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Go Johnny Go Go Go Go!! ~本物の笑いとイケメンは国境を超える~

開かずの扉状態の英語圏コメディ。しかし、「面白いヤツは人気者=カッコいい」という法則は万国共通。コメディアンにはイケメンが沢山いるのです!ここでは、日本ではほぼ知られていない‘イケメン’コメディアンを紹介します。
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ロンドン編:アラン・ベネットxリース・シアスミスのミュージカル観ました☆Betty Blue Eyes

こんにちは、ロンドンです。


土曜日のマチネ、8歳の娘を「かわいい豚がでるからさ~、歌って踊るミュージカルだからさ~」と騙して観に行きました。


Betty Blue Eyes

チケットの購入はこちら

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英国のコメディ界に多大な影響を与えたアラン・ベネットの作品「a Private Function」を、「レミゼ」とか「オペラ座の怪人」とか「キャッツ」とかのプロデューサーが制作。さらには、リーグ・オブ・ジェントルマン/the League of GentlemenのReece Sheasmithリース・シアスミスが主演で好演中。あの! イケメン(注:イケメンです)かつチャーミングなリース、つい最近もPsychovilleのシリーズ2でダントツ人気だった「Silent Singer」のリースです!



以下、子どもをいいくるめ、コベントガーデン裏へと連行したレポートと感想です。


またしても、完全に旅行記状態なので、たたみます。

さらに進みたい方は、続きを読む をクリックしていただけたら、幸いです。

どうぞよろしくお願いします。

DSC02939.jpg






Novello Theatre 前です。


近所には「ライオン・キング」とか

DSC02937.jpg


こんなもあるのに、かわいそうに・・・。


ちょうど雨もふってきたので、開演より1時間も前に中に入ります。
ちょっと休憩と、入った地下のトイレが、なんかかわいい!

DSC02942.jpg


トイレでシャッターを押して、「恥ずかしいから、やめてくれる?!」と怒られます。

バーでジュースを飲んで、パンフレットを観て
「こんなおじさんのどこがいいの」とクソミソに言われ、虐げられ感に浸りながら、ついに上演スタートです。


<あらすじ>

ときは1947年、戦後まもないイギリス。
物不足で困っている世の中では、Fair Shares/平等に分け与える政策が施行されていました。
もちろん、権力者やお偉い人たちは、しっかりいただいていたのですが、庶民は毎日お肉屋やパン屋にならんで、自分たちの分け前をもらう。たとえ量が足りなくても、それがこの苦境を乗り越える道であり、英国人としての誇り、美徳と耐えて生きていました。food inspectorによる厳しい取り締まりの下、
欲求を持つ事が罪かのような風潮に。

そんななか人々にとっての唯一の希望はエリザベス王女とフィリップ王子の結婚式。そしてあるビジネスマンたちにより、せめてその日くらいは豪華に祝いたいと大勢の人々をごちそうでおもてなしする計画が密かに進行していました。彼らはひそかに不法で豚を養育していて……。


 <リースは一体どこに出てくるのか>

リースは、フットケアを職業とするギルバートに扮していて。これから店を持って開業したい、なんて希望を抱いているけど、うまくいかなくて。ベティちゃんの存在を知り、「この豚を盗んで殺して、食ったる」と計画する役です。でも、ベティのかわいさに、すっかり魅せられちゃって、殺せないんですわ。奥さんのジョイスに「あんた、ほかに立派にできることもないのに、せめて豚ぐらいちゃんと殺してよ」みたいに言われちゃって、僕の生きる価値って・・・みたいな歌歌ったり。夫婦間のやるせなさとかを表現していて、よかったです。

<笑いどころは>
結構クラシックなジョークが展開されていたり、slapstickもあったりで、軽やかに楽しめました。「ああ、私ってメジャーなものを観に来ている!」 という気分に浸れました。


<なぜこのミュージカルが、子どもにとってコクなのか>

 上記まででおわかりのとおり、やっぱり、かなり社会派なお話でした。いや、社会派でもじぇんじぇんいいんですが、じぇんじぇん子どもに容赦ない展開。 アラン・ベネットの作品を別の人がアダプトしてアレンジしたもんだと思っていたのですが、ベネット節をだしまくりな印象を受けました。
 さら~っと、洒落た感じでミュージカル仕立てにしときながら、戦争で夫を失った妻たちの寂しさや、ぎくしゃくした夫婦関係、権力者たちの傲慢さ、ロイヤルウエディングと国民アイデンティティ、「公正な割当」という価値観について、さらには、家畜を食べることに対する倫理的な問題などなどなど、ゲッツリ歌詞で提示しちゃってる。
子どもに意味なんかわかんね~って(汗)
 
 さらには、子どもにとっての最高の引き要素であり、ポスターやその他でさんざんフィーチャーされまくっている豚=ベティちゃんの登場タイムが、前半戦の後半にさしかかったところ。しかも、話にはでてくるんですけど、出番って・・・3-4回?(爆) まばたきバッチバチして愛らしい一方、おならしまくって、観客の笑いをわしづかみ。でも!出番少なすぎる。。。(涙)子どもたちみんな手持ちぶたさで、バリッバリ身体引っ掻くし、お菓子ボリボリ食べるし、うちの娘なんかは、給食に出るたびに必ず残すほど嫌いなハーゲンダッツのアイスを、全部食っちゃってました。


 <感想>

○豚関連の宣伝文句に騙されてはいけない。
○豚が一番かわいくて魅力的
○アラン・ベネットさん好きにはおすすめ。
○リースの出番はいっぱいなので、リース好きにもおすすめ。
○おばあちゃんやfood inspectorなどキャラたってて、笑えました。
○イギリス社会について結構学べる、もしかしたらよい「イギリス・ガイド」かもしれないです。


以上、おそまつでした!!!


[ 2011/08/08 07:05 ] the League of Gentlemen | TB(0) | CM(0)
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