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Go Johnny Go Go Go Go!! ~本物の笑いとイケメンは国境を超える~

開かずの扉状態の英語圏コメディ。しかし、「面白いヤツは人気者=カッコいい」という法則は万国共通。コメディアンにはイケメンが沢山いるのです!ここでは、日本ではほぼ知られていない‘イケメン’コメディアンを紹介します。
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The Thick of It 他の英国風刺といえば!のイアヌーチせんせいガーディアン特別インタビュー概要


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今日はおくればせながら、先日のイアヌーチせんせいのインタビュー記事をポイント抽出。
需要がなくても、突き進みます。

http://www.guardian.co.uk/media/2012/sep/02/armando-iannucci-andrew-rawnsley-interview?intcmp=239

ポイント解説します。(引用は上記のウエブ・ガーディアン紙2012年9月2日)

● なんと、今週1話目に(私の)タッカーさんは登場しないそうです!(号泣)が~~~~~ん。

● イギリスの政治家たちの間でも絶大な人気を誇るタッカーさん(苦笑)マジかよ、それでいいのかよ! 政治界にとって現実にいたら愛すべきキャラといえるのかいな? みたいなツッコミ、イアヌーチ先生の脳内にも飛び散っているとか。”どこをどうまちがっちゃったんだ? 汗

● というのも、10ダウニングストリートにお住まいの、”その筋”(笑)の方々がですね、撮影中のタッカーさんことカパルディさんをとっつかまえて「うわ~!タッカーさんだ!一緒に写真とってください!」なんですって。(マジっすか?) イアヌーチせんせい「もちろんマルコム・タッカーが「スター・ウォーズ」のダース・ヴェイダーや失楽園の悪魔みたいな立ち位置になってくれたらいいな~とは、思うけど、でもタッカーって最恐のクソやろうでしょう? なんでみんな「俺は”クソやろう”になりたい!」って憧れるのかな。この現象って、ある意味”政治”について物語っているよね。

●イギリス人よりアメリカ人のほうが”民主主義”を理想化しちゃっているので、「Veep」って危険な賭けだったのでは?という質問に対し「そうだね。(略)だからアメリカでVeepを放送ってなったとき、”これアメリカ人にウケると思う?”ってよく聞かれた」

 不安がのしかかってオンエアされた「Veep」は、大ウケ。エミー賞にノミネートまで評価されるものとして大成功となったわけですが、それは偶然でもなんでもなく、ものすごく緻密なリサーチと、キャストと制作陣による信頼関係なしでは成り立たなかったものみたいです。ワシントンのリサーチャーを雇い、キャストの面々とは「これちょっとイギリスっぽい」っていうものはことごとく修正していったそうです。

● 私が知るなかでは、ここではじめてイアヌーチせんせいのおいたちの詳細が暴露?されてます。
イタリアで反ファシストな記事を書いていたジャーナリストをしていたお父さん、終戦とともにグラスゴーへ移住したそうな「グラスゴーにやってきたけれど、英国民ではないので、選挙権はなかった。”オトーさん、選挙で投票できなくてイライラしない?”とイアヌーチ少年が尋ねると”いやあ、前回のイタリアの選挙(オトーさん投票したけど)ムッソリーニが当選したからね”と父。「だからね、投票の価値は?みたいなところがあるよね」

 一方、イアヌーチ母は第1世代からの(学術的情報だと、この表現??ですが、戦前からの、っていう解釈でよいのかにゃ?)イタリア人移民世代の家族の娘だったそうです。そのため英国民と溝ができないようにと、イアヌーチ少年はイタリア語をおうちでしゃべることはなく、「結果、スコットランド人ともイタリア人ともどっちつかず」というアイデンティティを確立していました。→ これが、イアヌーチせんせいの一連の風刺コメディにある「一歩引いた目線でものごとを見る」っていうあのドライな感覚とつながっていたのか!

● ところで、これだけ風刺をやっておきながら、OBEもらっちゃったのは、なぜ?という質問に「いや、もらったら、面白いと思ったから」って返すところは笑っちゃいました(爆 とにかく自分みたいな人間がもらったら、そりゃ面白いだろう、と。でもそれをネタにしようとは思ってないご様子。
「正直いうと、気にしない。どっちでもいい。けど(拒否しないで)もらったら面白いと思ったんだ。母親に報告するのが楽しみだったもの。(そりゃ、オカーさんビックリだって 汗)」

 「ぼくの母方の祖父は、イタリア人だという理由だけで第二次世界大戦で捕まり収容所に入れられたんだ。だから、ほら、コレ(OBE)見ろよ、誰にも文句いわせない、俺たちは立派な”英国人”だよ 的な要素がOBEに込められているというか。オカーさんもう、心配しなくていいよ、みたいな」

涙 はい、ご存知かとは思いますが、英国のイタリア人コミュニティって第二次世界大戦でムッソリーニがヒットラーと組むって宣言して、エライ目にあったんんですよね。ずっと仲良く暮らして来たのに、第1次世界大戦では英国軍としてウォーって戦ったのに、いきなり敵扱いっすか?!(絶望)みたいな。。。
 予想できないわけじゃないですが、イアヌーチ氏の生い立ちにそのような重い歴史があったということがハッキリと全面にでて ど~~~~~~ん、となります、

とはいえ、これ以上の勲章は、シャレにならなくなるので、「もういらない」(笑)らしいですけど。

●The Thick of It シリーズを振り返るせんせい

「第1シリーズ時は、ブレア内閣とイラク戦争の頃。「首相に一点権力集中みたいな政府+いじめっこグループがいて、各省の大臣にあーだこーだと命令。大臣その他が振り回され……というアイディアだったんだけど、

「第2シリーズ制作時では、ちょっと政治家に同情しはじめてたんだ。国民が政治家に「パーフェクトでいること」を要求しプレッシャーを与えている。当選した政治家なんだから、世の中の問題も解決策もお金の面も、すべてお見通し、すべてスムーズにすすめてくれるだろう、っていうプレッシャー。なので休みなく働いている政治家たちに同情しながら作ったかな。

 今回の新シリーズでは、もっと根底部分につっこんで展開。「もうこの政府のシステム自体が絶対にうまくいきっこないよね、という見解をもとに制作したんだ。その主な理由としては、政治家たちが政治以外の経験がないってことにある。政治学科を卒業して、リサーチャーになって、アドバイザーになって、政治家になるっていう「政治家としてのキャリア」しか積んでない。結果、39歳で内閣メンバーに任命、、、

 「たしかにこの政治システムでうまく回っていくという見解もある。けれど、政治家は「失敗揺る去るべからず」って気持ちにならないことだと。時間かけてもいいから、もっと専門家の話を聞いたりしてもいいんじゃないか。だって1年半厚生省にいた人間が、いきなり防衛庁に行ってもねえ。。。」

 イアヌーチせんせい自体、解決策が見えているわけではないとおっしゃってますが(あたりまえだっつ~の 汗)、「とにかくちゃんと機能してない」と。

●The Thick of It シリーズのオンエアに関して
「ラッキーだった」とイアヌーチせんせい。「当時(2005年頃)ちょうどBBC 4が放送開始になり、かなり実験的な番組を求めていたんだよ。だからやらせてもらえたんだと思う。もし成功しなかったら、それで打ち切りだったと思う。そんなに予算もなかったから、スピーディな撮影フォーマットを使った。

●よくもわるくも(爆)英国民の政治観察の仕方にものすごい影響を与えてしまった番組になってしまった「The Thick of It」イアヌーチせんせい、もう、そろそろこの番組でできることは全部やりきっちゃった感があるみたいです「多分このシリーズが最後になると思う。特番なんかはあると思うけどね」と(涙)今はインターネットの権力者会に興味が。。。
「マイクロソフト、グーグル、フェイスブック。。。20代で億万長者になっちゃった人たち。25歳で億万長者で、世界中の誰もが自分の存在を知ってるって。。。そんな状況下、人ってどうなるんだろう?
ほら、権力がどんどんもともとあったところと別のところにシフトしているよね。」

 なんと、すでにHBOとシリコンバレーを舞台にしたこのネタの番組を契約しておるそーな。

いやいや、次の作品の前に、タッカーさん、タッカーさん、タッカーさんをみましょう!
[ 2012/09/07 23:12 ] The Thick of It related | TB(0) | CM(0)
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