃってるんだぁ(汗)と改めて、しみじみ・・・するしかない・・・。


総合的感想:
この人の作り出すコメディってのがなぜ、イギリスのコメディだけど、エリートでもなく、労働者階級のにほいもせず、またオルタナでも、ポストオルタナでもなく、国境を超えて受け入れられたのか、わかる気がしました。オタクは国境を超えますもんね。しかし、もうちょっとでいいから、スタンダップ時代の話が読みたかったよ。。。(涙)
 
 
そうだ! 
 サイモン・ペッグとニック・フロストの「PAUL」(注:声はセス・ローゲン)がDVD発売予約開始したそうです!
こちらアメリカ版



しかしこのアマゾンのアメリカは。。。actorの名前クレジットseth rogenとjason Batemanだけってどーゆーことっ?!(怒)

ポール1


セスさんは大好きだけど、やっぱりイギリス版がよいじゃないですか~。。。

ポール2

[ 2011/05/11 00:18 ] simon pegg related | TB(0) | CM(0)
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