Go Johnny Go Go Go Go!! ~本物の笑いとイケメンは国境を超える~

開かずの扉状態の英語圏コメディ。しかし、「面白いヤツは人気者=カッコいい」という法則は万国共通。コメディアンにはイケメンが沢山いるのです!ここでは、日本ではほぼ知られていない‘イケメン’コメディアンを紹介します。
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アンドリュー・マックスウェルは今年も最高!☆Edinburgh Fringe Festival 2012

ついに始まりました!
ヨーロッパ一のお祭り王国・スコットランドのエディンバラが誇るパフォーミング・アート祭り
エディンバラ・フリンジ・フェスティバル。

Edinburgh-Fringe-Festival.jpg

街中お祭り騒ぎです。街歩いてるだけでコーフンします。

これからしばらく需要もないのに、ガンガン見物レポートをアップしていきます。
スコットランドへのご旅行を計画の方、
英語圏コメディにご興味のある方、
ナマの笑いを調査中の方、
ぜひぜひご参考にしてください。


記念すべき今年の見学レポート第1弾は、
かわカッコいいのにドスのきいた声で「ふぁ●く」のスタンガン攻撃をぶっぱなし、バッタバッタと時事ネタを打ちまくるアイリッシュ・コメディアンのアンドリュー・マックスウェルです。(もう、何度もこのブログではベタぼめしております)

andrew-maxwell-that-s-the-spirit_26210.jpg

チケットはこちら。
http://www.edfringe.com/whats-on/comedy/andrew-maxwell-that-s-the-spirit


コメディ部のKen君が ちょいと早い7月にロンドンで鑑賞した感想レポートをここにアップします。
アンドリューがかっちょいいところは、構成は同じですが、同じネタを話さないところ。
事実、本日(8月1日現在)私が見た彼のショーは、要所要所をのぞきKen君が見たものとはガラリとネタが変わっていました。ロンドン/スコットランドという場所の違いや、その日の客層の違い(ゆえにイスラムの話ではなく、ユダヤ人とか、モルモン教とか。オーストラリア人の話ではなく、アメリカ西部のマッチョマンな男の話とか)手元にA4紙にメモったネタのセットリストを、見ながら、「あまりに喋りたいネタがあるのだが喋り忘れてないだろうか、オレ」とばかりに、チロチロ確認しながら「あ、この話しなきゃ!」みたいな。


地域ネタでも彼は、きちんと説明をしてくれるので、大丈夫。
普段新聞やニュースを普通に追っている人へのおすすめ度は☆☆☆☆☆です。


では、以下、アンドリューの感想です。



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スタンドアップ・ショウ「アンドリュー・マクスウェル」篇

 英国コメディの虜となって以来、早3年弱。遂にスタンドアップショウデビューを果たしました。記念すべきデビューの地となったのは、ロンドンのudderbelly festival。そして、ホストは、アイルランド出身のコメディアン、アンドリュー・マクスウェル(英国コメディの虜とか言っておきながら、デビュー戦はアイルランド人となりました。汗)会場は思っていたほど大きくなく、お客さんは300人くらいでしょうか。軽く全体を眺めてみてもアジア人は、自分1人。目立つだろうなぁ…いじられたらどうしようとドキドキしながら座ってました。すると、アナウンスとともに拍手を煽りながらアンドリューさんが登場!

 そんなアンドリュー氏、出てくるや否や、早速、観客のひとりをイジり出しまして。最前列に座っていた眼帯をした中東出身の顔立ちの男性客。「お前、中東の海賊かなんかか?笑」と。そこから、「イスラム教のやつはいるか?」と本題に。誰も手をあげず、イスラム信者はいない、という雰囲気が会場に流れたところで、「Let’s talk about them」。この一言が強烈すぎて、その後、何について話したかあまり覚えていません(汗)。確か、ロンドンにいるイスラム信仰者を揶揄するような話でした。ベンシャーマン着て、ビール飲みながらコックニー・モスクで叫ぶような「お前、本当にイスラム信者なのか?」という(笑)。

 それから、アイルランドとイングランドの関係についても。「過去のことなんて、もう水に流そう。アイルランド人は、もうイングランド人を憎んでいないし、許してやるよ…君たちに頼らないとやっていけないからな(泣)」という自虐的なネタ。この辺は、別の動画も上がっていたので、鉄板ネタなんじゃないでしょうか。



それから、個人的におもしろかったのは、フットボールネタ。チェルシー所属かつイングランド代表でもあるジョン・テリーによる、アントン・ファーディナンドへ向けられた試合中の差別発言に関するお話。ジョン・テリーは試合中、アントン・ファーディナンドに向かって「Anton, you f***ing black c***」と言ったみたいです。そして、その姿がカメラに捉えられたために、当然、多大な非難を浴びることに(本人は口元を手で隠していたらしいですが、あいにく横から撮られてたと)。それに対するテリーの言い訳が、俺は「Anton, you f***ing blind c***」と言っただけだ、というもの。すると、批判の度合いが一気に治まったらしいんです。ここまでの経緯を聞いていて、おかしな話だと思っていたのですが、アンドリュー氏も同感だったようで、そんなんでいいのかと疑問を呈していました。「黒人に対する差別では大騒ぎするのに、盲目の人たちに対するものならいいのか(What about the blind?)。それに、この国にいるC***sはどうなる(What about the c***s?)」と。「ロンドンの80%はC***sだしな」とまで言ってしまう始末(笑)こういう差別のような扱いの難しい問題を笑いに変えて、問題提起というか、考える機会を与えてくれるのは、英国系コメディっぽいなぁと感じました(アイルランドだけど)。



 それからもうひとつフットボールネタ。今度は、宗教がらみの話。スコットランドのグラスゴーには、レンジャーズとセルティック(かつて中村俊輔選手が在籍し、黄金期を築いたチーム)という2つのフットボールチームがあって、そのサポーターのルーツがそれぞれ、プロテスタントとローマン・カトリックに別れているのですが、ローマン・カトリックのルーツがアイルランドということもあり、お互いにいがみ合っているというお話。レンジャーズが下部リーグに降格したため、「実際には1チームしかないみたいなもんだけどな。わかるだろ?笑」とぶっこむあたりはさすがだなと笑いましたが、このトピックについては、笑うというよりは、お勉強感の方が強くなってしまい、そうなんだ~と感心しながら聞いてました。

 

そうこうしている間にタイムアップ。が、アンドリュー氏はナイスガイなので、「もうちょっと話してもいいだろ?」と延長。オーストラリアのパブでの出来事を話し始めました。お店に入ったところ、ソファでとある中年カップルがコトに及んでいたと(この時点で意味不明でした汗)。パブなので、ビールを飲んでいたらしいのですが、やはり彼らが気になってしまうと。しかし、角度やタイミングのせいでやたら男のケツが見えたり、男と頻繁に目が合ったりという展開になってしまい、自分が男を見つめていると思われたくないあまり、とっさにthumb upして終わるという、でっち上げじゃないの?と思うほどのお下品な話で締めくくり、彼は意気揚々とステージから去って行きました。周囲が拍手している一方で、自分はポカーン…。自分が理解している(と思っている)英語が間違っているのか、話自体がトンチンカンなのか意味不明すぎて、頭の中の整理が一瞬つかず、ショック状態に陥ってました。


 というわけで、僕のデビュー戦は、差別、宗教、フットボール、下ネタという割とついていきやすいトピックが多く、アクセントもほとんど苦にならなかったので、周囲のお客さんの笑うタイミングに遅れることも少なく、大健闘したと思います(笑)。ゲラゲラという大笑いではありませんでしたが、小さな笑いの波がコンスタントに続き、大いに楽しんだ1時間でした!

[ 2012/08/02 08:35 ] Edinburgh Fringe | TB(0) | CM(0)
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