クリエイターのSam Bain氏がツイートで、

って教えてくれたのが、番組オンエア前の。。。1時間前?(萎)
目の玉が飛び出るほど驚いて、
4oDだと広告がすっとばせなくてタルイので、SKY HDレコーダーの元値をとるため録画しました。
よく考えたら、主演のジョー・トーマスはジョニー・スイート君と一緒に組んで活動していて、
ジョニー・スイート君とバスデンさんはPartyでも
Hard to Tellでもつながっているわけだから、
全然あり得る話なんですが、
もはや問題は、バスデンさんがPRが上手になるか否かではなく、
ファンはいつになったら、この「寝耳に水」状態でオンエア情報を得ることに慣れるのか、です。
天才のファンでいるのは、、、、また修行がいるのです。
というわけで、以下は「
FRESH MEAT」最終話の感想です。

Fresh Meatについてのブログ内記事は
こちらや
こちら
(注:すいません、まだバスデンさんの記事はブログ内に散乱してます。検索かけるときっと鬼のようにでてきます)
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正直に言おう。
ダルダル気味だった(汗)「FRESH MEAT」に
知的なクライマックスと、ホロリ涙とオフビートな笑いをもたらしたのは、
やはり天才、トム・バスデンだった!!!
第1話のあらすじと感想を書いたときに、”これは(汗)コメディよりのSkins?”と小首をかしげていたのですね。というのも、コメディとシリアスの割合がなんか不明で。
たしかにクリエイターであるSam BainとJessie Armstrongの両氏がインタビューで
「コメディでもあるけどシリアスな要素も入れている」
とさんざん言っていましたし、(
テレグラフ紙とか)
絶妙な割合なのかどうか、キャラ紹介でいっぱいいっぱいになる第1話ではよくわからないし。
そのうえ、このコメディドラマって、英国ではめずらしく、
クリエイター(たち)がず~っと脚本を書いているのではなく、
細やかな決め事のもと
Baby Writerと呼ばれる、明日の英国エンタメ界をしょってたつ希望の☆たちが、次々とエピソードを担当して
いたんですね。
ということで、第2話へと見送っていたわけです。
。。。。。
で、第3話へと見送ったわけです。
。。。。。
で、第4話へと見送ります。。。
第5話あたりからオタクコミュニティのなかで、すごくいい評判がちょっとだけ聴こえるようになりまして。
でも、第4話あたりから、こっちのモチベーションが低くなっちゃって。
もう、お母さんが家事やったり編み物したりしながらの”ながら観”状態に。
(やってはいけない態度なのですが)
なので、評価の高い第5話でどんな変化が起きたかぼーっとスルーしたまま、第6話へ。
(ということで、皆様、第5話は注目らしいです)
第6話~7話では、波に乗り出したみたいで、大絶賛をする声がちらほら。
物語も佳境にはいってくるので(はい、6人それぞれきちんと話を広げて盛り上げていました)
ノリで見れちゃうという感じです。
で、シリーズ1をしめくくる第8話に来たわけですが!
バスデンさんは、各登場人物のキャラクターを見事なまでに昇華し、笑いとアイロニー、そしてフィナーレらしい感動で締めくくってくれました。
特に JP抜かした5人が一同にポッシュ・ディナーを囲むシーンの秀逸さといったら!!!
(=大学の教授と関係にあるOregonが、なりゆきでフラットに新居を構えることになり、そこで食事会を開くわけです。)
教授と仲のいいウクライナとかイラン出身の友人と一緒に食事をしながら、互いの文化について語り合い質問し合ったりする。「イギリスの若者文化」というオブラートに包みながら、各登場人物が喧嘩の続きを行い(kingsleyとjosieの関係は最悪の絶頂であり、VodがOregonに険悪モード。教授がOregonとつき合っていることで、彼らのプライベートスペースもじゃまされ、みんなpissed offみたいなところなど。)それぞれのキャラを全面に出していく、っていう。
身震いして、(感動の)涙が出ました。
あれだけで一本の寸劇です。ホントにバスデンさんはソリッド・シチュエーション・コメディが天才的に、とびぬけて、面白い。しかもバスデン色が効いてる。
すでにキャラクター設定もガッチリ決められてて、ストーリー展開も決まってて、ガチガチに枠ができちゃってるのに、自分の色を出すまで作れるって・・・・くううううううう!!!
かっこよすぎです!!!(だめだ、愛がでかくなる一方だ!!)
このシリーズのトリを飾る作家がクリエイターのSam Bain とJessie Armstrongの両氏じゃなくても
いいんだと証明し、今後のイギリスのエンタメ界に大きな、大きな役割を果たしたと思います。
(いや、バスデンさんはBaby Writerではないと思うのですが、どうにもこの才能を持ってしても、まだ第一線で活躍、、、というところまで到達していないわけで、、、その意味ではbaby writerだと思います、はい)
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今はもう、「オックスブリッジ」じゃなかったらTVで活躍できる道はない、ということはなくなったのですが、
まだまだイギリスのエンタメ界、とくにコメディに関しては、エリート主義な体制が構築されていて、
才能のある若手がなかなかチャンスが与えられないでいる状況です。
Bain & Armstrongの両氏はこの状況について「だから(イギリスには)アメリカのような新しい才能の輩出量がない」と言い(たしか
テレグラフ紙)この「Fresh Meat」で「才能ある作家が活躍できるように導きたい」と。
第8話を見る前までは、
「いや~、イギリスはイギリスらしく、クリエイターが脚本をきちんと全部丁寧に書いた方がいいんじゃないの?それやってないから、(コメディとドラマの割合が)緩くてタルいんじゃないの?」
と思っていた私ですが、この第8話で、考え変えました。
はい、こういう形でもっとデキる作家に活躍の場を与えていったほうがいいと思います!!!