Go Johnny Go Go Go Go!! ~本物の笑いとイケメンは国境を超える~

開かずの扉状態の英語圏コメディ。しかし、「面白いヤツは人気者=カッコいい」という法則は万国共通。コメディアンにはイケメンが沢山いるのです!ここでは、日本ではほぼ知られていない‘イケメン’コメディアンを紹介します。
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英お笑い界の内情がのぞけるドキュメンタリーを観ました☆Critical Condition (1998)

英国きってのChris Morrisオタクファンが運営するコミュニティサイトで、教えてもらいました。

Critical Condition:Comedy

エディンバラのコメディ大賞の裏側をのぞいたChannel4制作のドキュメンタリーです。1998年とちと古いのですが、非常に面白かったです。

あまりに濃すぎて、1人心の中にしまっとけよ、とも思うのですが、この裏工作的な政治が、ある意味、どんなところでも”よくある光景”だな(笑)と。その角度からみていただければ、結構このドキュメンタリーの面白さを共有していただけるんじゃないっ? と思っちゃいまして。。。

ここにパート1とパート2をあげときます。








そのネタばれと、私の感想はたたんで、続きを読む 後にしまっときます。

ご興味ありましたら、ずえひ、クリックしてください。

<このドキュメンタリーの背景にあるイギリスエンタメ界のメディアとPRの事情>

エディンバラのフリンジフェスティバルがイギリスのお笑いエンタメ界に大きな影響を与え続けていることは、なんとなく何度となくこのブログで書いてきましたが、
このフェスで芸人が注目を集め、客を集めるのに、何が重要かっていうと、媒体のレビューなんですね。
今は大手の芸人マネージメント事務所がいろいろなテを使ってPRしていますが(注1)当時は、評価の高い芸人でも、自らフライヤーを持って街に出て配り歩くということがトーゼンでした。そんなPRでは、所詮たかが知れているわけで、大手媒体に掲載されるプロの書き手によるレビューは、ものすごいパブリシティになったのです。

言い換えると、媒体で書くライターの一言で、芸人の命運が決まっちゃう。ほめてあれば、客も入るし、話題にもなるし、出世街道への道を切り開かれる。でもそのライターの趣味にあわなかったり、コメディに対する理解がとぼしかったりすると。。。その芸人のキャリアはまっさかさまに地獄行きです。これ、マジな話です。それで地獄をみてきた才能のある芸人は山のようにいます。(注2)



<Financial Timesほかでご活躍の名批評家John Shutterworthがエディンバラに参戦>


そんなわけで。
Ian Shutterworth/イアン・シャタワースという知名度のかな~~り高いエンタメの批評家がおりまして。
さんざんフリンジでも芸人をメッタ切りしておりまして。
みなさん、この人の書くレビューを信頼してどの芸人を観るか決めちゃう、なんていうくらい影響力があるのですが。(かくゆう私も彼のレビューに何度もお世話になり、お金をどのように使うか決めてました。。。)



そんな彼があるとき、何を血迷ったか”こいつらよりもオレのほうがよっぽど面白い”と思っちゃったんですわ。
1997年、自ら演者になり、エディンバラに初参戦したんです。

 批評家の立場からみた、フリンジ(かな?エンタメ全般かも)のあれこれ、みたいなショーだったみたいです。
 彼自身、フライヤーを人々に配り歩いて、毎日客席を埋める人数は3-4人程度。
 有名な批評家ったって、ふたをあけたら、オタクくらいしか、名前も気にしてみてないです。大多数の人は、媒体が冠でついてるから、彼の記事を信頼し、読むわけで。彼の名前でショーをやってるって、見聞きしたところで、誰も見向きもしません。客自体、英国人じゃない人が山のようにいますしね。
 
 でも彼には秘密兵器があったんですね。
そう、自分が批評家ゆえに、大手メジャー紙で書くライターたちに友人が何人もおったのです。
 彼は仲のよい友人に、ちょっと見に来て、書いてくれよ。と頼んじゃいます。
 頼まれた友人は、ああいいよ。と。フリンジフェスでは、1日に10も20も観てレビューを書くので、
大忙し。なので友人は、イアンの1時間あるショーに30分以上遅れて到着します。

 そして途中から観たにもかかわらず、友人はイアンが一言話すと「Brilliant」と大爆笑。それまでしーんとなっていた会場はその笑い声につられて笑いはじめます。そして、友人は同業だから、ショーの内容が手に取るように理解できた、ということを理由に大絶賛、5つ星をあげちゃいます。
 彼だけじゃなく、他にも観に来たライターたちも、みな同様にイアンのショーをほめまくって5つ星をあげてしまった。3ー4人しか入っていない、誰も笑うことすらしていないショーに、大手各紙がそろいもそろって5つ星。

 この結果、イアンのショーがコメディ大賞のノミネート候補にあがってしまいます。
 イアンは初参戦にして、コメディ大賞をテにできるかもしれないと、期待満々に息巻いちゃいます。

 注目のショーとなると、自分のショーの追加公演だけだけでなく、「よりぬきフリンジ」系のその年で話題の芸人が登場するイベントショーからの出演オファーがきます。イアンも、そんなイベントショーの一つLate n Liveからの出演オファーが。夜・夜中のイベントなので、よっぱらってやってくるHecklers(野次飛ばし)の客も多いです。はっきりいって、芸人としては素人同然ですから、暴れん坊のお客さんをコントロールできる技量なんかありゃしません。でも、成功すれば、一気に世間に自分の名と実力を知らしめられる、と思ったと思います。イアンは出演を承諾し、いざ、出陣します。

 
 結果は。。。

 客とのコミュニケーションの経験ゼロのイアンは、ブーイングに耐えられず45秒で退場しました。
 「1star!」とか「あっちいけ!」「ヘボ芸人!」とさんざん侮辱され、二度とこんな舞台に立ちたくない、とイベントのマネージャーに言い残して、舞台袖から立ち去ります。
 もちろん、彼はコメディ大賞をとることはありませんでした。

あとになってから、その野次を飛ばしていた中心人物は、なんと! コメディ大賞受賞経験者のDYLAN MORAN (
Black Books、Shaun of the Dead他サイモン・ペッグもので日本のオタク界では知名度はそこそこあるんじゃないかと思います)と、SEAN HUGHESだったと判明。

 愛する(当時の)ショーンのコメントが「なんで、そんなことしたのか? う~ん、よくわかんないけど、あのとき、面白いと思ったんだよね~」と、ダルダルでいいです。コレ観たら、やっぱりショーンってかっこよかったな~と、再確認。紆余曲折あってスタンダップの道へ復活した彼を応援したくなりました。そして私がこの世でもっともなりたくない職業は、英国が媒体のコメディのレビュアーです。
(いったい、どんなオチだよ 汗)
 

**追記ですが、イアンのウエブサイトを読んだところ、彼自身この一件を振り返って「あのときは、これがおもしろい、いいものだと思ったんだよね」「なんでこのショーに友人だからといってみな絶賛してくれたのか」みたいなことを書いています。無謀なことだったけどいい思い出として、この一件を納得しているみたいですね。なんか、これを知って、ちょっとホッとした自分がいるのはなぜでしょう。。。



注1:最近では大手の芸人マネージメント事務所に所属していれば、事務所がイケイケのねえちゃんにフライヤー配らせるというすんごい技が話題になってます。しかもこの姉ちゃんたちが、芸人のゲの字もわかってないでフライヤーを配り歩くので、芸人当人にフライヤー配っちゃったりしてるという醜態もちらほら。私が目撃した史上最恐の一幕は、おねえちゃんが、某会場内にあるオープン・カフェで、Tim Keyとボー君が喋ってるところにフライヤーをくばりに割り込んでいったものです。私を含む周囲のオタク男子たちも2人が喋っているのを気づき、みんな挙動不審になりながらも、近くのテーブルにスタンバって、様子を伺っていたところだったので、一同ドン引きでした。。。

注2:一番最近で私が知っている例は、2年前に起きたウェールズ出身のスタンダップ芸人Rhod Gilbertのレビューを書いたインディペンデント紙のジュリアン・ホールの一件。Rhodならではの唯一無二の芸風を、「パターン化されて、意外性がない」と3つ星レビューを書いちゃったんです。いや、芸風だからパターン化じゃないだろう、と。それとっちゃったら、Rhodじゃないじゃん。っていう話なんですが(汗)そんなこと、お笑いオタクでもない普通の客がわかるはずもなく、J.ホールのいうことを真に受けますわな。Rhodは結果激怒して、二度とエディンバラでショーはやらない、と宣言。昨年は一昨年と同じショー(→ソールドアウト状態で観れない人が沢山いたので)を5日間やる程度でした。二度とこないんだろーな。。。本気で(涙)
[ 2011/06/04 20:06 ] Edinburgh Fringe | TB(0) | CM(0)
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