Stewart Leeです。

今年は「育児」で忙しいので、エディンバラには行かないよ、と言っていたStewですが。。。
いつもの場所The Stand Comedy Clubでやるときき、速攻でチケを確保しました。
Stewの場合、盲目的な信者ともいえる「固定客」が相当数いるので、フライヤーの1枚も作らずとも、宣伝せずとも、口コミだけで数ヶ月前からソールドアウトになります。(だから上の写真も、テレビ番組「Comedy Vehicle」の使い回し)
しかもこれ、立ち見席分も出しているんです。
というわけで、以下、その全レポートです。
個人的には、英国で一番かっちょいいコメディクラブだと思っている
The Stand Comedy Clubの様子もおさめました。ご興味ある方はぜひ 続きもお楽しみいただければ幸いです。
The Stand Comedy Clubは、他のハコでやっているコメディと距離を置き、オレたちはあの商業的なマネージメント事務所(Avalon とか、Avalonとか、Avalonみたいな事務所とか)たちとは一緒にされたくないぜという芸人さんたちが集まっている、ゴリゴリとしたところです。

チケットをとりに、BOX OFFIcEへ午後4時過ぎに着いたところ、
きゃあああああ!! Stewご本人様の入り時間と一緒っ! 
タクシーから下りて、ハコに入るまで、
数秒、ストーキングしました。↑あの、常識あるファンだったら「一緒に写真とってください」とか無理なんで。この距離でも充分、一線を超えた感があり、ビクビクです。
BOX OFFICEの前で関係者の方とにこやかに話をするStewの横を行ったり来たりしてチケットをゲットした後、しばらく周囲をふらふらして時間をつぶします。時間は4時半。4時50分開場ですが、これより15分は前に並んでいないと、席確保が難しいため(→立ち見で1時間15分観なければいけなくなる)周囲の写真をとりつつ、The Stand Comedy Clubへもどることに。

ほら、華やかさのかけらもない感じ。
この角を曲がったところで、、、ご本人が立ってらっしゃるので、写真がとれなくなりました(涙)
なんでかっていうと、
このフライヤーを客の1人1人に配るために、立っているのです。

奥さんBridget Christieのショーのフライヤーです。。。(汗)
ダンナさん自分で配ってます。はい、自分がLow Profileだというイメージを客に植え付けるためのネタ以外の何者でもありませんね。彼の笑いのスタイルの一つは自分がいつまでもメジャーに売れない、アングラコメディアンだ、というところから来ているわけなので、こうした細やかな小細工一つ一つが生きてくるわけです。
ちなみに開場前の様子。

コメディクラブ内。むっちゃかっこいい!!

ちょっとすると、こんなに立ち見が……

そして5時15分。ついにStewart Lee登場~~。
<感想>
相変わらずのStewart Lee節満載でした。
冒頭でオサマ・ビン・ラディン暗殺の話や、暴動の話など政治がらみのネタを出し沢山の伏線を貼り
自分が無神論者なのに奥さんが信仰深い、とか。
暴動のせいで、自分の“売れてない”DVDの在庫が全部焼かれちゃって、家にあるだけの在庫をショーの後に売る、とか。
息子がスクービードゥにハマっていて物事を把握するときにスクービー・ドゥの世界から考えてしまう、とか。
某芸人(=Dave Gorman)の体当たり実験スタイルのコメディみたいな、冒険に満ちたことがやりたいと、実家との行き来で見つけたThe world of LeatherとかThe PC worldとか、なんだかすごい世界が広がっていそうな店に入ってみたけど、ちっともすごい世界は広がっていない。。
などなどなど。まだ他にも沢山あるのですが!!
どこまで嘘でどこまで本当かわからない話をしながら、とりとめもなくだらだら話しているようで、じつは、どっかのネタがどっかと関連していて、ダブルまたはトリプルで笑える仕組みになっています。
1回みただけじゃとりこぼしているところが沢山あると確信してしまう1時間15分でした。
チケットをなぜ1日分しか確保していなかったのか、大、大、大後悔。
あああ、もっかいみたい、もっかいみたい、もっかいみたい。
DVD化をせつに願います。